これだけは、そのままで！

イングランド敗退に関する話題について述べた際に
リーグの繁栄と代表との繋がりについて、少し話題にしましたが・・・

私自身のそもそもの考え方として、
代表よりもクラブチームのサッカーの方が「上」という考えがあります。
１年間を通して「チームが形成」されるワケですからね。その点、代表というのは
ある期間だけに召集がかかり、その期間でチームを形成しなければならない。

サッカーの「面白さ」という点においては、必然的にクラブチームに傾いて
しまいます。

この考え方は、やはり「チャンピオンズリーグ」が誕生したあたりから
でしょうね。

私は、海外でのサッカー観戦経歴（セリエだけですが）は
ありますが、ワールドカップを観戦したことがありません。なぜかというと
同じ金額、またそれ以上の金額を払うのであれば、「面白い」方を選ぶという
前出の考え方に従っているからです。

が、しかし、ワールドカップという独特の雰囲気は、また各国リーグとは
異なるので、観戦する価値が失われるか？というと、そんなことはないですからね。

これだけ、クラブチーム、各国リーグを持ち上げましたが
最近の選手たちの、自国代表に対する捉え方には、少々、残念に思います。
選手と直接契約を結び、サラリーを支払っているのは、各クラブです。

各クラブで活躍することで、代表に選出され、代表の一員となり活躍する。
そういう図式があったのですが、最近は代表で活躍しなくとも、自分の「品評会」
の場が他にも用意されていますからね。

代表は、唯一「名誉」だけを得られるものとの認識もありますが
その認識すらなくなりつつあるように感じます。
面白さという点を求めることは否定しませんが、「代表」という「格」の維持
については、変わらぬ様、望みたいです。



雅１０４