「あおいろ、だった！」

2歳半になり、その小さな体から言葉が溢れるように出てきた今日この頃。
ママは小人さんがお話できるようになったらどうしても聞いてみたいと
思っていたことが１つ、ありました。


「ママのお腹の中はどんな色をしていた？」

最初は何気なしに聞いていたこの質問。

そんなこと覚えているはずがないけれど
そもそも色なんてない世界のはずだけれど

ここにきて
なんとなく、どうしても

ママと小人さんがつながっていたあの頃の微かな記憶を
確かめて、
残して、
心に留めておきたかった。


ほんとうに馬鹿みたいなことですが
2歳を過ぎて言葉が出始めた頃から
「小人さんが何色だったか忘れないうちに」と
ふと思い出しては聞いていた私だったのです。

「ねえ、小人さん。ママのお腹の中は何色だった？」





そして今日

「小人さん、ママのお腹の中は何色だった？」

いつもは「？」となる小人さん。


ほんの少し、
ほんの少しの沈黙のあと、

「あおいろ、だった！」

大きな声で初めて、そう、答えてくれました。


そうか、ママのお腹の中はあおいろだったんだ・・・

不覚にもふいにぽろりと涙がでてしまった私。
そしてそのぽろぽろ涙はしばらく止まらず・・・
なんで、泣いてしまったのでしょう。
小人さんは「えんえん？えんえん？」といって
自分の小さな手でママの涙を拭いてくれました。
ああ、あったかいなあ。。。


今、そのあおいろをお腹の中の子も見ているのでしょうか。
その中をふわふわ浮いているのでしょうか。


へんなことを書いてしまってごめんなさいね。

小人さん、ありがとう。
涙もろいママでごめんね。
急いでおにいちゃんにならなくていいからね。
さあ、抱っこしてあげよう。
ゆっくりみんなで歩いていこうね。
愛しているよ。
愛しているよ。