秋田犬のらんらん便り

秋田犬LOVEな夫婦です。秋田犬5代目のらんらんとの生活を綴っていきたいと思います。よろしくどうぞ!

わんこの健康白書 ③ 漢方薬

2008年07月29日 | わんこと健康
          
               志賀草津道路の横手山ドライブインにて

漢方薬という選択

私が西洋薬の対症療法でうまくいかない時、次に行なってきた治療が漢方薬の服用だった。生まれた時からお世話になっている女医が今でも診療を続けていて、漢方もかなり勉強されている。もう何十年もそのときどき、漢方薬の服用で体調を調節し、元気にしてもらっていた。

そんな訳で、今回、雪にも漢方薬はどうかと思うようになり、雪の主治医に率直に話をしてみたところ「いいんじゃないの?」というお返事をいただいたので漢方薬を試してみることにした。

漢方といっても多種多様。雪の皮膚の状態に合う薬をネットで検索しまくった。「犬の漢方」というのもあったけど、効用や成分を見ると「オールマイティ」という感じ。漢方治療を主体とした動物病院もあったけど場所が遠くて通いきれない。そこで以前より私が出してもらっているT社の漢方薬で探してみた。

本来、漢方薬は『証』を診なければいけないのだけれど、薬効を見て「これは合いそう」と思うものが二つ見つかった。一つはおできなど出来易い症状用、もう一つは慢性湿疹用。さてどちらがいいのか? 慢性湿疹用の効用には「痒みが強く、分泌物があり、かさぶたが出来るような慢性湿疹に」とある。働きとして「皮膚の赤みや痒みを発散し、分泌物を押さえ、また、そのようになりやすい体質を改善する」とある。また効能として「分泌物が多く、痒みの強い慢性の皮膚病(湿疹・蕁麻疹・水虫・あせも・皮膚そう痒感)で、長年治らない頑固な皮膚疾患で、夏期または温暖時に悪化しやすいもの」とある。

「これだ、これだよぉ~。雪の症状とピッタシじゃん!」
素人療法で危険な面もあると思う。でも今では藁をも掴みたい状態。しかし上手くゆかない時には「止める」・「主治医に相談する」という選択肢を常に頭の中においてある。


投薬開始

近所の薬局に販売しているかどうか尋ねたが、取り寄せになるとのことで信頼できそうなネット販売からT社のものを入手することにした。数日後、届いた漢方薬を早速、飲んでもらうことに。漢方薬は食前にお湯に溶かして飲むのが一番効果的?と言われて、私もずーーっとそうしてきたので、雪にもそうしてあげることにした。

2008年6月17日の朝から飲み始める。
一日の量は人間の大人の半分。年齢でいうと4歳~7歳に与える量。
少し少ないかと思ったが副作用の事を考えて少量から試していくことにした。
1日2回、食前に漢方薬をお湯で溶かし、水を加えてぬるくしてあげる。

最初はどうかな?と思いつつ、そのままあげてみた。飲まない。そりゃそうだ薬臭いもの。犬にとったらすごーーーい臭いなんだろうなぁ。なのでその中に肉の切れ端を入れてみた。肉を食べたい一心で茶碗の中に舌を伸ばすが、薬臭さを嫌がる。
う~ん。ダメかぁ。次に雪の好きなヤク○トを少し入れてみた。「ピチャピチャ」
「おぉ~。飲んだよぉ」。これでもダメだったら、子供が薬を飲み易くするゼリーがあるので、それにしてみようと思っていたけど、何とか飲んでくれたのでしばらくはこの方法で続けてみようと思っている。

飲み始めて1週間。食欲不振や下痢など不調を訴えるような症状も出てないので、悪くはなさそうだ。

2週間経った。しかし状態は変わらない。そりゃそうだ。漢方を2週間で結果を見るのは早すぎる。体調もすこぶる良さそうなので、もう少し量を増やしてみることにした。雪の体重は26kg位だから人間の年齢でいうと8歳の男の子位らしい。
はて、量を増やしてどうなるか? そして半量から3分の2包の量に増やしてみた。体調は変わらない。元気だ。この量でも大丈夫そうだ。おそらく体重の事を考えるとこの量で進めていくことになるだろう。


経  過

先週末、薬をもらいに行った時に、皮膚の状態を診てもらった。
相変わらずポツポツ赤いところがあるがこれは真菌ではなさそうとのこと。
となると漢方薬も少しは効いてきたのか?…と思いたい。

7月10日。「今日はどうだろう?」と毎朝チェックをする。足の裏、指の股、お腹の皮膚の色が真っ赤から肌色になっている。所々まだ炎症がありそうな濃いピンク色の所もあるけれど…。そう言えば、ここ2、3日、夜中にボリボリと掻く音を余り聞いていない。って私が熟睡してて気づいてないだけかも知れないけれど。


7月14日。飲み始めて約一ヶ月が経とうとしていた。
象の皮膚の様に黒く色素沈着したところも目立つが赤みや発疹はかなり少なくなって良い状態に見える。


7月15日。前回から10日ほど経って、またマイクロバブルにつれて行った。
スタッフさんから「シャンプーしたては少し赤みが出ますが、スグ治まりますから…」と言われていたので、そうゆうもんなのかなぁと思っていた。でも、シャンプーから帰ってくるとボリボリ掻き始める。「刺激されたからかも…」と思いながら過ごしたが、やっと良くなっていた個所にまた赤いブツブツが出来ている。それが相当痒いみたいでかなり掻くので、また悪化してしまった。
「あのまま(良くなった状態)でもう少し様子を見れば良かった」と悔やまれる。
「マイクロバブル浴とその後のドライヤーでの乾燥などで刺激を受けなければあのまま良くなっていたかも知れない…」となると私が毎日欠かさない、患部の拭き取りも刺激になってるのだろうか? そんな思いが脳裏を駆け巡る。

父さんと話し合った結果「余り皮膚に刺激を与えない方がいいんじゃないか…」ということで暫くは静観することにした。


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コメント (10)
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