ちょっと、なんで課長、あんなに私に厳しいの。なんで店長、私だけに、ガミガミ言うのよ、なーんて悩み抱えてる人、いませんか?
幸福の科学の大川隆法先生は、『幸福の科学原論②』(幸福の科学出版)で、こう教えておられます。
むしろ自分に厳しくあたってくれた人のなかに、本当は自分を愛してくれていた人がいたということを知ってください。真実そのとおりなのです。他人に対してこういう厳しい姿勢をとるということは難しいことなのです。
なぜかというと、人間には根本的に人によく思われたいという気持ちがあるからなのです。人によく思われたい。思われたければどうするかというと、厳しいことは言えないのです。言わなくなるのです。そのほうが利口だし、上手に生きられるからです。あえて言ってくれた人に対して、あえて怒ってくれた人に対して、やはり学ぶべきものがあるし、敬意を表さねばならないのです。こういうことにもどうか気づいてください。
とくに女性の方は、このへんがわからないのです。いま述べたように、男性にはそういう高等戦術があるのです。憎くもないし、本当はかわいいと思っているし、本当は認めていても、人前で怒ったりするような男性というのはいるのです。こういう人はそうとう腹のある人です。女性はこのように厳しく言われたりすると、「ようするに私が嫌いなのね。」と思い、プンとして外を見て、意地意をしたり、邪魔をしたり、言うことをきかないなどということをけっこうするのですが、もし男性の上司で怒る方がいたなら、なぜそうされるのかをよく考えてみてください。
それは、必ずしもあなたを嫌いだからということではなく、現在のあなたのそのあり方が、他の女性から見てどこか浮き上がっているようなことがあると思うからなのです。嫌われているとか、本当はものすごく陰口を言われていながら、本人が気がついていないだけとか、こういうことはたくさんあります。このようなときに、あえて苦言を呈する人がいるのです。これに気づかなければなりません。意地悪されているだけと思ってはいけません。男性にはそういう考え方ができるのです。
(203~205ページ)
あなたに厳しくあたる人のなかに、むしろあなたを愛してくれている人がいる。
あなたのあり方がまわりに嫌われているようなときに、あえて苦言を呈してくれる人がいる。
これに気づかなければならない──。
このお教えを大川隆法先生が説かれたのは、幸福の科学が立宗されてから日が浅い、1989年のことです。
昔、このお教えに触れたときには、よく意味が分からなかった気がします。
でも、それから時間がたち、自分も歳を重ねて、改めて虚心にこの法を味わってみると、最初の頃は分からなかった、このお教えの深さ、鋭さが、ほんとに心に染み入ってくる気がします。
人とのトラブルというのは、相手の立場でものを見れるときに、その大半は解決して行くものだと思います。
要は、それが「認識力」が上がった、つまりは「悟り」が上がったということでもあるのではないでしょうか。
大川隆法先生の書籍は、その広い視野を得て悟りを上げるための材料の宝庫ということであるのだと、改めて私は思っているのです。
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