1時就寝、7時起床。
またまたデカイ台風が来ましたね。
九州を南から北まで縦断か、というような進路を取っていたため、
九州の親友や福岡在住の姉にメールを送ったりメールをもらったり。
実家に電話したり、湯河原の親戚にメールもらったり。
幸いなことに、一様に、みんな無事でしたが、
特に南九州では多くの被害を出したようで、
被害に遭われた方々にお見舞い申し上げます。
そうは言っても、これから日本海を通って、
滅多に台風のない北海道にまで上陸する可能性があるそうですから、
どうぞ、充分お気をつけてください。
いやしかし、
ここのところ何だかおかしな自然災害ばかりですね。
そして、
自然の猛威に対しては、
いかに人間が無力なのかと痛感します。
でも、備えあれば憂いなし。
できる限り対策は取っておかねば、ということで、
昨日、話題となっている
『災害時帰宅支援マップ[首都圏版](昭文社)』
を購入しました。
サブタイトルに「歩いて帰る」とあるように、
地震などの災害で東京の交通網が機能しなくなった場合に、
歩いて自宅まで帰るための専用地図なんです。
例えば、下の地図は、同じ昭文社の東京23区地図です。
羽田に近いJR蒲田駅周辺。西に東急蒲田駅、東に大田区役所があります。
で、下の地図が、災害時帰宅支援マップに収録されている地図。
同じく、JR蒲田駅周辺の地図。あれ?西蒲田が…右!?
これを見て、一目瞭然ですよね。
災害時帰宅支援マップは、
都内から歩いて帰るときに使うことが前提なので、
一般の地図のように上方向が「北」ではなく、
歩く方向が地図の上になるように掲載されているのです。
例えば蒲田は品川と横浜の間にあるので、
品川を背に向けて、南方向に歩くように地図が描かれています。
また、山手線主要駅(蒲田の場合は品川)からの距離や
道路名や信号・交差点名が明記されているほか、
広域避難場所や、公衆トイレや水場まで掲載されており、
さらに、
「ベンチあり」
「放置自転車多し」
「歩道狭い」
「急な上り坂」
「頭上高圧電線」
などと言った、編集者が実際に歩いて得たという
「歩くための情報」が掲載されているのです。
この地図は、当初8月4日発売予定だったそうですが、
発売前から話題が話題を呼び、
発売日を8月1日に繰り上げたうえに、
8月末で既に31万部を売り上げているそうです。
何かにつけてネット全盛の時代で、
出版物、とくに地図というカテゴリーでは
実に驚異的な売り上げを記録しているようです。
8月の震度5弱の地震で、わずか数キロの移動に
1時間30分もかかるほどパニックになった状況を考えると、
これこそ常に携帯しておくべき実用的な物のようにも感じます。
…ただ、
これを使う機会が起こらないように、
祈るばかりです。