ウォーク更家の散歩(東海道・中山道など五街道踏破、首都圏散策)

目黒 界隈 散策 (目黒雅叙園) 2017.7.25


(写真は、百段階段の絢爛豪華な天井絵と壁絵)

以前から、ずっと行きたいと思っていた「目黒
雅叙園の百段階段」へ、ようやく行って来ました。


前頁の写真のJR目黒駅の前の急な「行人(ぎょ
にん)坂」を下り切ったところに、「百段階段」
がある「目黒雅叙園」があります。

「百段階段」は、下の写真の目黒区にある結婚式場
・ホテル・レストラン等の複合施設「目黒雅叙園
(がじょえん)」の内にあります。



次頁の写真が、雅叙園の入り口、ロビーです。



上の写真は、雅叙園のロビー前の中庭です。

目黒雅叙園は、当初は、広大な細川越中守の屋敷
の跡地に料亭として開業しました。

次頁の写真は、創業当時に雅叙園のメイン廊下に
飾られていた「彩色木彫板」で、現在はロビー
の横にあります。

ロビーの受付で、「和のあかり展」の入場料
1,500円を払って、ロビー脇のエレベーターで、
「百段階段」に向かいます。↑

百段階段は、昭和初期の木造建築物(都有形
文化財)です。
「百段階段」とは、具体的には、絢爛豪華な7つの
部屋と、その7つ部屋を繋ぐ99段の階段廊下を
指します。

百段階段は、写真の様に、階段の端に、何段目か
番号が振られています。

百段階段は、アニメ「千と千尋の神隠し」の
「油屋」のモデルとしても有名です。
「百段階段」は、普段は一般公開されていません。
従って、百段階段を見学する方法としては、
雅叙園での食事と百段階段見学がセットになった
ツアーに申し込むか、今回の様に百段階段での
特別展に合わせて行くしかありません。
今回見学したのは、例年この時期に開催されて
いるという「和のあかり展」で、百段階段を
舞台に、日本の“和のあかり”を一堂に集めた
”和のイルミネーション展”です。
(7月1日~8月27日)







「和のあかり展」のパンフレットによると、祭り、
アート、職人、伝統芸能の4つのジャンルを中心
に、前々頁の写真の「青森ねぶた祭」他、前頁の
写真などの様に、“和のあかり”をテーマに、
全国から30を超える出展者が一堂に集結して
いるそうです。

なお、百段階段は普段は撮影不可ですが、今回の
「和のあかり展」期間中は、嬉しいことに写真撮影
OKです!

7つの部屋の内装は、昭和初期における芸術家達
の求めた美と、職人の高度な伝統技術が融合した
素晴らしい装飾で埋め尽くされています。


各部屋は、確かに、「千と千尋の神隠し」の油屋
と雰囲気がよく似ています。

作品が涼しげなので、ひんやりした建物の中で、
ゆっくりと灯りを見ているだけでも、この猛暑
から逃れることが出来ます。

ところで、百段階段には、100段目はあり
ません?
これは、100段は「完結」を意味してしまう
ので、あえて99段にして、”永遠に進化し
続ける”という思いを込めたのだそうです。

それでは、以下、百段階段の絢爛豪華な天井絵や
欄間などの数々をお楽しみ下さい。







和のあかり展の見学を終えて、目黒雅叙園の建物
を出ると、雅叙園の入り口の植え込みに、写真の
「お七の井戸」とその説明版があります。

説明版によると、八百屋お七が、放火の罪で処刑
されたのちに、お七に恋された相手の寺の小姓は、
ここにあった明王院(現・雅叙園)に入門し
ました。
そして、お七を弔うために、この井戸で体を
清めたのだそうです。

目黒雅叙園を出て、雅叙園の前を流れる目黒川
沿いに暫く散策します。
(目黒川沿いの散策については、2007/5の
 「目黒川に沿って」を見てね。)



(目黒川のライトアップについては、2014/12の
「目黒川イルミネーション」を見てね。)

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コメント一覧

ウォーク更家
iinaさんへ
http://blog.goo.ne.jp/mrsaraie
ええ、「和のあかり展」のお陰で、百段階段も見られ写真も撮られて、念願が叶い良かったです。
そうでしたか、iinaさんは、6月の「坂本龍馬展」で、百段階段を見られたんですね。

以前、雅叙園に来たときは、八百屋の井戸には気付かず、今回初めて知りました。
iina
阿波おどり
http://blog.goo.ne.jp/iinna/e/511cf318f08a14ec718c1b04ef05e799
「和のあかり展」で、目黒雅叙園を訪ね百段階段も見れてよかったです。 各部屋を、よく観察されたようでした。
iinaも坂本龍馬展がなければ行くことがありません。

更に、八百屋お七のご縁のある井戸や大円寺にも寄れて、見聞をひろげられました。


大和の阿波おどりは、41回目ですから案外と盛り上がるのです。本場の徳島と、高円寺からも参加します。
http://awaodori.cside6.com/gaiyou/2017/map/index.html

ウォーク更家
Komoyo Mikomotiさんへ
http://blog.goo.ne.jp/mrsaraie
すみません、この回のブラタモリでは見落としたみたいで、番組での百段階段の記憶がありません・・・

そう、百段階段の見学は、特別展に合わせて行くなど、地元に居ても事前のチェックが必要で面倒です。

Komoyo Mikomotiさんの川崎から東京への沿線ウォークは、地元の私にとっても、新しい切り口の発見がありそうで楽しみです。
ウォーク更家
hide-sanさんへ
http://blog.goo.ne.jp/mrsaraie
そうでしたか、勤務が板橋、目黒、砧、品川ですか、みんな都心の一等地ですね。
それで、都心の観光ポイントも広範に詳しいんですね。

雅叙園でディナー接待とは、仕事上でも良いことがたくさんあったみたいで羨ましいです。
Komoyo Mikomoti
こんばんは。
http://blogs.yahoo.co.jp/ya3249
この記事を読んで、思い出しました。
ここって、ブラタモリで紹介されたところですよね。

百段階段は、特別展にあわせていかないと見学できないんですね。

実は、関東方面は、川崎でストップしたままなんですが、
そろそろ東京を目指す頃かなと思う今日この頃です。
hide-san
目黒
http://blog.goo.ne.jp/hidebach
目黒通りを下って、目黒区中央に3年ほど勤務しました。
麻布から板橋ー目黒ー世田谷区砧の順番で、
成長時期の会社の視点が出来るたびに移動していました。
当初、6店舗だった支店が、都内に80店舗となりました。
最後が品川駅前でした。

雅叙園で子会社の社長に夕食をご馳走になったことがあります。
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