ウォーク更家の散歩(東海道・中山道など五街道踏破、首都圏散策)

浅草界隈 散策  2014.8.13


(写真は神谷バーの電気ブラン)
お盆休みは、どこへ行っても人混みでごった返す
ので、毎年、どこも行かずに近場の都心で過ごす
ことにしています。

今年は、浅草界隈の散策に出掛けました。
上の写真の神谷(かみや)バーは、浅草駅のすぐ
近くの浅草1丁目1番1号にあります。
ビルの外観同様に、中もノスタルジックな雰囲気です。
1880年(明治13年)創業、太宰治の「人間失格」
にも登場する「電気ブラン」で有名な日本最初の
バーです。
"酔いの早く発するのは 電気ブランの右に出る
ものはない。"太宰治の小説の通り、"酔いが早く
発しそう”な強さです。
写真の電気ブランは、ブランデーをベースにジン、
ワイン、キュラソー、薬草などがブレンドされた
リキュールです。

電気ブラン(30度、270円 :写真右)と電気
ブランオールード(40度、370円 :写真左)が
あります。
喉を通る時、ピリピリとしたものが走りますが、
それを電気と例えて「電気」ブランと名付けた
らしいです。 明治時代の「電気」は、最先端の
イメージを含む言葉だったみたいですよ。
生ビールをチェイサーに、デンキブランを舐め
ます。
ここのバーは、一般的なバーと異なり、先ず
レジで食券を買う必要があり、いつも賑わって
いて、相席が基本です。
心地よく酔っぱらったところで、浅草散策の
スタートです。

上の写真は、浅草文化観光センターです。
浅草通りを挟んで、雷門の正面にありますが、
中へ入るのは初めてです。
8階の無料の展望テラスから、雷門・仲見世通り
・浅草寺をま近かに見下ろせるので、雷門を
くぐる前に立ち寄ることをお勧めします。





雷門をくぐり、仲見世通りの端まで歩いて来ると、
仲見世の裏手に弁天山という小高い丘があります。
その弁天山の弁天神社の境内に、
松尾芭蕉の俳句、
”花の雲 鐘は上野か 浅草か”
で有名な下の写真の鐘楼が建っています。

現在でも毎朝6時に突き鳴らされているそうです。
浅草寺の観音堂の前には、鳩ポッポの歌碑があります。

更に、西参道を進むと、途中の小さな公園に、
無声映画弁士塚などが並んでいます。

浅草寺を出て、浅草六区へ向います。
新宿や池袋などが、未だ繁華街ではなかった明治
・大正時代、東京一の歓楽街として、演劇、映画、
落語寄席などで大賑わいしたのが浅草六区です。
ずっと時代から取り残されたような存在でした
が、浅草六区を復活させようという動きがある
のでしょうか、最近は来る度に、新しい施設など
が出来て、少しづつ綺麗になっています。

六区ブロードウェイと交差する六区通り商店街
にも、写真の様に、浅草六区にゆかりの芸能人
の写真が飾られ、 どんな人たちが活躍していた
か知る事が出来ます。

(喜劇王エノケンこと榎本健一)
昔の俳優に混じって、今でもテレビでよく見る
芸能人の顔もあります。

(渥美清)

上の写真は、大衆演劇の「浅草木馬館」です。
本日は、実は、ここの大衆演劇を見に来たのです
が、開演が12時と5時とで中途半端だったので、
今回は諦めました。

(木馬亭)


上の写真は、「浅草フランス座演芸場・浅草東洋館」です。

渥美清、萩本欽一、ビートたけし等を輩出した
名門ストリップ劇場でしたが、現在は演芸興行
をしています。

猛暑の中、千束通りを吉原へ向います。

余りの暑さに、千束3丁目の写真の喫茶店で、
宇治金時のかき氷を食べて一休みします。


ps
下の写真は、後日、浅草ビューホテル26階の
レストランから撮影した浅草寺とスカイツリーです。

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コメント一覧

更家
神谷バー
http://blog.goo.ne.jp/mrsaraie
神谷バーは、安いし、雰囲気があるし、浅草近くにお住まいだったら、是非一度、ふらりと気楽に立ち寄ってみて下さい。

頑張って、また都内の面白い場所をレポートしますので、お楽しみに!
月島ちゃん
神谷バーすてきですね(^o^)

引っ越して浅草近くなったので今度行ってみます♪

また都内のおもしろいところがあったらブログにのせてくださいね。楽しみにしています^o^
更家
太宰治
神谷バーの建物は、太宰治の雰囲気ですよ。
電気ブランは、30%と40%がありますが、つまみを食べながら、30%の方を、ちびりちびり舐めれば、量が少ないので大丈夫だと思いますよ。
更家
鼠小僧
屋根の上の鼠小僧とお尋ね書、面白いですね。
今度行ったときに注意して見てきます。
Komoyo Mikomoti
浅草
http://blogs.yahoo.co.jp/ya3249
昔、太宰の作品はほとんど読むほどのファンだったので、
「電気ブラン」には、心惹かれますが、
かなり強いお酒のようで、私には無理かな?

でも、話の種に行ってみたい気はします。
レトロな建物ですね。

宇治金時は、大好物です。
甘党なので。
iina
伝法院
http://blog.goo.ne.jp/iinna/
伝法院には、最近では時々、一般公開していますから見学できる可能性はありますよ。
http://blog.goo.ne.jp/iinna/e/13f2eaf7718ba06a0e3b1e56f522e7e5

伝法院通りの江戸の町と仲見世が交差する辺りから、アチコチにいる白浪五人男を見れますが、浅草公会堂の前の
お店の屋根には鼠小僧が両箱を抱えています。
http://blog.goo.ne.jp/iinna/e/077888858043e3e651eb99ade883ba33

更家
今昔!古地図東京巡り
先日、三宅祐司のBSテレビ「今昔!古地図東京巡り」で、
現在の五重塔は、以前は本堂に向かって右側に建っていた話をしていました。

この番組によると、仏様の遺骨を納めた五重塔が他のビルから見下ろされない様に、
という理由で、再建のときに、右側から左側に変更したのだそうです。

また、この番組によると、現在は、伝法院の庭園には、
特別の許可がないと、一般の人は入れないらしいですね。
iina
浅草寺に 池
http://blog.goo.ne.jp/iinna/
弁天山の「時の鐘」の傍に、池があった名残りはいまはまったく感じませんが、あったようです。
ご案内の写真からは、浅草寺本堂に向けて撮ってますから、そこに五重塔が見えるのは参道を中心に右側に建っていた
ことを示しています。
http://blog.goo.ne.jp/iinna/e/ef55308e5394fe7142b0c35b58e85f78

そして、池は奥山にも「ひょうたん池」がありました。十二階建ての凌雲閣も見えます。
http://blog.goo.ne.jp/iinna/e/cabd2d665ca0c31089124065a430735f

2つとも埋め立てられましたが、伝法院に大泉池を中心とする廻遊式庭園が残っています。心を象った心字池もあります。
http://blog.goo.ne.jp/iinna/e/5925c35c77b36429b08d7c5269296338

更家
若い人は知らない
そうですね。
東京でもほとんど見なくなりました。
若い人は知らないかもしれませんね。
よっちん
http://blog.goo.ne.jp/harigatake1961
ストリップ劇場というのも
今では懐かしい気がしますね。

大阪でも老舗のストリップ劇場の
ほとんどが廃業していますよ。
更家
白浪五人男
そう、下町気分を味わうのには神谷バーの電気ブランが良いですよね。

六区の白浪五人男は、全く気付きませんでした・・・
次回に行ったときに注意して見ます。
iina
あさくさ
http://blog.goo.ne.jp/iinna/
浅草で下町気分を味わうには、神谷バーの電気ブランがなによりです。はじめて飲んだ時は、違和感がありましたが、
いまでは馴染んでしまいました。

浅草界隈を巡りましたね。
iinaの界隈リストです。一覧は都心界隈になってますが、堪忍してください。
http://blog.goo.ne.jp/iinna/e/4c46998669b6b5a9ee57844280b78ac9

この木下サーカスも、チケットを無料で手に入れました。反省会は、もちろん三杯屋です。

更家
吉原大門をお楽しみに
http://blog.goo.ne.jp/mrsaraie
いや~、よく御存知ですねえ。
そう、次回は、吉原大門と見返り柳、それに周辺の商店街ですので、お楽しみに!
hide-san
見どころ一杯
http://blog.goo.ne.jp/hidebach
見どころ一杯の浅草!

次は吉原大門と見返り柳、
辻斬りが土手の木陰から懐手でぬっと出てくる時代劇、
その次は、今や外国人のバックパッカーの天国、
山谷のドヤ街たのしみですね。
更家
珍しい場所のレポート
http://blog.goo.ne.jp/mrsaraie
なるほど、浅草演芸ホールの出演者を調べてから出掛けるんですね。
私も、次回から、大衆演劇の出演者と開演時間を調べてから出掛けることにします。

都内では、楽しめる場所が、まだまだ無限にあると思います。
珍しい場所のレポートも頑張りますので、お楽しみに!
船橋原人
浅草
浅草には時々行きます。
行く前に「浅草演芸ホール」の出演者を調べて、好きな落語家が出演する時はそれをまず鑑賞します。
「浅草文化観光センター」の展望テラスはスカイツリーも良く見えるので、外国人にも人気があるようですね。
都内でも楽しめる場所がまだまだあることでしょう。
珍しい場所のブログを期待しています。
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