(写真は神谷バーの電気ブラン)
お盆休みは、どこへ行っても人混みでごった返す
ので、毎年、どこも行かずに近場の都心で過ごす
ことにしています。
今年は、浅草界隈の散策に出掛けました。
上の写真の神谷(かみや)バーは、浅草駅のすぐ
近くの浅草1丁目1番1号にあります。
ビルの外観同様に、中もノスタルジックな雰囲気です。
1880年(明治13年)創業、太宰治の「人間失格」
にも登場する「電気ブラン」で有名な日本最初の
バーです。
"酔いの早く発するのは 電気ブランの右に出る
ものはない。"太宰治の小説の通り、"酔いが早く
発しそう”な強さです。
写真の電気ブランは、ブランデーをベースにジン、
ワイン、キュラソー、薬草などがブレンドされた
リキュールです。
電気ブラン(30度、270円 :写真右)と電気
ブランオールード(40度、370円 :写真左)が
あります。
喉を通る時、ピリピリとしたものが走りますが、
それを電気と例えて「電気」ブランと名付けた
らしいです。 明治時代の「電気」は、最先端の
イメージを含む言葉だったみたいですよ。
生ビールをチェイサーに、デンキブランを舐め
ます。
ここのバーは、一般的なバーと異なり、先ず
レジで食券を買う必要があり、いつも賑わって
いて、相席が基本です。
心地よく酔っぱらったところで、浅草散策の
スタートです。
上の写真は、浅草文化観光センターです。
浅草通りを挟んで、雷門の正面にありますが、
中へ入るのは初めてです。
8階の無料の展望テラスから、雷門・仲見世通り
・浅草寺をま近かに見下ろせるので、雷門を
くぐる前に立ち寄ることをお勧めします。
雷門をくぐり、仲見世通りの端まで歩いて来ると、
仲見世の裏手に弁天山という小高い丘があります。
その弁天山の弁天神社の境内に、
松尾芭蕉の俳句、
”花の雲 鐘は上野か 浅草か”
で有名な下の写真の鐘楼が建っています。
現在でも毎朝6時に突き鳴らされているそうです。
浅草寺の観音堂の前には、鳩ポッポの歌碑があります。
更に、西参道を進むと、途中の小さな公園に、
無声映画弁士塚などが並んでいます。
浅草寺を出て、浅草六区へ向います。
新宿や池袋などが、未だ繁華街ではなかった明治
・大正時代、東京一の歓楽街として、演劇、映画、
落語寄席などで大賑わいしたのが浅草六区です。
ずっと時代から取り残されたような存在でした
が、浅草六区を復活させようという動きがある
のでしょうか、最近は来る度に、新しい施設など
が出来て、少しづつ綺麗になっています。
六区ブロードウェイと交差する六区通り商店街
にも、写真の様に、浅草六区にゆかりの芸能人
の写真が飾られ、 どんな人たちが活躍していた
か知る事が出来ます。
(喜劇王エノケンこと榎本健一)
昔の俳優に混じって、今でもテレビでよく見る
芸能人の顔もあります。
(渥美清)
上の写真は、大衆演劇の「浅草木馬館」です。
本日は、実は、ここの大衆演劇を見に来たのです
が、開演が12時と5時とで中途半端だったので、
今回は諦めました。
(木馬亭)
上の写真は、「浅草フランス座演芸場・浅草東洋館」です。
渥美清、萩本欽一、ビートたけし等を輩出した
名門ストリップ劇場でしたが、現在は演芸興行
をしています。
猛暑の中、千束通りを吉原へ向います。
余りの暑さに、千束3丁目の写真の喫茶店で、
宇治金時のかき氷を食べて一休みします。
ps
下の写真は、後日、浅草ビューホテル26階の
レストランから撮影した浅草寺とスカイツリーです。
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