平成徒然草~つれづれなるままに日暮里~

酒とギャンブルとストレスの日々

酒場の真実(その6)

2009年05月13日 | 酒場
某月某日。
世界最大級の鉄塔建設が進むO駅で飲む。
ガイドブックなどのメディア情報は比較的少ない場所であるが、ネット検索をするとそれなりに魅力的な店が見つかる。
O駅近くで飲むのは初めてだ。

1軒目は、ネットの情報ではこの界隈では情報量が多い「M」にした。
かなりの人気店で、既に客が外に溢れていたが、お膝送りをしてもらい、体をすぼめてカウンターに嵌まった。

サッポロのラガーがあったのでこれにする。
この店はレバ刺しなどの生ものが評判であるというので、仔牛のレバ刺しを頼む。
凄いボリュームで、切り方も分厚い。
確かにこれは旨い。
やはりほとんどの客が牛のレバ刺しや仔牛のレバ刺し、それらの相盛りを注文している。

焼物もあるので注文するが、これがなかなか作ってもらえない。
2本目のビールを空け、サワーを飲み終える。
結局、最後まで出て来なかったものがあった。
煮込みも「時間がかかる」と言われたが、当分出てきそうになかった。

思うに親爺さんが一人で調理している割に客が多いので、手が回らないようだ。
注文を受けたレバ刺しをさばく合間に作るというパターンなのだろう。
早い時間、客が少ない時間に行けばいいのだろうが、そうでない時はレバ刺しで軽く飲んで帰るか次の店へ、という使い方が良さそうだ。
客層は若い客が多く、女性も多かった。

もう少しつまみたかったが、酒ばかりが進んでしまうのでもう待てない。御勘定を済ませる。

わざわざやって来てこれでは消化不良なので、事前に調べてあった近隣の店を回ることにした。
「D」や「I」などを覗く。結構びっしりと席が埋まっていた。

2軒目は、ここもカウンターが満席で既に外でも飲んでいる客がいたが、「S」に受け入れてもらった。
街宣伝のテレビ番組で紹介されたり、ガイドブックにも乗っている店である。
すぐに外に仮設のテーブル席を作ってくれた。

ホッピーに煮込み。
これがすぐに通ると安心する。
串焼きは凡庸だったが、煮込みは旨かった。
2軒とも2000円あれば飲める店である。