大学オケの後輩(2つ下)にマツヤマって奴がいたんだが,
そいつがウチに来てるときに
ちょっと寝るけど,
○○時に起こして。
みたいに言って仮眠をとったんですよ。
ただ,
僕って起きようと思った時刻に目が覚めるタイプだから笑。
そんときも起こされる前にパッと目を覚ました。
そしたら,
マツヤマが枕元でコップ持って立ってたんだよね。
え?
何してんの?
って聞いたら,
普通に起こすのもアレだったんで,
"寝耳に水"を試してみようと思って…。
だって笑。

(これはイメージ)
いやー,
危なかった笑。
(中耳炎になる危険がある悪戯)
と言うわけで,
基本的に僕は睡眠が浅い人間なんだが,
マツヤマの方は1度寝たらなかなか起きないタイプだったと思う。
(羨ましい笑)
んー,
彼が1年目=1年生の頃,
(僕は3年目=2回目の2年生)
一緒に「芸術論」って授業を受けてた事があるんですよ。
あ,
一般教養科目(パンキョー)なんで,
僕はとっくの昔(2年前)に単位を取ってたんだけど,
音楽の歴史についての内容だったから遊び(モグリ)で出てたってわけ笑。
(僕の頃と違う先生だったし…)
んで,
古典派がテーマの回にて,
ハイドンの交響曲第94番『驚愕』
って作品が取り扱われたんです。
うん,
第2楽章が有名。
(僕が好きなのは第4楽章だが…)
演奏会で居眠りをする聴衆を苦々しく思っていたハイドンは,
持ち前のユーモアを活かして寝てる奴を叩き起こそうと企んだんだろうね。
冒頭に主要主題が弱音で奏でられ,
1回目は静かに終わります。
だけど,
繰り返しの終わりでは,
いきなりトゥッティ(総奏)のフォルティッシモ!

うとうとしていた聴衆も驚いて目を覚ますって仕掛け。
もちろんの事,
授業では第2楽章が鳴らされたんだが,
その前から僕の隣のマツヤマは爆睡状態に…笑。
(毎回の事だが…)
うん,
ちょっと期待するよな。
当該箇所でどっちが勝つかって。
んー,
基本的に教室内の学生のほとんどが鳴ってる音楽に興味を示していない中,
(授業内容などそっちのけで単位さえ取れればいいって連中ばかり)
僕だけが固唾をのんで聴き入っていました笑。
そして,
その瞬間が…。
ティンパニを含むトゥッティの一撃に教室内がざわつく。
授業など聞かずに携帯を弄ったり,
周囲の学生と私語をしたりしていたところ,
突如として大音響をお見舞いされたわけだからね。
心の中で
ざまーみろ
と叫ぶ僕。
ただ,
隣を見ると,
マツヤマは爆睡したまま。
ハイドンの完敗である笑。
さて,
ハイドンの『驚愕』の録音では,
やはりクリップス/ウィーン・フィルがベストだろうか。

ちょっとした瞬間にウィーンの魅力が零れ落ちてくるんだから堪らない。
リズムは洒落てるし,
歌心に溢れているし,
音色は香しいばかり。
ホントにチャーミングだと思う。
あーでも,
カザルス/マールボロ音楽祭管も忘れられない。

生命力に溢れていて,
表情の思い切りがよく,
ずっと味が濃いんだよな。
ウィーン・フィルの優雅な音色に対して,
泥臭いまでの人間味が感じられます。
あ,
クナッパーツブッシュ/ベルリン・フィルも凄いんだった。

クナの指揮するベルリン・フィルは,
人間臭さだけでなく,
悪魔的な深淵さを感じるんです。
底が知れないと言うか…。
しかも,
第2楽章の驚愕度は随一。
スロー・テンポのピアニッシモからの強打は,
(繰り返しでディミヌエンドする)
腹の底にズシリと響いてくる。
聴衆の空気も変わってますね笑。
ただ,
驚愕度で言えば,
ミンコフスキ/レ・ミュジシャン・デュ・ルーヴルが心臓に悪いレベル…笑。

実演にも接した事のある指揮者なんだけど,
(参照はこちら)
この『ロンドン・セット』(交響曲第93番~第104番)の録音は粒揃いなんですよ。
『驚愕』も全篇リフレッシュされた音楽が実に楽しい。
細部まで表情が練られていて息をつく暇もないほど。
んー,
他人に『驚愕』の録音を1つだけ薦めるなら,
ホントはミンコフスキにしたいんだよ。
(録音も演奏スタイルも新しいから)
でもなー,
第2楽章がセカンド・チョイス向きだからなー笑。
うん,
ちょっとお遊びが過ぎるんじゃ…
って思っちゃう笑。
(僕は大好きだが…)
速めのテンポで主要主題が奏でられ,
一気に繰り返しの終わりまでいく。
そして,
身構えた瞬間…,
!
!!
!!!
完全なルフト・パウゼ!
(休符って事)
しかも,
何事もなかったかのようにメロディが再開されたかと思いきや,
いきなり
ワ゛ーーーーーーーー!!!!
って言う楽員の絶叫が!
これはビビるやろ笑。
(その後は楽譜通りに戻ります)
あーあと,
最新のP.ヤルヴィ/ドイツ・カンマ―フィルもあったな。

これまた楽譜の細部まで抉り抜いた名演。
遊び心満載のパーヴォの棒から紡ぎ出される,
魔法のようなハイドンですね。
今のところ,『ロンドン・セット』のうち,
第94番『驚愕』,第95番,第98番,第99番,第101番『時計』,第103番『太鼓連打』
が発売されているが,
最高傑作たる第104番『ロンドン』が待ち遠しい。
参考
ハイドン:交響曲第94番ト長調「驚愕」
クリップス指揮ウィーン・フィル
1957年録音
[Decca]
カザルス指揮マールボロ音楽祭管
1967年録音,ライブ
[SC]
クナッパーツブッシュ指揮ベルリン・フィル
1950年録音,ライブ
[audite]
ミンコフスキ指揮レ・ミュジシャン・デュ・ルーヴル
2009年録音,ライブ
[naive]
P.ヤルヴィ指揮ドイツ・カンマ―フィル
2021年録音
[RCA]
そいつがウチに来てるときに
ちょっと寝るけど,
○○時に起こして。
みたいに言って仮眠をとったんですよ。
ただ,
僕って起きようと思った時刻に目が覚めるタイプだから笑。
そんときも起こされる前にパッと目を覚ました。
そしたら,
マツヤマが枕元でコップ持って立ってたんだよね。
え?
何してんの?
って聞いたら,
普通に起こすのもアレだったんで,
"寝耳に水"を試してみようと思って…。
だって笑。

(これはイメージ)
いやー,
危なかった笑。
(中耳炎になる危険がある悪戯)
と言うわけで,
基本的に僕は睡眠が浅い人間なんだが,
マツヤマの方は1度寝たらなかなか起きないタイプだったと思う。
(羨ましい笑)
んー,
彼が1年目=1年生の頃,
(僕は3年目=2回目の2年生)
一緒に「芸術論」って授業を受けてた事があるんですよ。
あ,
一般教養科目(パンキョー)なんで,
僕はとっくの昔(2年前)に単位を取ってたんだけど,
音楽の歴史についての内容だったから遊び(モグリ)で出てたってわけ笑。
(僕の頃と違う先生だったし…)
んで,
古典派がテーマの回にて,
ハイドンの交響曲第94番『驚愕』
って作品が取り扱われたんです。
うん,
第2楽章が有名。
(僕が好きなのは第4楽章だが…)
演奏会で居眠りをする聴衆を苦々しく思っていたハイドンは,
持ち前のユーモアを活かして寝てる奴を叩き起こそうと企んだんだろうね。
冒頭に主要主題が弱音で奏でられ,
1回目は静かに終わります。
だけど,
繰り返しの終わりでは,
いきなりトゥッティ(総奏)のフォルティッシモ!

うとうとしていた聴衆も驚いて目を覚ますって仕掛け。
もちろんの事,
授業では第2楽章が鳴らされたんだが,
その前から僕の隣のマツヤマは爆睡状態に…笑。
(毎回の事だが…)
うん,
ちょっと期待するよな。
当該箇所でどっちが勝つかって。
んー,
基本的に教室内の学生のほとんどが鳴ってる音楽に興味を示していない中,
(授業内容などそっちのけで単位さえ取れればいいって連中ばかり)
僕だけが固唾をのんで聴き入っていました笑。
そして,
その瞬間が…。
ティンパニを含むトゥッティの一撃に教室内がざわつく。
授業など聞かずに携帯を弄ったり,
周囲の学生と私語をしたりしていたところ,
突如として大音響をお見舞いされたわけだからね。
心の中で
ざまーみろ
と叫ぶ僕。
ただ,
隣を見ると,
マツヤマは爆睡したまま。
ハイドンの完敗である笑。
さて,
ハイドンの『驚愕』の録音では,
やはりクリップス/ウィーン・フィルがベストだろうか。

ちょっとした瞬間にウィーンの魅力が零れ落ちてくるんだから堪らない。
リズムは洒落てるし,
歌心に溢れているし,
音色は香しいばかり。
ホントにチャーミングだと思う。
あーでも,
カザルス/マールボロ音楽祭管も忘れられない。

生命力に溢れていて,
表情の思い切りがよく,
ずっと味が濃いんだよな。
ウィーン・フィルの優雅な音色に対して,
泥臭いまでの人間味が感じられます。
あ,
クナッパーツブッシュ/ベルリン・フィルも凄いんだった。

クナの指揮するベルリン・フィルは,
人間臭さだけでなく,
悪魔的な深淵さを感じるんです。
底が知れないと言うか…。
しかも,
第2楽章の驚愕度は随一。
スロー・テンポのピアニッシモからの強打は,
(繰り返しでディミヌエンドする)
腹の底にズシリと響いてくる。
聴衆の空気も変わってますね笑。
ただ,
驚愕度で言えば,
ミンコフスキ/レ・ミュジシャン・デュ・ルーヴルが心臓に悪いレベル…笑。

実演にも接した事のある指揮者なんだけど,
(参照はこちら)
この『ロンドン・セット』(交響曲第93番~第104番)の録音は粒揃いなんですよ。
『驚愕』も全篇リフレッシュされた音楽が実に楽しい。
細部まで表情が練られていて息をつく暇もないほど。
んー,
他人に『驚愕』の録音を1つだけ薦めるなら,
ホントはミンコフスキにしたいんだよ。
(録音も演奏スタイルも新しいから)
でもなー,
第2楽章がセカンド・チョイス向きだからなー笑。
うん,
ちょっとお遊びが過ぎるんじゃ…
って思っちゃう笑。
(僕は大好きだが…)
速めのテンポで主要主題が奏でられ,
一気に繰り返しの終わりまでいく。
そして,
身構えた瞬間…,
!
!!
!!!
完全なルフト・パウゼ!
(休符って事)
しかも,
何事もなかったかのようにメロディが再開されたかと思いきや,
いきなり
ワ゛ーーーーーーーー!!!!
って言う楽員の絶叫が!
これはビビるやろ笑。
(その後は楽譜通りに戻ります)
あーあと,
最新のP.ヤルヴィ/ドイツ・カンマ―フィルもあったな。

これまた楽譜の細部まで抉り抜いた名演。
遊び心満載のパーヴォの棒から紡ぎ出される,
魔法のようなハイドンですね。
今のところ,『ロンドン・セット』のうち,
第94番『驚愕』,第95番,第98番,第99番,第101番『時計』,第103番『太鼓連打』
が発売されているが,
最高傑作たる第104番『ロンドン』が待ち遠しい。
参考
ハイドン:交響曲第94番ト長調「驚愕」
クリップス指揮ウィーン・フィル
1957年録音
[Decca]
カザルス指揮マールボロ音楽祭管
1967年録音,ライブ
[SC]
クナッパーツブッシュ指揮ベルリン・フィル
1950年録音,ライブ
[audite]
ミンコフスキ指揮レ・ミュジシャン・デュ・ルーヴル
2009年録音,ライブ
[naive]
P.ヤルヴィ指揮ドイツ・カンマ―フィル
2021年録音
[RCA]






