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ケセラ・イズム

~人生の微分理論~
今が大事,先の事なんて知った事か!

しっちゃかめっちゃかポスト・モダン・シュールレアリスム

2025-04-14 03:06:14 | 音楽鑑賞日記
使いどころのわからないLINEスタンプがあるんよ。

"とにかく荒ぶる指揮者"ってヤツで,

こんなんとか,



こんなんがある。



いや,

これらは別にいいんです。

それなりに使える。
(たぶん…)

ただ,

コレって,

いつ使えばいいの?笑



おそらくカーゲルのティンパニ協奏曲をパロっていると思われる笑。

曲の最後に"ティンパニに頭を突っ込む"よう指示があるヤツ。


(実際の楽譜)

あ,

youtubeに動画があったんで貼っておきますね。



[20:30]あたりから観るといい。

ちなみに,

この作曲家には,

"指揮者が倒れる"って指示のある作品もあります。



『フィナーレ』と言う曲で,

[18:05]から指揮者の様子がおかしくなり,

[18:36]でついに倒れる笑。


あーあと,

カーゲルと言えば,

『ルートヴィヒ・ヴァン』って映画もあるんですよ。

ベートーヴェンの生誕200年記念に向けて制作されたらしい。

カーゲル自身が脚本,撮影,音楽を担当してるんだとか。



youtubeにアップされてたから観てみたんだが,

コレ,何なん?笑

ちょっと難しいな。

全編にベートーヴェンの音楽が使われているものの,

結構な変形が加えられている。

それも真っ当ではない感じの…。

辛うじて何の曲か分かるって程度の原型を留めてはいるが…。

んー,

何かしらのメッセージ性があるんだろう。

でも,

ちょっと難しいな。

特に最後の場面,
([1:14:49]から)

何なん?笑

老婆がピアノ・ソナタ『ワルトシュタイン』を弾くんだけど,

なんで白髪が伸びてくん?笑

笑っていいヤツ?
(いや,別に笑えないが…)



って事で,

今宵は『ワルトシュタイン』でも聴こう。

んー,

バックハウスの歴史的名盤を横目に見つつ,

好き嫌いだけなら,

僕はハイドシェックが大好きだな。



第1楽章冒頭からスリル満点。

速めのテンポで駆け抜ける第1主題の後,

第2主題に入ると,

テンポを落としてじっくりと歌われる。

でも,

すぐさまアッチェレランドして疾走。

聴いていてワクワクしっぱなし。

しかも,

音色の表出やペダリングは計算され尽くしている。

音の粒立ち1つ1つがコントロールされてるんです。

ザ・ファンタスティック!

第2楽章では,

アダージョの序奏を経て,

主部のロンドに入ると,

澄み切った平和な世界が広がります。

おずおずと遅めのテンポで開始されたと思ったら,

まもなくアッチェレランドして盛り上がる。

んー,

レガートやスタッカートの使い分けが巧過ぎるんよ。

1つたりとも疎かにされる音符はない。

すべてに奏者の意志が行き届いてるってわけ。

そして,

最後の颯爽たるプレスティッシモは,

 凄い!

の一言。

速いテンポの中に現れる揺蕩いの美しい事。

いやー,

僕にピアノを弾く技術があれば,

こう言う風に弾きたいと思います。

ただ,

演奏家の役割が作品に奉仕する事だとすると,

コレは万人にお薦めできる演奏ではないかも…。

その辺が"好き嫌いだけなら"と書いた所以。

ハイドシェックは,

作品を利用して遊び放題に自己主張している。

受け入れられない人も多いだろうな。

手練手管の表情を煩わしく感じる人がいてもおかしくない。

まぁ,

僕はこの音楽を享受できる感性があってよかったと思っているが…笑。



参考
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第21番ハ長調『ワルトシュタイン』
ハイドシェック(Pf)
1992年録音
[KING]