モウズイカの裏庭2

秋田在・リタイア老人の花と山歩きの記録です。

7月27日、銀泉台から大雪山・赤岳、小泉岳へ(1)

2022-07-31 | 北海道の山、湖

7月19日から22日にかけてブログ更新のお休みを頂いたが、
この期間は北海道大雪山に登っていた。
その時の模様は後日、本ブログにて報告させて頂くつもりでいるが、
五年前の夏に行った大雪山に関してまだ報告していない部分が有った。
今回、こちらを先に報告させて頂くことにする。


大雪山登山の初日、7月27日は銀泉台から赤岳方面に登ることにした。
時間と体力に余裕が有ったら、小泉岳か白雲岳・・・と最終地点があやふやなまま、スタート。
こちらのルートは黒岳からのルート、最高峰の旭岳ほどメジャーではないが、
ホソバウルップソウやキバナシオガマなど
他の山では見られないアコガレの花に遭える可能性が高いので、初日に行ってみることにした。
ホテルを5時前に出発、(コンビニで昼飯を仕入れ、)層雲峡を過ぎ、
大雪ダムサイトに着いたら、今日、登る予定の大雪山の一角がやっと見えて来た。
晴天に感謝。しかし肝心の赤岳がどれなのかよく分からない。

大雪ダムサイト付近から望む大雪山東側の一部。



山座同定は自信がないが、
左から東岳(2067m)、赤岳(2079m)、ちょこんと突き出したのが烏帽子岳(2072m)、右端に黒岳(1984m)だろうか。

肝心の赤岳が分かりにくい。

今回、登りはしないが、石狩岳方面の山々も見えた。

同じく大雪ダムサイト付近から望む石狩岳連峰。



山座同定は自信が無いが、左からユニ石狩岳(1756m)、音更山(1932m)、石狩岳(1967m)だろうか。

今回のマップ。



登山口の銀泉台への林道は未舗装区間が多く、久々に埃を巻き上げながら走行。
なんかワイルドな気分。

銀泉台に着いたら、平日早朝なのにクルマが20台くらい停まっていた。
クマ鈴を鳴らし、歩き出したら、国立公園パトロールの方から、
「随分と賑やかですね。大雪山のヒグマは登山道には現れませんよ。」と言われる。
「人食い熊の出没する秋田から来ました。」と言ったら笑われ、
「こちらも山菜取りで沢に入る時は注意ですね。」とのアドバイス。

銀泉台から東岳方面を望む。(下山時撮影)



銀泉台登山口(下山時撮影)



歩き始めたら、目の前にみごとな巨大な秋田蕗ロードが。(下山時撮影)




アキタブキは葉の直径が1mを超えるものも有った。
秋田音頭の一節、
「♪秋田の国では 雨が降っても唐傘などいらぬ 手頃な蕗の葉 さらりとさしかけ サッサと出て行くかえ」
を思い出す。今日は好い天気なので使うことはないだろう。

 



まだ7月なのにウメバチソウがもう咲いていた。
エゾノレイジンソウは本州の高山でときたま見かけるオオレイジンソウにそっくりだった。

 



樹林帯を抜けるあたりでリンネソウに遭遇した。

東北ではなかなか見られない花なので、ここぞとばかりに撮影に集中する。
しかし後でもっといい個体や群生に遭遇したので、 ここで撮った写真は全てボツとなったが、
とても嬉しかったことだけは書きとどめておこう。

このルートはスタートした銀仙台の標高が既に1500mと高いせいか、
樹林帯は意外とあっけなく終わってしまった。

これから先はずっと低木や草地ばかりの高山帯景観になる。

第一花畑の手前の眺め



第一花畑は雪解けの真っ最中で花影はほとんど無し
(真夏以降ならばエゾツガザクラなどがいっぱい咲いていそうな雰囲気)。




第一花畑を過ぎると、ウコンウツギのブッシュが続く。




本州では珍しい花なので撮影しようと近づくと、
花の傷みがひどくて花のクローズアップ撮影には堪えられなかった。

地元の方の話では数日前まで荒天が続いたので、それで傷んだのではないかとのこと。
その後すぐ登山道脇に現れたエゾコザクラやキバナシャクナゲなど美形どころの花も傷んでいた。

傷みの少なかったのは地味な花ばかり。

チシマヒョウタンボク
   

                                             カラマツソウ

コガネイチゴ

 

                                             アラシグサ


駒草平への上りの間、北の方に立派な山々が見えた。

屏風岳(1792m)



網走との国境の山々だ。
左から屏風岳(1792m)、武利岳(1876m)、武華岳(1759m)と思われる。




いずれも今回、その姿を見て地図で確認するまでは全く知らない山々だった。

ただしニセイカウシュッペ山は名前だけ知っていた。

ニセイカウシュッペ山(1883m)(朝、上りに撮影)。



駒草平からニセイカウシュッペ山方面を望む(午後、下りに撮影)。




左からニセイカウシュッペ山(1883m)、1800m超の無名ピーク、1811mピーク、平山(1771m)だろうか。

南東の方角には石狩岳の連峰が。

十勝との国境の山々を望む。左からポン音更山(1802m)、音更山(1932m)、
少し空いて石狩岳(1967m)、ニペの耳。右端の雲が掛かっている山はニペソツ山(2013m)だろうか。



登るにつれ、背丈を超える樹木はほとんど無くなり、膝よりもずっと丈の低い樹木(矮性低木)が多くなって来た。

キバナシャクナゲは東北では見られないので珍しい。ウラシマツツジは早くも紅葉しているものがあった。

キバナシャクナゲ
 
                                                                                                                                                       ウラシマツツジ 


いつの間にか駒草平(標高1842m)に到着。

駒草平看板付近のイワブクロ群生



イワブクロ



駒草平の看板付近で咲いてるのはイワブクロばかりだったので、

こりゃ岩袋平じゃないかと毒づいたものの、少し歩いたら、コマクサが・・・。

コマクサ



7月27日、銀泉台から大雪山・赤岳、小泉岳へ(2)」へ続く。


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蛇紋岩マジックへのいざない・後編(2022年7月6日、早池峰山)

2022-07-29 | 早池峰山

(本頁は「蛇紋岩マジックへのいざない・前編」の続きである。)

ここで言う『蛇紋岩マジック』とは、私モウズイカの勝手な造語だ。
橄欖岩(蛇紋岩)という特殊な地質により、
他の山には全く無いか、或いはほとんど見られない植物から成る花風景
を表現したつもりだ。

6月下旬から7月にかけての早池峰山では、
前編で取り上げたハヤチネウスユキソウの他には
ミヤマオダマキとミヤマアズマギクがよく目立っていた。
前者は東北の他の山では少なく、八甲田山や蔵王の一部で見かける程度だ。
ミヤマアズマギクは東北では早池峰山だけだろうか。この種類は蛇紋岩と相性がいいのか、
他の蛇紋岩の山でもよく見かける(白馬岳の一部など)。
アポイ岳ではアポイアズマギク、至仏山ではジョウシュウアズマギクと種が分化している。

ハヤチネウスユキソウとミヤマオダマキ



ミヤマオダマキ



ミヤマオダマキ。バックの黄色はキバナノコマノツメ。
 

                                  ミヤマオダマキの白花タイプ。右の複葉はナンブトウウチソウ。

ミヤマアズマギク



ミヤマアズマギク

 
                                     ハヤチネウスユキソウとミヤマオダマキ

早池峰山固有種を幾つか追加。

ミヤマヤマブキショウマは地味だが、早池峰山の固有種だ。
今回、下の方では花が古くなっていたが、山頂部には新鮮な株が有った。

ミヤマヤマブキショウマ
 
                                             ヒメコザクラ

ヒメコザクラは六月中に終わる花だが、今回は山頂部に一株だけ咲き残っていた。

ナンブトラノオ(ハヤチネウスユキソウと一緒)。
 



ナンブトラノオも早池峰山の固有種。
疎らにしか生えないが、秋まで咲いている。

今回は下界では晴れていたのに
登り始めたら、ガスが出て来て、遠くの景色はもちろん、近場もあまりよく見えなかった。

五合目御金蔵あたりから上の景色と花を少し報告する。

御金蔵の上、龍ヶ馬場付近から、上の方を望む。



今年六月、五合目御金蔵のすぐ下あたりで登山者が熊に襲われたとか。
樹木も笹も無い開けた場所なのでちょっと信じられない話だ。
こういう場所でも、ガスのかかっている時は要注意だ。



咲き出したばかりのチシマフウロ。



この山には他の山で一般的なハクサンフウロがほとんど見られず、

北地由来のチシマフウロばかり目に付く。
御金蔵の上から、この花と地味なサマニヨモギ(まだほとんど蕾)が急に多くなった。

チシマゼキショウとホソバイワベンケイ古花



ミヤマシオガマはこの山では森林限界から山頂まで広く生育しているが、
今回、下の方では全て咲き終わっていた。

ただし山頂部で少し咲き残りがあり、すぐ近くでヨツバシオガマが咲いていたのには驚いた。

ミヤマシオガマ



キバナノコマノツメ



この花とミヤマキンバイ、イワウメ、ナンブイヌナズナはほとんど咲き終わっていた。

今回の早池峰山で私は熊には遭遇しなかったが、前編で報告したように鹿に遭遇している。
あともう一匹、天狗の滑り岩の手前で山を駆け上ろうとしていたのは巨大な猪。
かと思ったが、こちらは岩だった。

イノシシみたいな岩



天狗の滑り岩の鉄梯子

 



このあとちょっと登れば剣ヶ峰分岐、その先は緩やかな稜線歩きになる。

御田植場に続く木道と山頂



剣ヶ峰分岐から先は緩やかな稜線となり、御田植場と呼ばれる湿原も広がっている。

不思議なのはこの辺りに生える植物の種類だ。
今回、咲いていたのは、ハクサンチドリやヨツバシオガマ、イワカガミ、カラマツソウ、コバイケイソウ、
あと終わりかけだが、チングルマ、ミツバオウレンなど。
これから咲く予定なのは、ミヤマカラマツやタカネアオヤギソウなど。
これらの植物は東北の他の山では、いずれもありふれた花で、割と低い処から見られるものばかりだが、
今まで歩いて来た南側、岩だらけの斜面では一切見なかった。
早池峰山では標高1900mと高く、平らな処で初めて出て来る。
この現象を私は勝手に『御田植場の不思議』と呼んでいる。
何故そうなのかよくわからないが、
もしかしたら早池峰山のこの辺りの稜線の地質は蛇紋岩が途切れているかもしれない。

蛇紋岩の呪縛、マジックが切れたため、他の山でも普通の植物がワッと現れているのか。
北斜面にはアオモリトドマツなどの針葉樹も復活していたし、北地に多いウコンウツギも咲いていた。

ハクサンチドリ
 

                                            ヨツバシオガマ


ウコンウツギ



ナンブソモソモ
 

                                           タカネクロスゲ


ナンブソモソモは長い間、早池峰山固有種と思われていた。

御田植場に多く、稲に似ている?ので、この花を供えて豊作を祈願したとか。


以上。

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蛇紋岩マジックへのいざない・前編(2022年7月6日、早池峰山)

2022-07-28 | 早池峰山

変わった表題だが、要は蛇紋岩で出来たお山、早池峰山に登って、
珍しい花風景を見て来たというだけの話。

早池峰山山頂部のハヤチネウスユキソウやミヤマオダマキの花風景



早池峰山に行くのは久しぶり(2年ぶり)なので、今回(7月6日)はじっくりアプローチから始めようと思う。

秋田市からは遠いので、午前1時半に自宅を出発した。
国道13号線から46号線を東進、盛岡ICから東北自動車道を南下・・・
国道396号線を走り、早池峰山の玄関口、旧・大迫町へ。
夜明けの直前、早池峰ダムに到着した。


早池峰ダムサイトから早池峰山方面を望む。



天気は県境(仙岩峠)付近では小雨、岩手県に入ってからしばらく霧雨の中を走っていたが、

ダム湖に着いたら晴れ上がり、奥に早池峰山らしき山が見えた。
岳集落から細い舗装道路に入るが、いきなりカモシカに遭遇、
今回の車の終点、河原坊駐車場に着いたらちょうど5時だった。
今回は秋田市から、途中休憩も入れ、3時間半もかかった。
隣県だけどここは遠い。

登山靴を履こうとしたら、グラッと揺れを感じた。震度は4くらいか。
ラジオをつけたら、秋田市自宅は震源から遠く、大丈夫のようだったので、予定通り、登山することにした。

河原坊駐車場。バックの山は中岳(1679m)。
 



登山口の小田越までは自動車道(県道25号線)を歩かなければならない。

いつも40分くらいかかっているが、今回もそうだった。
この日は朝陽の差し込みが奇麗だった。
カーブを曲がると、目の前にパッと薬師岳が見えるようになる。

小田越えの手前から薬師岳を望む。



その時、後を振り返ったら、早池峰山が聳えていた。

今日はこの後、ガスに包まれたので、下界から見る早池峰山はこの時が最初で最後だった。
その後すぐ霧に包まれた小田越登山口に到着。
登山道は初め木道で、アオモリトドマツの針葉樹林の中を歩む。

小田越の手前、振り返ると早池峰山。
 

                                           登山道は初め木道


この樹林内で、下山時、日本鹿に遭遇した。

可愛い顔をしているが、これのおかげで貴重な高山植物が食われ、その被害が顕在化していると聞く。
この鹿、人慣れしているのかなかなか逃げなかった。

下山時遭遇した日本鹿



早池峰山では来るたびに何がしかの獣に出会う。
5年前は河原坊手前の道路で親子熊三頭だった。
その後はカモシカや日本鹿、今回は日本鹿の姿を初めてカメラに収めた。
6月には見通しの良い5合目付近で登山者が熊に襲われたそうだ。
この話は後でまたぶり返すが、たいへんショックだった。

針葉樹林帯を( (´π`;)ワタシの脚で)一時間弱、歩いたら、突然、高木が途切れ、
岩だらけの開けた場所に出た。ここは御門口と言い、一合目だとのこと。

御門口・一合目(下山時撮影)



河原坊から舗装道路をテクテク歩いて来た身としては、
既に三合目くらいの気分、疲労度なのだが、

おおやけが定めた一合目なのでそれ以上、盾突くつもりはない。
このあたりでいきなり(高木の)森林限界となる。
標高は小泉武英氏の著作「地生態学からみた日本の植生」によると、1396mとのこと。
森林限界(気候的には約2100mとされる)が早池峰山で異常に低いのは、
多くの植物にとって生育に有害な成分を含む橄欖岩(蛇紋岩)が露出し、
この付近でその欠片が堆積しているせいだ。
この辺りで見た低木を列記してみる。

ハクサンシャクナゲ



コメツガ
 

                                             キンロバイ

キンロバイは咲き出したばかりだったが、東北の山では非常に少なく、私はここでしか見たことが無い。

表題の「蛇紋岩マジック」の第一号だ。

マルバシモツケ



橄欖岩(蛇紋岩)の名前が出たので少しだけ。

御門口・一合目から上の早池峰山登山道は土の道ではなく、岩の上か岩の砕けた礫地ばかり歩く。
この道、登りはまだいいのだが、下りや雨のあとにはよく滑る。
岩の表面の色は多くが黄褐色だが、中には青黒く艶のあるものや、白っぽい筋のあるものも混じっている。
色の違いはあるが、ツルツル滑りやすい点は変わりない。

橄欖岩(蛇紋岩)
 



橄欖岩(蛇紋岩)



この岩原に生える植物は東北の他の山とはかなり違っている。
一合目の上あたりでは、以前、6月29日に来た時(こちら)は、
ミヤマオダマキやミヤマシオガマなど鮮やかな花でイッパイだったが、

今回はどうしたことかそういった花がさっぱり無かった。

もしかして鹿に食われて無くなったのか。
偶々これら奇麗な花は終わったけど、次の花の準備が間に合わなかったものと、今回は解釈した。
岩の間で咲き出していたのは、地味なホソバツメクサ、カトウハコベなど。
どちらも東北では早池峰山でしか見られない珍しい花で、カトウハコベは蛇紋岩植物とも言われる。

ホソバツメクサ



カトウハコベ



登る途中、見えた景色。

南側に薬師岳。



南西側、北上盆地の眺め。



早池峰山の花で最も有名で人気のあるのはハヤチネウスユキソウだろう。

小田越からの登山道沿いでは、三合目付近から、多く目に付くようになった。
日本海側の高山帯(月山、朝日、鳥海山など)に生えるミヤマウスユキソウと較べると、
頭花のサイズも草丈も明らかに大きい。

その割に葉の数が少ないので、ただのウスユキソウに較べると、高貴な印象だ。
私はまだ見たことがないが、ヨーロッパアルプスの名花、エーデルワイスによく似ているそうだ。
岩の上に咲く様は、『高嶺の花』そのものだと思う。
山頂部に行くと、後述のミヤマオダマキやミヤマアズマギクがまだ咲き残っていて、仲良く一緒に咲いていた。
このような花シーンは世界でも早池峰山でしか見られないと思う。
これが「蛇紋岩マジック」の第二号だ。

ハヤチネウスユキソウ



ハヤチネウスユキソウ
 

                                       ハヤチネウスユキソウとミヤマオダマキ


ハヤチネウスユキソウとミヤマアズマギク



後編」へ続く。

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いにしえの表庭(2017年六、七月)

2022-07-26 | ガーデニング/初夏

本記事は自ホームページの旧記事をブログ用にリメイクしたものである。

毎年、六月上中旬にはオープンガーデンをやっているのだが、
この時期は山歩きばかりでイエにほとんど居ないし、庭のメンテもほとんどできていない。

人気のバラも無いし、お客様にお見せするレベルからはとうに陥落しているので、
オープンガーデン企画への参加は今シーズンで終わりにしよう。

例年(昨年はこちら)と何ら変わりのない荒れ庭だが、それでも記録だけは残してみた。 

以下、大多数の写真は2017/06/12撮影。






ツタンカーメンのエンドウ豆とスイートピー 

 
                                   ジギタリスとボリジ他

リクニス・フロスククリ Lychnis flos-cuculi
とサルビア・プラテンシス Salvia pratensis

 
                                         トリフォリウム・ルベンス Trifolium rubens

                                   


ここ二年ほどオープンガーデンにいらっしゃるお客様から一番人気があるのは、何故かハッカクレンだ。

今年もその傾向は変わらなかった。株がでかくなりすぎたので、そろそろ株分けしなきゃ。
  
ハッカクレン Podophyllum pleianthum の花

 
  


ハッカクレンの奥はシェードエリア。


うちのシェードエリアは花ではなく葉の色や形、質感の違いなどをマニアックに愉しむエリアと勝手に位置づけている。



A クジャクシダ  B クルマバハグマ  C アマドコロ(斑入り品種)  D ホスタ `ハルシオン'
E エピメディウム・ベルシコロル `スルフレウム' Epimedium x versicolor `Surphureum'  F キバナイカリソウ
 

ホスタ(ギボウシ)`エルニーニョ'

 
                            
ミズヒキ(白花)とホスタ `シェードファンファーレ'


反対側のシェードエリア。



A 隣家の生垣一部(ツゲ)  B フウチソウ(斑入り)  C ホスタ(ギボウシ)`金星'

D ミズヒキ(斑入り、白花)  E クサヤツデ(キク科の山野草)  F キンミズヒキ(野草、黄葉品種)
G イワヤツデ(タンチョウソウ)(ユキノシタ科の山野草)  H ホスタ(ギボウシ)`デボングリーン'
I ニシキシダ(イヌワラビの変種?)  J ミツバ(銅葉品種、ムラサキミツバとも言う)  K ワタナベソウ(ユキノシタ科の山野草)
L 正体不明のアネモネ属  M アシリウム・ビダリー(シダの一種)  N ホスタ(ギボウシ)`エルニーニョ'


再びサニー・サイドに戻って・・・

  
カンパニュラ・サラストロ Campanula `Sarastro'
(青花ホタルブクロの名で流通)
 
                                    ただのホタルブクロ Campanula punctata 2017/06/23


トリフォリウム・ルベンス Trifolium rubens 2017/06/21


オープンガーデンの際、何度も名前を訊ねられたケモケモ花、
トリフォリウム・ルベンスが六月下旬になってやっと満開(?)になった。

この花は成長すると花穂が重たくなり、雨に打たれると倒伏してしまうため、紐で縛り上げなければならない。
ところがそれではみっともないので、今年は物置に仕舞ってあったボールプランタースタンドを使ってみた。
そしたら花束のようになって咲いてくれた。


同時期に咲いた他の花たち。

  
ペンステモン・ジギタリス Penstemon digitalis 2017/06/21
                                       
                                     モウズイカ Verbascum blattaria 2017/06/21



ペンステモン・ジギタリスの隣に新顔の花が咲き出した。

黄色い地味な花だが、これがモウズイカ 。
家を建てた頃、蒔いたものが十年以上のインターバルを置いてひょっこりと咲いた。

六月も末になると、庭は緑の魔境と化す。

2017/06/30


あまりにも鬱陶しいので、庭花の一部を抜き捨てる。
滝のように汗が流れ、ワッと蚊に喰いつかれる。庭に出るのが一番いやな季節の到来だ。

2017/06/30


いっとき花は疎らになる。
  
スタキス・モンニエリ Stachys monieri
2017/06/30
 
                                     アガパンサスの落葉性品種 2017/07/21



七月も中旬を過ぎると、青紫のアガパンサスが咲き出す。

今年は優しい黄色のオミナエシやウィキョウも一緒に咲き出したので、庭が少しだけ涼しげな雰囲気になった。

2017/07/21


2017/07/30



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ヤブカンゾウの記憶

2022-07-25 | 野草/夏・秋

ヤブカンゾウはよく目立つ野草だ。
この花が咲くと、金鳥のコマーシャルではないが、日本の夏、
とりわけ田舎の夏を連想してしまう。

個人的には、実家のすぐ近く、線路端や農道の道端に咲いていたせいもあり、
非常に近しいものを感じる。

ところでヤブカンゾウの属するワスレグサ属 Hemerocallis は昔、ずっとユリ科だった。
花の形がユリによく似ているので、そのことに違和感をおぼえることはなかった。
しかし2000年代に発表されたAPGⅡ分類体系ではワスレグサ科となり、
ユリ科から分離独立した。

その後、APGⅢ分類体系では、ススキノキ科という聞き慣れない科名に変わっていた。
身近な花なのに、植物分類学の世界では、何やら遠い存在になってしまった。

写真は古いものばかりで恐縮。
まずは横手実家の線路端で咲いていたもの。
撮影は2017年7月19日。







次は秋田市自宅近くの空き地で見つけた群生。
撮影は2015年7月21日。

この群生はみごとだったが、翌年、宅地造成で消滅した。










 






ラストは五城目町郊外で見つけたもの。
ここは水田の畔であり、農家の方が意識的に刈残したもののようだ。
撮影は2013年8月3日。







 





以上。 

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