本記事は自ホームページの旧記事をブログ用にリメイクしたものである。
8月14日、鳥海山の林道でクルマ事故(悪路でタイヤが炸裂)に遭って以来、
しばらく山歩きが出来なかったが、8月26日に再開した。
悪路はもうこりごりなので、この日は登山口までしっかり舗装されている岩手の二山を選んだ。
最初に登ったのは、岩手山の南山麓にある低山、鞍掛山(897m)。
ここではそろそろ寄生植物のオオナンバンギセルが咲いてる筈。
早朝の樹林帯は薄暗く、花はさっぱり見えなかった。
今回の非合法マップ
キャンプ場への分岐点(降り口)あたりからそろそろ花が現れるが、地味な花ばかり。
ソバナ カノツメソウ
トウヒレン属の一種 マルバキンレイカ(咲き残り)
やがて右側が開けて森林が途切れると、
そこにはハマウツボ科のママコナ(こちらは半寄生植物)が思いのほか多く咲いていた。
この花、秋田では横手湯沢の低山に多いのだが、
最近、私が登るような山にはさっぱり生えていない(乾燥した酸性土壌の低山に多いように感じる)。
ここで会えて嬉しかった。
ママコナ
肝心のオオナンバンギセルだが、
山頂が近づくと、道端の笹薮でパラパラ見かけるようになった。この山ではササに寄生しているのだろうか。
エゾシオガマ(ハマウツボ科) オオナンバンギセル(ハマウツボ科)
オオナンバンギセル
オオナンバンギセル ヤマハギ
山頂に生えていたのは・・・
ノコンギク
ゴマナ タムラソウ(蕾)
ツリガネニンジン クサボタン(咲き残り)
今日、親方(岩手山)は雲を被っていて、鞍掛山山頂からその姿は見えなかった。
見えていたらこんな感じ( (´π`;)雪は無い)。
2018/11/03
この日は鞍掛山を下りた後、平ヶ倉稜線経由で千沼ヶ原湿原に向かった。⇒「平ヶ倉・・・」に続く。
登り終えて、午後、平ヶ倉稜線から見た鞍掛山。
鞍掛山には、9月7日にも寄っている。
この日は山頂には行かず、山裾の森林を散策しただけ。
森の中で見かけたキノコなどを少し。
タマゴタケ(食用) シロタマゴテングタケ(猛毒)
名称不明の紫キノコ これはキノコではなく、ヤマシャクヤクの実。
以上。
葉は後から出てくるのでしょうか・・・
ナンバンギセルは葉緑素の無い寄生植物で葉はありません。花とそれを支える茎しか見当たりません。
ススキやササなどのイネ科植物の根っこに寄生すると言われてます。
向かいに岩手さんがどーんとそびえて、感動しました。
その日岩手山は、初冠雪だった様です。
笹やぶにもナンバンキセルが生えているんですね。@@
春や秋だけでなく夏場はどうかなと思い、行ってみました。
オオナンバンギセルのことは友人から聞いておりましたが、ママコナも見られて得したような気分です。