モウズイカの裏庭2

秋田在・リタイア老人の花と山歩きの記録です。

平成最後の昭和の日は太平山(2019年4月29日)

2021-04-30 | 太平山/春、夏

(本記事は自ホームページの旧記事をブログ用にリメイクしたものである。)


4月も中旬になったら、太平山の雪姿が美しくなって来た。

4月14日、下界(秋田市和田)から見た太平山地の山並み。左端は前岳と中岳、右奥に白子森(太平山地最高峰)。



4月14日、太平山の核心部分。
今回、最初に登った宝蔵岳は剣岳のかげに隠れて見えない。



太平山は自宅のすぐ近くに聳えているが、幾つか理由が有ってあまり登っていない。

今回、今頃登ったのは、昨年11月、山納めの名目で登った際(関連頁はこちら)、
宝蔵岳の登り口斜面にイワウチワの大群生を見つけ、
春の開花を見に来ようと思っていたからだ。

今回の非合法マップ。



そろそろイワウチワが咲いてるだろうと思い、平成最後の昭和の日、4月29日に決行。

旭又駐車場にクルマを置き、テクテク歩いて、宝蔵岳コースへの分岐へ。
急斜面を登り始めたら、イワウチワはすぐ現れた。
しかし花は御覧の通り。


厳密にはオオイワウチワ 



イワウチワの最盛期は終わっていた(一週間くらい前が見頃だったのか)。

中腹の貴景勝杉 



それでも貴景勝杉(今回、私が勝手に命名)のある辺りまで登ったら、
やや新鮮なものがあったが、
既に群生地は抜けており、パラパラとしか咲いてなかった。
今回はイワウチワの開花調査が目的なのだから、それを見定めたら、おとなしく下山すればよかった。
しかし、この日は稀に見る晴天。アイゼンも一応、担いでいたので、更に上を目指すことにした。

中腹のブナ林より上は雪がびっしり。
雪は締まって歩きやすかったが、日陰地の急斜面は滑落しそうでちょっと怖かった。
稜線に出たら、剣岳の左に鳥海山が見えた。

中腹のブナ林                                 宝蔵岳稜線と剣岳
 


宝蔵岳稜線から鳥海山。



鳥海山の左には月山も見えたが、写真には写らなかった。
月山が見えるほどの好天だったので、これは勿体ない。更なる展望を求めて、奥岳まで登ることにする。

宝蔵岳から弟子還岳と奥岳を望む。



眺めは素晴らしかったが、目の前の雪庇は怖かった。

ただし難所と言われる弟子還の岩壁はすっかり雪が取れており、安全に通過することが出来た。

弟子還岳                                                                                       弟子還岳の鎖場 
 


弟子還岳から北の方を望むと・・・。

白神山地西部の山々。白神岳、向白神岳など。



藤里駒ヶ岳と岩木山。
 



弟子還岳から奥岳山頂方面を望む。
 



雪庇に気をつけながら、ナントカ奥岳山頂に到着。

奥岳山頂



鳥居の間から男鹿半島を望む。

 


奥岳山頂からの展望を今少し続けてみる。

西側、太平山の連なりと秋田市方面を望む。
右手前から弟子還岳、左に寄って宝蔵岳、剣岳、鶴ヶ岳、また右に寄って中岳、前岳と連なる。



南の方は、鳥海山の他に月山、神室山、栗駒山、和賀山塊も見えたが、メリハリが無く、写真にならなかったので省略。


東側の眺め。




右に秋田駒ヶ岳。左は笊森山。




左奥に岩手山、右に乳頭山、笊森山。



北東方向。

左奥に森吉山、右奥に白子森(太平山地最高峰)。



森吉山



結局、この日は秋田を取り囲む四辺の山々はほぼ全て、更に県外の名山まで展望できた。
こんなによく見える日は珍しいと思う(と思ったが、後に7月10日、登った時はもっとよく見えた。⇒こちら)。

名残惜しいけど、そろそろ下山だ。

マルバマンサクと馬場目岳



マルバマンサク



下山はポピュラーな御手洗ルート(旭又コース)を選択。

最初は好かったのだが、七曲りの急斜面あたりで雪が腐っていてズブズブの上に、スリップが停まらない。
一気にブナ帯まで滑り落ちる。さいわい怪我はなかったが、傍目からは完全な滑落に見えたことだろう。
下りでも面倒くさがらずにアイゼンを履くべきだったと猛省。

ブナ帯上部急斜面から、男鹿半島方面を望む。



御手洗上部の綺麗なブナ林



ブナの根開き                                   御手洗の地蔵さん 
 


雪は御手洗の地蔵さんの下までびっしり残っていた。

その下からあやめ坂にかけては、まだ新鮮なイワウチワが見られた。

厳密にはオオイワウチワ



オオイワウチワの蕾                              ヒメシャガの芽出し(あやめ坂付近)
 


こちらの群生の規模は小さいが、個々のイワウチワを見るなら、これでも十分かもしれない。

宝蔵岳ルートのイワウチワ群生はいつかまたチャレンジしよう。
今回、紆余曲折はあったものの、私の平成最後の山は太平山ということになった。

国民の森から仁別までの間の渓流沿いでは春紅葉が始まっていた。

カツラの新葉が逆光で浮き上がって見えた。




モウズイカの裏庭(トップ)へ。


コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 抱返渓谷で春紅葉&新緑を愉... | トップ | 保呂羽山のつもりが・・・八... »

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ミルク)
2021-04-30 13:44:03
貴景勝杉 面白いですね。言われてみれば見えなくもないです(笑)
夏山ですけど、1度だけこのコースを上ったような?

ずいぶん展望の良い日でしたね~。
イワウチワのピンクの花が、なんともかわいいですね。
ミルクさんへ。 (モウズイカ)
2021-04-30 13:59:25
コメントありがとうございます。
大平山(奥岳)はずっと御手洗を通るルートばかりでしたが、
友人の勧めもあり、2018年秋から宝蔵岳ルートも歩くようになりました。
前半の天然杉、みごとですね。この杉はちょうど貴景勝関が台頭してきた頃、出会ったのでその名をつけてしまいました。
すぐ上には竜の頭のような枯れ杉もあります。
大平山は花は少ないですが、展望の素晴らしい山です。
その素晴らしさを享受すべく、天気の良い日ばかり狙って登るようにしております。

コメントを投稿

太平山/春、夏」カテゴリの最新記事