モウズイカの裏庭2

秋田在・リタイア老人の花と山歩きの記録です。

西和賀スプエフェ紀行(2015年4月下旬)

2022-05-01 | 西和賀・女神山

(本記事は自ホームページの旧記事をブログ用にリメイクしたものである。)

今年(2015年)は春のペースが早い。もうそろそろいいかなと思い、
4月も下旬にさしかかったとある日、岩手県の西和賀町(旧・沢内村)に行ってみた。

ここはカタクリなどスプリングエフェメラルがとても豊富な処で、以前からときどき訪ねていた場所だ。

和賀岳(1439m)
 



ところが、今回は・・・ (´π`; やはり早かったようで、
カタクリの名所として知られる安ヶ沢地区も大荒沢地区(銀河の森)もまだ雪の下敷きだった。

かわりに雪の消えた田んぼの畦や和賀川堤防付近にいち早く咲いていたキクザキイチゲを。




キクザキイチゲ(白花タイプ) 



キクザキイチゲ(青紫タイプ) 



キクザキイチゲ(青紫タイプ) 




それ以外の花はこれからのようなので、白いお山を見ながら秋田へ帰る。

もはや黒くなった岩手山(2038m) 



ここでちょっとお勉強を。 
表題のスプエフェ、正式にはスプリング・エフェメラルとは、
Spring Ephemeralと書き、『春の妖精』または『春のかげろう』と訳される。

『春植物』と呼ぶこともある。長い名前なので「スプエフェ」と略す人も居る。
カタクリやイチゲの仲間、フクジュソウ、エンゴサク、アマナ、コバイモの仲間などのように
春の限られた期間(雑木林の林床が明るいうち)に
パッと現れ、パッと咲いて、パッと実を結び、パッと消える特異なライフスタイルをもつ小型植物を指す。
だからと言って一年草ではない。
地上部が枯れた後も地下部分(地下茎や球根)は生き残り、翌年の早春に地上部を再生する。
したがって、その生涯はけっして儚いというものではない。
例えばカタクリに至ってはタネから花が咲くようになるまでには十年近い歳月を要し、
その後は何十年にもわたって咲き続けると聞く。
へたをしたら他の草花以上に長命と言えるかもしれない。


一週間後の4月30日、また訪ねてみた。

焼石岳(1548m) の山並み。



和賀岳(1439m) 



今回は山ではブナ、川べりではヤナギの新緑がとても綺麗だった。




安ヶ沢地区に入ると、桜やミズバショウは見頃だったが、その他スプリングエフェメラルは今週でもまだ早かった。


ベニヤマザクラ                             ミズバショウ
 



エゾエンゴサクとカタクリ




大荒沢地区(銀河の森)は安ヶ沢地区の北に位置し、標高も高いのに、開花は早く、既に終わる寸前だった。

このところ晴天続きでしかも気温もかなり上昇している。今年はあっと言う間に咲いて終わろうとしている。
あまり新鮮とは言えないが、駆け足で眺めたスプリングエフェメラル。

カタクリとキクザキイチゲの混生。





 

キクザキイチゲとカタクリ                                  カタクリ
 



カタクリ



エゾエンゴサク他                                     カタクリ
 



帰りに立ち寄った秋田県仙北市の某湿原。ここのカタクリも終わる寸前だった。

が間に合って良かった。

カタクリの花筵を二枚。






 

ミズバショウは葉桜ならぬ葉水芭蕉だったが、別の珍しい花が咲き出していた。

ミズバショウ                                     オオバナノエンレイソウ

 



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コメント (2)
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