モウズイカの裏庭2

秋田在・リタイア老人の花と山歩きの記録です。

岩木山でミチノクコザクラに逢う。(2015年6月11日)

2021-06-13 | 青森の山

(本記事は自ホームページの旧記事をブログ用にリメイクしたものである。)

青森には公私の用事でときどき行くが、岩木山が上から下までスッキリ見えたことは殆どなかった。
今回は珍しくスッキリ見える日に当たった。欲を言えば、もう少し雪が多く残っていればよかったが、
まずは全容が見れて嬉しかった。










斯様に岩木山は形が良く、下から眺めるだけでも十分なのだが、

今は特産種のミチノクコザクラが咲く季節。さすがにこの花は下からは見えない。
折角なので登ってみることにする( (´π`;)偶々、クルマに山道具を積んでいた)。




津軽岩木スカイラインの有る南西側に廻り込むと山の形が大きく変わる。

スカイラインは比較的なだらかな左側の斜面を走っている。

津軽岩木スカイラインのゲート付近より望む。支峰の鳥海山が前面に躍り出ている。



八合目駐車場より山頂を仰ぐ。




八合目まではクルマ、さらにその先はリフトと、今回は文明の利器をフル活用しているので、

登山とは言えないかもしれないが、最後の登りはけっこうしんどかった。
また風も強かった。煽られて危うく転倒するほどだった。

歩き出してすぐ。山頂を望む。



岩木山頂への最後の登り                            リフト駅(鳥海山)や鳳鳴ヒュッテを見下ろす。 


岩木山山頂



北には津軽平野と日本海。 



東側、八甲田山は雲に覆われ、見えなかったが、南にどっしりした山が見えた。
向白神岳(1250m)だろうか。




岩木山で見た花たち

ミヤマキンバイ                                      ミヤマガラシ 

 


登山道を歩く限りではめぼしい花は、上の二種類くらい(他にはハクサンチドリの蕾が少々)。
特産種のミチノクコザクラは少しだけ有ったが、花は古くなっていた。

岩木山は他の高山と較べると高山植物の種類がとても少なく感じたが、
それは独立峰であり、高山帯の面積も小さいことから致し方ないのかもしれない。

それでもミチノクコザクラは心残りなので、もしやと思い、帰りに百沢コースを少しだけ下ってみた。

種蒔苗代 




すると・・・

 


新鮮なものがけっこう有るではないか。

 


ミチノクコザクラ




帰りに鳥海山の火口壁をよく見たら、

                            イワウメの他にナガバツガザクラ、イワヒゲなども混じっている。
 


イワウメはあちこちに張り付いていた。




こちらは・・・

ナガバツガザクラ



危なっかしい場所なので深入りは出来なかったが、いい花を見せてもらった

とお岩木山に感謝。


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梵珠山・花トレッキング(2017年5月9日)

2021-05-12 | 青森の山

本記事は自ホームページの旧記事をブログ用にリメイク、再アップしたものである。

5月9日、青森の梵珠山という低山(468m)に行って来た(数日前、アップした秋田の房住山と似た名前だが別山)
遠い秋田市からわざわざ行ったのは、ヒョウノセンカタバミという珍しい花を見たかったから。

なお、青森まで折角行くのだから、津軽の名山、岩木山も見たかった。それも加味して、晴天の9日に決行した。 

東北自動車道・津軽パーキング(下り線)から望んだ岩木山

 

梵珠山は変哲の無い低山(468m)だった。



今回の非合法マップ。



サワグルミコースの登山口
 
                                              サンカヨウ

サワグルミコースの登山口から歩き始めたら、いきなり「なんか用か」ってな感じでサンカヨウに遭遇。

秋田ならばけっこう深山や高所で見る花だが、ここでは少し勝手が違う。

登山道沿いにはスミレ類(ナガハシスミレやスミレサイシン)が多く咲いていたが、ほどなくシラネアオイの群生にも遭遇。
この山のものは何となく花色がくすんでいるように感じた。



樹林帯の中の歩きなので展望はさっぱり。

岩木山や八甲田、陸奥湾はそれぞれ限られたポイントから眺める。 

岩木山はまあまあ良く見えた。




しかし八甲田山と陸奥湾は・・・

 


陸奥湾(青森市の街並み) 。




ヒョウノセンカタバミをはじめとした花は山頂手前の寺屋敷北広場付近に多かった。

寺屋敷北広場



これがヒョウノセンカタバミ。







ヒョウノセンカタバミは山陰の氷ノ山で発見されたためこの名前が付いた。

コミヤマカタバミの変種とされ、蒴果の形が長楕円形であることから、卵球形であるコミヤマカタバミと区別するそうだ。
青森では何故か梵珠山だけに産すると聞いた。
なお色が淡いタイプも少し見かけたが、通常のコミヤマカタバミやミヤマカタバミかどうかは不明。

                                                                                                      この個体は木の幹にコケと一緒に生えていた。
 


 


寺屋敷北広場の群生の様子。




ヒョウノセンカタバミ単独のところもあれば、このようにスミレサイシンやマイヅルソウと混生するケースもあった。

ヒョウノセンカタバミ以外の花たちは・・・

キクザキイチゲ白花



オトメエンゴサク(エゾエンゴサク)?                                    ピンク花 
 


   

オトメエンゴサク(エゾエンゴサク)?  とオオバキスミレ                ミヤマスミレ
 


量的に多かったのはスミレサイシン。 

スミレサイシン



スミレサイシン の白花                                              キクザキイチゲ濃色花 

 


草花は他にカタクリやニリンソウ、ミヤマキケマン、エンレイソウ、ルイヨウボタンなども咲いていたが省略。

樹木の花はムラサキヤシオが盛りだった。

ムラサキヤシオ



コヨウラクツツジ




マンガンコースを下ると、青森特産のヒノキアスナロを多く見かけた。

ヒノキアスナロ                                                        トクサ
 


トクサを見るのは久しぶりだった。 

梵珠山は低山だが、花の種類、量ともに実に豊富で、かなうならば「花の百名山」に加えたいと思ったほど。

よって今年、行った先では(今のところ)鶴岡の高館山(こちら)と並び、ワクワク充実した花旅となった。


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花の浮島、浅虫・湯の島へ。(2019年4月13日)

2021-04-14 | 青森の山

(本記事は自ホームページの旧記事をブログ用にリメイクしたものである。)

前日(4月12日)、山形に行ったかと思うと、今日(4月13日)は青森だ。

今頃の時期は各地で一斉に花が咲き出すが、
天気の好い日は限られるので、どうしても、ε=ε=へ(+´π`;)ノ 駆け足で行ったり来たりになってしまう。




浅虫温泉沖合に浮かぶ湯の島のお花畑は数年前、友人のfbで知って以来、いつか訪ねようと思っていた。

この島は無人島でカタクリの咲くシーズン(湯の島カタクリ祭り期間中)だけ、船で渡ることが出来る。

埠頭から湯の島を望む。

 

今年の案内ホームページ’(こちら)を見たところ、
 「祭り期間は、2019年4月6日(土)~4月21日(日) 
※ 当日悪天候により中止する場合が有りますので問合せの上、お越し下さい。案内時間 午前9時~・・・」
とのアナウンス。

このところ寒の戻りで北東北は天候が不安定だったが、4月13日なら大丈夫だろうと勝手に思い込み、
早朝5時半に秋田市自宅を出発。

案内スタートの9時迄には着くだろうと高をくくっていたが、青森市浅虫は遠い。
前半、高速料金をケチって下道をちんたら走ったせいか、たっぷり四時間もかかってしまい、
船着き場(「海の駅」あさむしマリーナ)に着いたら9時半だった。
既に数十人の方が列を作って乗船待ちしていた。それでも40分程度の待ち時間で乗船出来た。

この小船に乗って行く(一度に8人しか乗れない)。


救命胴衣を着けて乗り込む。航海は5分間程度。
 


湯の島にもうすぐ着岸。


船着き場に有った案内板。
 


弁財天宮への参道。
厳密にはこの石段は帰りに使う。行きは別道を登る。




島に上陸し、最初に見た花は
キバナノアマナと白いエンゴサクだった。

 


次いで、白花のキクザキイチゲ。
カタクリも現れて来た。

   


少し登った先から、小道の両側にはカタクリの花筵が延々と(山頂まで)続く。









これでも例年に較べるとカタクリは疎らとのこと。

たぶん彼岸以降の不順な天候が影響したものと思われる。

 





この島のカタクリは、他地域のものと較べると色が薄いように感じた。

その分、他地域では珍しい白花の遺伝子が豊富なのか、
ここでは割と簡単に白花に遭遇出来た( (´π`;)ボランティアガイドの方が丁寧に教えてくれるせいもある)。

白花を発見。  
ガイドさん曰く、
これは純正の白ではなく白モドキだそうだ。 

 

これが純正の白カタクリ。その証拠に蘂も白っぽい。

 


カタクリの隣には別の白花が。

 


この島はカタクリばかり話題になるが、

個人的には白いオトメエンゴサク(エゾエンゴサク)?の方が面白いし、珍しいと思う。
白花は昨年の春、岩手の東根山で見て以来だ(記録はこちら)。
ガイドさんに教えられ、花の香りをかいでみた。甘く上品な香りだった。


白いオトメエンゴサク(エゾエンゴサク)?

 


他にはキバナノアマナも豊富だった。



キバナノアマナは
登り口と山頂に多かった。  

標高132mの島の最高点から
東北大学の浅虫海洋生物学教育研究センターを望む。
何故かここで学生時代にウニの発生実験をやった記憶がある。

 


名残惜しいが、そろそろ帰らなきゃ。
島の埠頭で帰りの船を待つ。




秋田への帰りの高速道では岩木山も見えた(朝は雲を被っていた)。



【後日談】
コロナ感染の影響で今年(2021年)のカタクリ祭りは中止、船も出ていません。


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