熟年男の歳時記

趣味のバイク、料理、DIYや旅行記を中心に日々の暮らしと感じた事など気ままに綴って行きます。

椎間板ヘルニア克服記 

2011-08-26 08:14:51 | 腰痛・健康
5年ほど前、左脚付け根部分に違和感を覚えるようになり、次第に歩行に支障をきたすようになって来た。
股関節に異常でもあるのだろうかと病院でMRI検査を受けたところ、腰椎の椎間板2箇所にヘルニアができ、この内ひとつが左脚に繋がる神経根を圧迫していることが分かった。“腰椎椎間板ヘルニア”である。

とりあえず、鎮痛薬を服用し様子を見ることになったが、薬は効かず日増しに痛みが増す一方で2週間もすると、痛みの余り満足に歩けなくなってしまった。鎮痛薬を強力な座薬に換えたところ、薬の効いている5,6時間は良いが、薬が切れだすとたちまち激痛に襲われる始末。ブロック注射も試みたが、それも数時間の効果でしかなかった。

通勤にも耐えられず会社近くのホテルに泊まったり、在宅勤務をする時期もあった。
そして、この激痛から逃れるには手術しかないと思い、ついに手術を決断した。

ただ、神経が通る背骨の手術となるとリスクが気になる。そこで日本脊椎脊髄病学会が認定する指導医がいて、且つ手術件数の多い病院を中心に転々としたが、何処も予約が一杯で手術は1ヶ月以上先になるとつれない返事である。
5,6の病院を回り、漸くある整形外科病院での手術が決まった。1週間後に手術の予定である。左脚に違和感を感じ始めてから1ヵ月半近くが経過していた。

そして、いざ手術の前日、入院する日が訪れ荷物を持って病院に向かった。
ところが、行く途中、何となく痛みが和らいでいるように感じる。痛み止めの効果が切れる時間になっても、一時期のような痛みがない。そうこうしている内に病院に到着した。
入院するために行った筈だったが、窓口で下した決断は、手術のキャンセルだった。まさに翌日に手術をひかえての土壇場でのキャンセルである。病院側もいささか、あきれ顔であった。

それからというもの、劇的に痛みが和らいで行き、ドタキャンから10日ほど経過した時には、ほとんど痛みが消えていた。
ヘルニアは自然に小さくなっていくケースが多いとは聞いていたが、最初に痛みを感じて約2ヶ月半で手術をすることなく痛みはほぼ解消していた。

そして、それから更に3ヶ月ほど経った頃には、趣味のバイクにも乗れるようになった。

激痛に耐え切れず手術を受ける決断を下したものの、どの病院も予約が一杯で直ぐに手術を受けられなかったことが幸いして、結果的に手術せずに済んだ。

その後、腰痛体操やウオーキングを始め、今はジムに通って筋力強化に励んでいる。
気になる程ではないが、足裏に僅かながらしびれを感じる時があるが、発症前と変わらない生活を送っている。

神経麻痺症状が出た場合など、直ぐに手術をしないと手遅れになるケースもあるようなので、いずれにしても専門医に相談して、手術の是非を考える必要がある。
病院によっては、安易に手術を勧める所もあるらしいので、なるべく手術を避けたい場合は、セカンドオピニオンを仰ぐのも一案だと思う。背骨だけに、なるべくなら手術は避けたい。

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