熟年男の歳時記

趣味のバイク、料理、DIYや旅行記を中心に日々の暮らしと感じた事など気ままに綴って行きます。

旧型車いじめでは~自動車重量税の増税

2013-12-07 10:57:29 | 日常の出来事・雑感
車検の度に徴収される重量税が増税される方向で検討されている。

燃費の悪い旧型車の税額を引き上げるとかで、車両重量0・5トン当たり、新車登録から11年超~13年の車は年間900円、13年超~18年は年間1千円が増税になる。一方、環境性能に優れたエコカーの減税幅を拡充するとのこと。
我が家の車に当てはめると重量1.5トン超、丸15年経過と言うことで年間4千円、2年毎に納める重量税は現在の4万円から4万8千円と2割も増えることになる。今の4万円自体、13年未満の車より既に2割以上高い。

旧型車は燃費が悪くてエコカーに比べ多くのCO2を排出することから、環境対策関連費用の負担が増える分致しかた無いとは思うものの、割り切れない思いもある。
燃費の悪い車をスクラップにして新車に置き換えれば確かに環境に良いことは分かる。
しかし、新車1台の製造工程で発生するCO2や、未だ十分使える車をスクラップすることにより発生するリサイクルされない資源の無駄使いやその処分費用など考慮すると、旧型車を新しくすることは必ずしもエコにつながるとは言い切れないのではないだろうか。 
特に我が家のように年間5~6千キロと走行距離が少なければ、CO2の年間排出量の違いは対したことは無い。

それに、新しい車でも全て燃費が優れている訳ではない。15年前の車とさほど変わらない燃費性能の車も多く見かける。にも関わらず登録から11年超の車に対して重量税を一律引き上げるやり方は、CO2排出量抑制のためと言うよりは、経済活性化のための買い替え促進が主目的ではと思えてならない。

また、今度の税制見直しにより、バイクを含め軽自動車税の増税も検討されている。こちらは、税額を1・5~2倍の一定比率で引き上げるとのことで、絶対額は小さいものの増税の幅は大きい。

消費増税に社会保険料のアップ、円安による物価上昇、そこに追い討ちをかけるかのような自動車関連税率の見直し。住みにくい世の中になって行くものだ。



コメント
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