熟年男の歳時記

趣味のバイク、料理、DIYや旅行記を中心に日々の暮らしと感じた事など気ままに綴って行きます。

危険な自転車走行

2011-10-06 08:12:45 | 日常の出来事・雑感
最近の健康志向も追い風に自転車人気が高まっている一方で、マナーを守らない自転車が目立つようになり、メディアでもこの問題を取り上げる回数が多くなったように感じる。

一昨日、都内を歩いている時、若いサラリーマン風の男が猛スピードで自分の方に直進して来た。一瞬、ひやっとし、すれ違いざまに注意したが全く動じる様子はなく、逆に、「うるさい」といった類の捨て台詞を吐き、そのまま走り去って行った。
報道で目にした悪質な自転車乗りがいるんだと実感した次第だ。

そう言えば、最近、お笑い芸人が警察に検挙されて話題になったブレーキを取り外した「ピスト」と呼ばれる自転車、これは言語道断というしかない。こんな危険な状態で公道を走っている人は、「慣性の法則」を知らないのだろうか。

歩道をスピードを出して走る自転車の次に危険だと思われるのが無灯火の自転車。
これから日没時間が早くなり、服装も黒めのものが増えて来る冬場は、無灯火では認識しずらく自転車、歩行者双方にとって危険度が増す。

自転車は、道路交通法では「軽車両」として扱われ、無灯火や通行が禁止されている歩道を通行した場合など、違反行為として懲役や罰金刑が課せられる定めになっている。因みに、無灯火の場合は5万円以下の罰金である。
しかしながら、社会が自転車に対して寛容なためか、警察の取り締まりも注意までで、罰金を課すまではしていないのが実情だ。

たしかに、庶民の身近な足として普及している自転車に罰金刑は重すぎるように思えるが、自転車に追突され死者まで出ている状況を考えれると、悠長な事は言ってられない。それに残念ながら、注意程度ではマナーの向上は期待薄である。
ここはやはり、交通ルールの周知徹底とモラル向上のための猶予期間を設け、それ以降は違反行為に対しては注意にとどまらず、一歩踏み込んで厳罰を持って厳しく取り締まって行く必要があると思う。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする