ビルボード・チャート日記 by 星船

70年代、80年代から最新までビルボードのヒットチャートにあわせて名曲を紹介します。
(最新チャートはお休みします)

ビルボード 全米 Top40 1984年2月25日付 Genesis - That's All

2020-02-23 18:55:39 | 1984年ビルボードTop40
1984年2月25日付ビルボード All American Top40、1位の交代がありました、2位から上がっての1位はVan Halenの"Jump"。Van Halenですが、初めてのヒット"You Really Got Me"以来この曲で5曲のTop40ヒットがありますが、これまでの最高が12位を記録した"(Oh) Pretty Woman"、初めてのTop10ヒットでついに1位獲得です。

3週間の1位からダウンしての2位はCulture Clubの"Karma Chameleon"。Culture Clubですが、アメリカでの初めてのヒット"Do You Really Want to Hurt Me"が第2位を記録、続くシングル"Time (Clock of the Heart)"も連続2位。この曲でついに初めてのNo.1獲得となりました。
3位は4位からアップ、Nenaの"99 Luftballons"。Nenaですが、ドイツ出身のロックバンド。ドイツでは2曲目のヒットですが、アメリカでは初めてのヒット。珍しいドイツ語のヒット曲です。
4位は9位からジャンプアップ、Cyndi Lauperの"Girls Just Want to Have Fun"。Cyndi Lauper、この曲がメジャーデビューシングルで、初めてのヒットが4位まで上がってきました。
5位は7位からアップ、Michael Jacksonの"Thriller"。世界で最も売れたアルバム『Thriller』から、ついに7曲目のシングルカット曲としてタイトルソングの登場です。この時点でHot100にはまだ3週目で5位まで上がってきました。

この週6位からダウンして11位はGenesisの"That's All"。
最高位は2月11日と18日の第6位。年間チャートは52位。Genesisのこれまでの最高のヒットは1980年の"Misunderstanding"の14位ですので、この時点での最高のヒットになりました。

イギリス出身のプログレッシブバンドGenesis、結成は60年代後半、ピーター・ガブリエル、アンソニー・フィリップス、トニー・バンクス、マイク・ラザフォードなどのメンバーで結成されました。
70年代に入り、メンバーチェンジが行われ、スティーヴ・ハケットやフィル・コリンズが加入、1971年にリリースした3枚目のアルバム『Nursery Cryme』がイギリスでヒット、ブリティッシュプログレロックの人気バンドとなります。
その後もメンバーチェンジを繰り返し、中心メンバーだったピーター・ガブリエル、スティーヴ・ハケットが脱退、マイク・ラザフォード、フィル・コリンズ、トニー・バンクスの3人が残って、1978年にポップス色の強いアルバム『...And Then There Were Three...そして三人が残った』を発表、シングルの"Follow You Follow Me"も初めて全米Top40に入るヒットになります。

3人のメンバーは、それぞれソロ活動を行いながら、Genesisとしてのアルバム作成を進め、1983年にバンド12枚目のアルバムとなる『Genesis』を発表、イギリスでの1位をはじめ、全世界でヒットします。
そのアルバムからの2曲目のシングルがこの曲"That's All"です。
曲の作者はメンバー3人。さらにポップになって、アメリカでの大ヒットにつながりました。

この1984年1月から2月にかけてのビルボードシングルチャート、1月28日付から2月18日付までの4週間の間、プログレッシブロック界のスーパーバンドのイエスとジェネシスの両グループがシングルチャートのTop10に入っていました。
高校生時代、イエス、ジェネシスをはじめ、プログレッシブロックも聞きかじっていましたが、元々は難解な曲も多かった彼らの曲がポップに変身し、両方いっぺんにシングルチャートで大ヒットをするとは、わからないものですね。


今週 先週 song / artist
1 2 JUMP / VAN HALEN
2 1 KARMA CHAMELEON / CULTURE CLUB
3 4 99 LUFTBALLONS / NENA
4 9 GIRLS JUST WANT TO HAVE FUN / CYNDI LAUPER
5 7 THRILLER / MICHAEL JACKSON
6 3 JOANNA / KOOL & THE GANG
7 12 NOBODY TOLD ME / JOHN LENNON
8 10 LET THE MUSIC PLAY / SHANNON
9 14 WRAPPED AROUND YOUR FINGER / POLICE
10 13 AN INNOCENT MAN / BILLY JOEL
11 6 THAT'S ALL / GENESIS
12 26 SOMEBODY'S WATCHING ME / ROCKWELL
13 21 I WANT A NEW DRUG / HUEY LEWIS & THE NEWS
14 5 TALKING IN YOUR SLEEP / ROMANTICS
15 24 HERE COMES THE RAIN AGAIN / EURYTHMICS
16 22 NEW MOON ON MONDAY / DURAN DURAN
17 11 RUNNING WITH THE NIGHT / LIONEL RICHIE
18 15 THINK OF LAURA / CHRISTOPHER CROSS
19 8 OWNER OF A LONELY HEART / YES
20 20 YAH MO B THERE / MICHAEL MCDONALD & JAMES INGRAM
21 25 GOT A HOLD ON ME / CHRISTINE MCVIE
22 32 FOOTLOOSE / KENNY LOGGINS
23 28 THE LANGUAGE OF LOVE / DAN FOGELBERG
24 19 MIDDLE OF THE ROAD / PRETENDERS
25 30 THIS WOMAN / KENNY ROGERS
26 16 PINK HOUSES / JOHN COUGAR
27 35 AUTOMATIC / POINTER SISTERS
28 33 GIVE IT UP / KC
29 17 BREAK MY STRIDE / MATTHEW WILDER
30 34 ALMOST OVER YOU / SHEENA EASTON
31 43 ADULT EDUCATION / DARYL HALL & JOHN OATES
32 18 I GUESS THAT'S WHY THEY CALL IT THE BLUES / ELTON JOHN
33 37 THE POLITICS OF DANCING / RE-FLEX
34 38 LET'S STAY TOGETHER / TINA TURNER
35 40 BACK WHERE YOU BELONG / 38 SPECIAL
36 39 RUNNER / MANFRED MANN'S EARTH BAND
37 23 SO BAD / PAUL MCCARTNEY
38 44 NEW SONG / HOWARD JONES
39 49 HOLD ME NOW / THOMPSON TWINS
40 46 LIVIN' IN DESPERATE TIMES / OLIVIA NEWTON-JOHN

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25 コメント

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Unknown (ローリングウエスト)
2020-02-23 19:15:38
84年特集に突入していますね!この年は入社直後の室蘭4年勤務から初めて東京で働くことになり思い出深いです。あわせて70年初頭に嵌ったイエスがPOPなロンリーハーツで復活して複雑な気持ちになった年です。
Unknown (太ったボンジョビ(・ε・` ))
2020-02-23 21:14:57
勝手な言い分なんですが、この頃からどうもイイ曲がえらい少なくなった印象がありまして、しかし一般には1984サイコーという評価ですよね
ザツオールは最初のシングル、ママが不発に終わったものの、なかなかのイイ曲であり、フィル・コリンズは基本あんま好きではないのですが、この内省的というか、語り口調というか、ドラム大音量ばかりじゃないんじゃあ、な感じがしみじみジーンときました。
この路線がジェネシスの好きなところであり、明るかったアバカブ、ペイパーレイトあたり、さらにはのちのインビジブルタッチなんかいい加減にせーや、てな感じでした。
と勝手な感想ですが、彼らのシングルなら
ザツオール
ママ
ノーサンオブマイン、と暗いのばっかりですみません。
♪~(´ε` ) スイニノーラウェエ~エイー
グループでも (hannah)
2020-02-23 21:59:06
星船さん、こんばんは。
プログレバンドのGenesisからP.Collinsがソロ活動で成功し、グループでも大ヒットになりました。
ポップチャートでシングルがTop10入りなんて思ってもみませんでしたが、この曲はP.Collinsのソロとは趣を異にした楽曲です。
YesとGenesisが同時にTop10入りするなんて、Duran、Culture Clubに負けていませんね。
Unknown (音時)
2020-02-24 08:09:36
http://neverendingmusic.blog.jp/archives/23014318.html
アーティストが自ら自分(達)の名前をアルバム名に付けるって相当な自信作だったんでしょうね。ただ1st「No son of mine」はチャートではtop40にも入らず大コケ。アルバムでは聞き応え十分のナンバーでしたが。
続くこの“That's all”の方が長さもちょうどシングル向きではありました。歌詞では「なんだかんだ言ってもお前を愛してるみたいだよ。以上!」って感じでしょうか。フィルはリンゴスターのドラミングに敬意を表するビートルズトリビュート曲のように思ってるみたいですね。
Unknown (音時)
2020-02-24 08:15:15
訂正 “no son of mine”はアルバム「We Can't Dance」でした!(^_^;)。「Genesis」の1st シングルは“Mama”でした。混同してしまいました。
Unknown (太ったボンジョビ( -ω- ?))
2020-02-24 10:21:11
太ったボンジョビデータベース??
ママの大コケは「まぁ…そりゃそーだよな」とFMfanチャートの後ろの方の変動を当時脱力して見ておりました。
なぜあれをシングルに、しかも1枚目のシングルにしたのか?
デュークやアバカブ以降、シングルでもイケてる俺たち!を勘違いしたのでしょうか?(でもママ大好き)
で、ひらめいたのが
デフ・レパードの女女女女女女女女女女女女…
バンヘイレンの🖤💙(ハートには意味なしですが)
まあその後のヒットシングルで名誉回復ではありましたが、誰がどんな意図でファーストシングル決めるのですかね?
女女女のときには「なんて地味で長くて身勝手そうなシングル…」とCD買ったことを一時後悔しましたよ。
( >д<)、ポォ~サン、シューガオンメエェ~イ♪
あのイエスが (星船)
2020-02-24 16:46:00
ローリングウエストさんこんばんは。
1984年は私は社会人になって2年目、まだこの時は洋楽をよく聴いていました。
あのイエスがシングルチャートで1位を獲得するとは、時代は変わったもんだと私も結構複雑な思いがありました。曲は大好きでした。
1984年は (星船)
2020-02-24 16:52:13
太ったボンジョビさんこんばんは。
1984年ですが、最高かは人によってでしょうけれども、大ヒット曲は実にバラエティに富んでいました。プリンスにフィルコリンズ、ティナ・ターナー、ヴァンヘイレンなどなどが大ヒットしましたね。
"Mama"はこの曲は全然知りませんでしたが、シングルヒット向きではありませんね。
ソロの活躍 (星船)
2020-02-24 16:58:10
hannahさんこんばんは。
GenesisとPhil Collinsですが、グループ活動とソロ活動を両方うまく両立して、両方でヒットを出しました。その後のPhil Collinsの活躍は凄いものでしたね。逆にPhil CollinsからGenesisを知った人も多かったのではないでしょうか。
YesとGenesisが同時にTop10入り、私にとっては歴史的な出来事でした。
ジェネシスの活躍へ (星船)
2020-02-24 17:04:37
音時さんこんばんは。
アルバム『Genesis』ですが、バンド名をアルバム名に持ってくる、それを12作目ですからね。力が入っています。このアルバム以降、ジェネシス・フル・コリンズの人気が大きく上がっていきました。それだけではなく、元メンバーのピーター・ガルリエル、マイク・ラザフォードの活躍にもつながりました。そういう意味でも歴史的なアルバムですね。

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