ビルボード・チャート日記 by 星船

1970年代から80年代にかけての特にビルボードのチャートを中心に、洋楽を愛する私と、皆さまにお届けするブログです

Kansas カンサス - Play The Game Tonight(1982年の洋楽 Part24)

2018-07-16 18:10:44 | ’82年洋楽
1982年の洋楽ヒット曲を紹介するシリーズのPart24はKansasの"Play The Game Tonight"。
最高位は7月3日から3週続けた第17位。年間チャートは残念ながら圏外でした。

Kansasですが、ボストンやスティクスなどとともに70年代中頃に出てきたアメリカン・プログレ・ハードロックバンド。
このアメリカン・プログレ・ハードロックバンドの中でも、カンサスは人気実力とも中心的なグループで、最もプログレ傾向が強いでしょうか。
初めてヒットした曲"Carry On Wayward Son(伝承)"は新しい音楽としてアメリカンロック界に衝撃を与えました。アルバムジャケットも印象深かったですね。

この"Play The Game Tonight"はカンサスの8枚目で全米最高位16位を記録したアルバム「Vinyl Confessions」からのファーストシングルカット曲。
曲の作者はメンバーのPhil EhartやKerry Livgren、Rich Williams等の共作、プロデュースもカンサスのメンバーが手掛けています。
初期のカンサスを彷彿とさせるドラマティックな曲で、Robby Steinhardtのヴァイオリンもさすがカッコいいですね。
ミュージック・ビデオでは、チェスの試合とともに音楽が進み、その合間にベトナム戦争や月面着陸の場面が出てきます。凄く印象的な映像です。

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13 コメント

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レコードの告白? (音時)
2018-07-17 21:17:12
 リードボーカルも交代、外部のソングライターの曲を歌うのもカンサスにとっては初めての経験だったようですね。アルバム「ビニール・コンフェッション
」からの第一弾シングルがこの曲。"Vinyl"って「レコード」のことを言いますよね。音楽CDが出始めたのは1982年頃ですので、いずれ段々とレコードがCDに移り変わってしまうとして、「レコード盤の告白」って意味で名付けたとか…?(音時説です) 和訳はこちら…。http://neverendingmusic.blog.jp/archives/10734977.html
汗の匂いがするプログレ (hannah)
2018-07-17 21:35:47
星船さん、こんばんは。
プログレ嫌い(と思われる)の湯川れいこさんが「汗の匂いがするプログレ」と高く評価したKansasです。
僕は後追いで聴きましたが、♪Leftoverture♪からの♪Carry On Wayward Son♪は衝撃的でした。
ただ彼ら最大のヒット♪Dust In The Wind♪はあまりプログレ的な曲ではなかったですね。
78年に発表されたライブアルバムは、彼らのライブからの帰りに不慮の事故で視力を失った少年に捧げられたものでした。(タイトルは忘れました)
ただ、S.Walshというプロントマンが脱退したこのアルバムは全盛時のKansasではなかったようです。
新人ボーカル (星船)
2018-07-17 21:50:22
音時さんこんばんは。
ボーカルのスティーヴ・ウォルシュが脱退して、代わりに新人のジョン・エレファンテを起用しての新しくなったカンサスの再出発アルバムからのシングルですね。と言っても声が似ていて違いがあんまり判りません。カンサスはアメリカンプログレバンドの中でも最もプログレっぽい特徴に好感を持っていました。産業ロックと言われても良い音楽は良いと思ってます。
「伝承」が (星船)
2018-07-17 22:00:04
hannahさんこんばんは。
そうですか、「汗のにおいがするプログレ」ですか、さすが湯川さん、っていまいちわからないところもありますが、ブリティッシュの正統派プログレよりも泥臭い所があるのはわかります。
hannahさんと同じく私も"Carry On Wayward Son"には衝撃を感じました。それまで聴いたことがないタイプの曲だったです。”Dust In The Wind"は名曲でありましたが衝撃という面では「伝承」の方ですね。
Unknown (ローリングウエスト)
2018-07-17 22:12:39
カンサス、大好きで聴きまくっておりました。3rd名盤「永遠の序曲」からのシングル「伝承」を初めて聴いた時はまさに衝撃的な感動を覚えたものです。「Carry On My Wayward Son ~!」という冒頭コーラスから始まり、キレのいいギターリフへと繋がる鳥肌の立つような恰好いい曲は、メロディアスなヴォーカルと変拍子を織り交ぜた美しい旋律が膨大なストーリーを感じさせてくれました。初期アルバムは哲学的で英国プログレに対するこだわる姿勢が強く出ており2nd盤からの名曲「ソング・フォー・アメリカ」などを聴くと、初期の「ELO」(クラシックとロックの融合路線を目指しバイオリンを多用)にも似ているような気がします。英国のプログレ四天王の中ではイエスや初期キング・クリムゾンを模倣しようとしていたのかな・・。
やっぱり伝承ですね (omnibusfan)
2018-07-18 17:43:57
星船さま こんにちは。暑い日が続きますね。
カンサスのこの曲、印象には残っていますが、やはりカンサスと言えば、伝承とすべては風の中にですねえ。
数年前、知人の20代のジョージア州出身のアメリカ人とカラオケ行った時、いきなり伝承を絶唱しました。
生まれる前の曲知っているんだって感動しました。私もつい一緒に歌いましたが。(笑)
Dust In The Wind (hannah)
2018-07-18 22:22:52
星船さん、こんばんは。
僕は♪Dust In The Wind♪でKansasを知り、♪Carry On Wayward Son♪を聴いたのはそれから数年後でしたが、Kansasはもともとこういうグループだと知って二重の驚きでした。
それよりも驚いたのは、5年ほどまえに会社の人とカラオケに行った時になんと、♪Dust In The Wind♪を歌う人がいました。日本ではメジャーではないKansasを知っているだけでも驚きですが、♪Dust In The Wind♪をカラオケで聴けるなんて、思ってもいませんでしたから。
アメリカンプログレ (星船)
2018-07-18 23:30:05
ローリングウエストさんこんばんは。
私も初めて"Carry On My Wayward Son"を聴いた時には衝撃が走りました。
アメリカンプログレグループの中では、最も正統派ブリティッシュプログレを意識しているグループでしょうか。素晴らしいグループでした。
カラオケで熱唱 (星船)
2018-07-18 23:32:27
omnibusfanさんこんばんは。
なんと!いきなり「Carry On My Wayward Son~」ですか?この難しい歌を歌えるとは、驚きです。
日本のカラオケですよね?「伝承」が日本のカラオケに入っているのも驚きです。
洋楽カラオケ (星船)
2018-07-18 23:37:33
hannahさんこんばんは。
"Dust In The Wind"はもちろん名曲、名ロックバラードでしたが、「Carry On Wayward Son」はそれまでに聞いたことがない新しいロックと感じました。
それにしても"Dust In The Wind"を歌う方がいるのですね、日本人ですよね?私の周りにはビートルズを歌う人はいましたが、カンサスを歌う方がいるとは、ホント驚きです!

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