ビルボード・チャート日記 by 星船

1970年代から80年代にかけての特にビルボードのチャートを中心に、洋楽を愛する皆さまにお届けするブログです

サミー・ヘイガー Sammy Hagar - Give to Live(1987年の洋楽 Part34)

2023-08-31 22:51:49 | '87年洋楽
1987年の洋楽ヒット曲を紹介するシリーズのPart34は、Sammy Hagarの"Give to Live"。最高位は8月29日付の第23位。年間チャートは圏外でした。

Sammy Hagarですが、アメリカカリフォルニア出身のロックミュージシャン、ギタリスト、ボーカリスト。活動を開始したのは60年代ですが、まずは世に知られるようになったのは、ハードロックバンド「モントローズ」のボーカリストとしてデビューします。

70年代中ごろから、ソロのロックミュージシャンとして活動を開始、ロックチャートではヒットもありましたが、レギュラーチャートでの初ヒットは80年代に入ってから、彼の7枚目のアルバムThree Lock Boxからのシングル"Your Love Is Driving Me Crazy"が最高位13位の初のシングルヒットとなります。こちらをご覧ください→→→

次のアルバム『VOA』からも、2曲のTop40ヒットが出ます。"I Can't Drive 55"が84年に最高位26位を記録しました。こちらをご覧ください→→→

そして、世界中のロックファンを驚かせたのが、1985年、ヴァン・ヘイレンへのボーカリスト兼ギタリストとしての加入です。デイヴィッド・リー・ロスの脱退で、ヴァン・ヘイレンはどうなってしまうのだろう、という心配を、サミー・ヘイガー加入後に作られたアルバム『5150』の大ヒットが吹き飛ばしてくれました。

ヴァン・ヘイレンのアルバム『5150』と、1988年にリリースされたアルバム『OU812』の間に作られたのが、この曲"Give to Live"が入った彼の9枚目のスタジオアルバム『I Never Said Goodbye』です。
契約の関係で、ソロアルバムをもう1枚作らなければならなかったので、作ったアルバムのようです。

"Give to Live"ですが、曲の作者はSammy Hagar自身。この曲も含め、アルバム全曲で、エドワード・ヴァン・ヘイレンがベースを担当しています。
多少、パワーバラードっぽいところもある、ポップロック。メロディアスな聞きやすいロックで、彼の4枚目のTop40ヒットとなりました。

この後、1996年まで10年以上Van Halenメンバーでの活動を続け、"When It's Love"などのヒット曲を出すことになります。
コメント (20)
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