ビルボード・チャート日記 by 星船

1970年代から80年代にかけての特にビルボードのチャートを中心に、洋楽を愛する皆さまにお届けするブログです

フリートウッド・マック Fleetwood Mac - Seven Wonders(1987年の洋楽 Part32)

2023-08-17 20:37:50 | '87年洋楽
1987年の洋楽ヒット曲を紹介するシリーズのPart32は、Fleetwood Macの"Seven Wonders"。最高位は8月15日付の第19位。年間チャートは圏外でした。

Fleetwood Macですが、1982年にリリ-スされた彼ら13枚目のアルバム『Mirage』以降、各メンバーのソロ活動が続いていました。全米Top40にも、Lindsey Buckingham、Stevie Nicks、Christine McVieのソロシングルが、次々とチャートに入ってきて楽しませてくれましたが、それでもやっぱり、Fleetwood Macとしてのヒット曲は欲しかった、その待ちに待った5年ぶりのグループ14枚目のアルバムが『Tango in the Night』、そこからのファーストシングルが”Big Love”。最高位は第5位で。年間チャートは81位の大ヒットになりました。こちらをご覧ください→→→

そのアルバム『Tango in the Night』からのセカンドシングルがこの曲"Seven Wonders"です。リードボーカルはStevie Nicks。ソロもいいけどグループとしてのStevie Nicksのボーカルもまた最高ですね。

『Tango in the Night』からのシングルは、Lindsey Buckingham→Stevie Nicks→Christine McVie→Christine McVieと、バランスも良かったです。楽しませてくれました。
この『Tango in the Night』は、『Rumours』の次に大ヒットした、売れたアルバムでありました。Fleetwood Macのアルバムの中では、歴史的名盤といわれた『ファンタスティック・マック』や前作『Mirage』よりも売れた大ベストセラーアルバムだったのですね。

"Seven Wonders"ですが、曲の作者はStevie NicksとSandy Stewartの共作。Sandy Stewartですが、アメリカのシンガーソングライターです。Sandy Stewart自身のヒット曲はないようですが、Stevie Nicksのソロアルバム『The Wild Heart』に、ソングライターとして、バックバンドとして参加しています。1983年に最高位14位を記録した"If Anyone Falls"も同じくStevie NicksとSandy Stewartの共作、次のシングル"Nightbird"は、クレジットに「with Sandy Stewart」が付いた、こちらも2人の共作です。"If Anyone Falls"はこちらをご覧ください→→→

"Seven Wonders"、やっぱり5人そろってこそのFleetwood Mac、Fleetwood Macには、Stevie Nicksのボーカルが欠かせませんね。舞いながら歌うStevie Nicksの周りを、4人のメンバーが、しっかりと固める、これぞFleetwood Macの曲です。
コメント (32)
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