人間賛歌・もっちゃん4649

学級開きの詩

『美しく 自分を 染め上げて下さい 』

学級通信プチモナミの第1号は決まってこの詩からなのです

第1章のI との出会いにも触れましたが、再度ここに心を育てる素晴らしい詩のトップに上げてみたいと思っています。

「先生は、今真っ白で汚れのないみんなの前に立っています。
さあ、これからどんな色に染まっていくのか、美しい色にそまって行くのを楽しみに見ていますよ!」と言いながら読み進めました



美しく 自分を 染め上げて下さい サトウハチロウ詩集第8巻

赤ちゃんのときは 白
誰でも 白
どんな人でも 白
からだや心が
そだって行くのといっしょに
その白を
美しく染めて行く
染めあげていく


毎朝目がさめたら
きょうも一日 ウソのない生活を
おくりたいと祈る
夜 眠るときに
ふりかえってその通りだったら
ありがとうと つぶやく


ひとにはやさしく 自分にはきびしく
これを続けると
白は すばらしい色になる
ひとをいたわり 自分をきたえる
これが重なると
輝きのある色になる


生まれてきたからには
よき方向へ すすめ
体や心を大きくするには
よき道をえらべ
横道はごめんだ
おことわりだ
いそがずに着々と
自分で自分を
美しく より美しく
染めあげてください      


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