鳥取池田家の墓は全て亀趺墓となっているが、日本では従二位以上でないとこの形は認められない?と聞いたことがあるが…
鳥取池田家は徳川家康の二女:督姫の家系で、親藩並みの待遇を受けていたらしい。それで亀趺も特例か…
亀趺は何とも奇妙な姿をしているが、曲線の連続で構成されており、芸術的ですらある。
この墓地でもかまぼこ型”に作られた、土手状の境界が見られる。
儒教思想固有の型かと思うが、根底にはどのような考えがあるのだろうか?
亀趺の首部分が細くて長く、異様に頭が大きく見える1基。
亀趺の形状はどれ一つ同じものはなく、微妙な違いがあって非常に興味深い。
岡山池田家の墓は墓石の後ろに”土饅頭”があって土葬されたことが分かるが、鳥取池田家の墓にはそれらしきものは見えない。
この墓所は現在も、至る所で補修工事が行われている。
11代藩主全て亀趺墓と記したのは間違いで、二代藩主:経清公の墓だけは四角な台座となっている。
休憩所の資料をめくってみたところ、『生類憐みの令』の時期に当たったので避けたのでは?と記されていた。
墓所全体の整備状況は素晴らしく、石固有の形に合わせた切込み接”の石垣に、排水設備も万全である。
墓所の暗いイメージはどこにもなく、近代的な公園と見まごうばかり。
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