今年の夏は北陸のかくれ里?白山信仰をちょっと旅した。
北陸の表玄関金沢市、現在は来春開業の「北陸新幹線金沢延伸」の話題でで持ちきり。
「辰巳用水取水口」の説明版だが、タイトルに注目して見てください。
国史跡 辰巳用水 附(つけたり) となっているでしょ。つけたりとなんとも優雅な表現ですよ!
金沢市を離れ白山信仰のかくれ里に向かう途中、ダム湖が現れた。
理不尽なお上の沙汰によって湖底に沈んだ集落の悲劇が語られる。
石板にありし日の集落の記録が残されている。
白山信仰探求の途次、せっかくなので世界遺産五箇山の合掌を尋ねた。
江戸時代加賀藩の塩硝(黒色火薬のもと)を生産していたのがこの集落。
国重文の岩瀬家住宅、一回は柱も床もすべて総欅造りの豪邸。
床面は磨き抜かれて鏡の如し。
当家主のお話を、いろりを囲む車座になって拝聴する。
囲炉裏には薪がくべられ、湯釜のお湯でお茶を入れてくれる。全てが現役で或る。
民謡:こきりこに使われる「ささら」がさりげなく置かれている。