ある宇和島市議会議員のトレーニング

阪神大震災支援で動きの悪い体に気づいてトレーニングを始め、いつのまにかトライアスリートになってしまった私。

【平気でうそをつく人たち】難波先生より

2012-08-24 12:36:16 | 難波紘二先生
【平気でうそをつく人たち】これはM.S.ペックの著書「People of the Lie:虚偽と邪悪の心理学」(草思社, 1996)の邦題である。
今はたしか、草思社文庫に入っていると思う。名著なので未読の方には一読をお薦めする。


 米ユタ州在住のF先生から貴重な情報が寄せられた。以下その一部。
<もう一人、高原史郎という悪人がいます。現在は日本移植学会の会長をしていますが、おそらく生まれつきの嘘つきです。


 2008年3月24日に「修復腎臓移植を考える超党派国会議員の会」に招かれて海外における腎臓移植の現状の説明をAustraliaのDavid Nicol先生と一緒にしたことがありますが、この病気腎臓移植を考える超党派国会議員の会はその前回の会合で日本移植学会の重鎮を交えて、意見を聞いています(公式資料存在)。




 その際、高原史郎氏は前置きとして「私はこれまでに腎臓移植を1000例以上したことがあります。」と述べています。




 日本移植学会発行の雑誌「移植」に毎年出ている日本の移植統計によれば、かれの属する大阪大学の年間腎臓移植数は15例前後です。彼は昭和53年卒業ですので、卒業後30年間に毎年平均30例以上行っていることになります。




 2008年6月1日にCanada Torontoで開かれたアメリカ移植学会に参加した際に、高原史郎氏とお話をする機会を得ました。率直になぜ、病気腎移植にそれほどまでにかたくなに反対するのかと問いただしたことがあります。

 その前に、これまで1000例の腎臓移植をされていると聞きましたが、それは本当ですかとたずねると、「そのことはおいておいて」とごまかされました。そして、彼は「私の目の黒いうちは絶対に病気腎移植は認められない。」と断言しました。…





 高原史郎氏の学会での発表も原稿の棒読みでとても英語が堪能とは思えませんでした。これは、流暢な英語で話されよく海外の学会から招待を受けて講演されている東京女子医大の田邊教授とは雲泥の差です。




 日本の移植学会は、世界に通用する田邊教授のような人物をないがしろにし、寺岡氏や高原氏のようなやくざまがいの人物を重要視している、まことに低俗な学会だと感じています。




 その高原氏ですが、宇和島で発足した患者団体「移植への理解を求める会」から病気腎移植に対する発言をめぐって訴訟が起こされそうだとの話が持ち上がったときに、徳洲会の幹部に「実は、私個人は病気腎移植に反対ではない、移植外科学会のお偉方の剣幕に押されて発言してきただけだ。」と泣きついたそうです。まったくもって、情けない、信用のおけない人物です。>


 

 高原が「平気でうそをつく人たち」に入ることを裏づける情報は、寄付講座を支えている製薬会社MR(昔のプロパー)や、関西の病理医などからも入ってきている。
 孫子「兵法」に曰く。「彼(敵)を知りて己を知れば、百戦して危うからず」(「孫子」, 岩波文庫)。


 「敵を知る」とは高原氏の個人情報を集めることではない。彼の「邪悪さ」の心理学的構造を知り、その弱点を把握することである。つまり戦意を喪失させることである。信用を失墜させることである。


 ペックは、邪悪な人のもっとも特徴的な行動は、「他人に責任を転嫁すること」だという。これは上記証言に適合している。
人間には良心があり、誰でも多少なりとも「自己嫌悪」の念をもつが、邪悪な人の特徴は、「自己嫌悪の欠如」であり、「善人であるかのように見られることを強烈に望んでいる」ことだという。


 「邪悪性は罪の意識の欠如から生じるものではなく、自分の邪悪性の自覚から必死に逃れようとする、邪悪性の証拠を消し去ることに耐えず専念することから生じる。人が邪悪になるのは、自分自身に対して隠し事をすることによってである。」と述べている。
このためにスケープゴートを絶えず作ろうとする、とも書いている。万波は「生け贄」なのである。


 私の記憶と記録が確かであれば、東京女子医大の故太田和夫教授ですら、1000例の腎移植は達成できなかった。広島大学の第二外科にいた福田康彦先生は、「万波医師がやった700例の腎移植は、自分の出身教室が二代の教授の間に行った腎移植数よりも多い」と証言している。高原は議員諸氏を前にして、とっさにウソをついたのであろう。


 彼の心理の核心には劣等感がある。それに由来する嫉妬心がある。これが彼の「邪悪性」の核心である。自己の心の醜さから必死に目をそむけようとするから、ウソもつくし、論理矛盾も平気でその場しのぎの理屈を述べるのである。厚労省を恫喝したが、役人の方は恫喝されたと思っていない。人事権を左右できる国会議員の方がよほど恐い。
 総選挙があり、政権が交代し、次の厚労大臣が誰になるかをちゃんと考えている。


 移植学会の「定款」によれば、理事長は理事が互選し、
<第20条 理事の任期は、選任後2年以内に終了する事業年度のうち、最終のものに関する定時社員総会の終結の時までとし、再任を妨げない。ただし、8年を超えて在任することはできない。>
 とある。任期2年で、4選までできるということだ。
 昨年春に就任した高原理事長の任期は来年3月で切れるが、吉田克法、福嶌教偉などという貧弱なブレーンで再選は可能なのか?
 まあ、会員のメンタリティが問われる選挙になるだろう。
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