ある宇和島市議会議員のトレーニング

阪神大震災支援で動きの悪い体に気づいてトレーニングを始め、いつのまにかトライアスリートになってしまった私。

【ご無沙汰】難波先生より

2013-01-07 12:17:33 | 難波紘二先生
.【ご無沙汰】のお詫びです。この間、安否を気遣うお電話、メールなどをいろいろ頂きました。ありがとうございます。
 バートランド・ラッセルは「幸福論」(岩波文庫)で、「もっとも幸福な人間はハイポマーニック(軽躁状態)な人だ」と述べていますが、私はその逆でハイポデプレッシブ(軽うつ状態)に陥っていました。


 人間の精神活動は、ニューロンのネットワークの一部が発火して活動するのですが、火花がごく周囲の少数のニューロンにしか波及しないと、アイデアも意欲も出なくなります。波及しすぎるとマーニックになり、「躁病」になりますし、脳全体に波及すると「てんかん」になります。
 「ハイポマーニック」というのは、通常より多くのニューロンが活動している状態ですが、一種の「動的平衡」にあるので、なかなか定常状態を維持できません。そこで気分の「波」あるいは「波動」が生じることになります。
 ラッセルは、これをハイポマーニックなままに定常状態に維持できる人は幸せだ、と述べているわけです。


 精神科の先生のカウンセリングも受けましたが、薬の処方もなく、自分では「不調だ」と思っているのに、他人から見ると何でもないようです。

 内的なエネルギーが枯渇した状態で、気分的には何をするのもおっくうになります。他人様から見るとメールに返事もよこさない、お歳暮に礼状もよこさない、不遜な奴だと思われることになるでしょう。
 今年も多くの教員が「精神的不調」で休職したと報じられていますが、その多くが「軽症うつ」ではないかと思います。この場合、授業など単純な作業はできても、生徒の個別指導など複雑な対人関係の処理などはできなくなります。


 私の場合、12月15日に妻の兄の7回忌の法要に出て、その後、「軽うつ」になりました。その自覚はあるのですが、客観的にはそれと認識されなかったようです。幸いに、2週間ほどでこのメールが書けるようになりました。(何しろ、この間メールも開いていません。開いたら一杯メールが溜まっていました。)


 ご心配をおかけしまた。
 大晦日から息子夫婦に甥が来てくれて、裏庭の石かまどとテーブル岩を使ってバーベキューで年越しをしました。ムチャクチャ寒かったです。
 昨年驚いたのはハワイに住んでいる下の孫(3歳)が、ロッククライミングをする写真です。父親が命綱を引っぱっていますが、よくもあんな高いところまでよじ登るものと、ビックリしました。夫婦ともロッククライミングが好きで、山で知りあったそうで、血は争えないようです。(
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