ある宇和島市議会議員のトレーニング

阪神大震災支援で動きの悪い体に気づいてトレーニングを始め、いつのまにかトライアスリートになってしまった私。

【気象異変】難波先生より

2018-11-05 21:01:27 | 難波紘二先生
【気象異変】
 今年の6月に西日本豪雨があった時に「今年は天候異変の年になるな」と予感したら、どうもそうなったようだ。10/30の早朝・午前の気温は10℃だった。10//31新聞販売店主が古紙回収に来たが、「今朝の温度は4℃だった」そうだ。今年は青森県岩木山にもう初冠雪があったと報じられた。
 20年くらい前に、この町に移転してきた時、11月の中旬に雪が降り驚いたことがある。今年もそうなるかな?
 台風26号はフィリピン・ルソン島付近にあって、今後北向きに進むようだが、これが日本に来るかどうかは分からない。今年の台風は第何号まで発生するだろうか?

 第一回「元寇の役」(「文永の役」:文永11=1274年)は、陽暦の同年11月26日に「神風」(暴風)が襲来したとされている。この台風襲来説は現在では否定されているが、11月下旬に台風が日本列島西部を襲うなら、古史古伝が蘇生するかも知れない。

 西日本豪雨の爪痕は今も消えない。
 写真は10/10に広島市内八木地区の病院隣の神社から撮影したもので、武田山(戦国時代に安芸武田氏の居城があった)の谷筋に土石流が発生した地点。4年前の豪雨で、土砂崩れのため約100人の死者が出た場所だ。
 砂防ダムが半ば完成しているが、コンクリート堤上縁中央部にV字形の切れ込みがあり、非常に大量の土石流が発生した場合、ダムは倒壊しなくても、ここから溢れた土石流は下手の住宅地を襲うだろうと思う。
(写真1)
それにしても日本の風景撮影の邪魔になるのは電柱と電線・通信線だ。どうして地下埋設にしないのだろうかといつも思う。

 帰りに見かけたのが、JR芸備線狩留家駅ー白木山駅の間にある、三篠川に架かる鉄橋(「第一三篠橋梁」)だ。鉄橋の約半分が橋脚ごと濁流に流されている。ここはまだ広島市なのに…。芸備線は県北の三次市と広島市を結ぶ重要な鉄道だ。
 本来の鉄道線路は対岸の電柱と電柱の間に見える、両側が緑に覆われた土盛り堰堤の部分に接続していた。三篠川はこの辺りでS字型に湾曲しており、カーブを終えた濁流は左手の山裾に激突してもう一度カーブするようになっている。
 左端の崖上の家はアプローチ道路が鉄道堰堤崩壊のため、使用不能になり、空き家になっていた。
(写真2)
 なお三篠川の源流はわが福富町の北隣、東広島市豊栄町にある。
 いずれの町も福富町の鷹ノ巣山(992m)を中心に、西側に「県央山塊」を形成している。
 このアングルでの鉄道橋の写真は、これまでどのメディアも報じていないはずだ。

 地元紙は「芸備線来年3月に再開通の見込み」と報じているが、現場を訪れて見たら瓦礫の撤去作業は進んでいるが、橋脚を建設する作業はまったく行われていなかった。これで5ヶ月後に開通するとは信じがたい。
 八木の砂防ダムといい、第一三篠橋梁の再建といい、私には土木工学上の弱点が手に取るようにわかる。(筑波の友人の専門家の意見を聞きたいものだ。)
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