ある宇和島市議会議員のトレーニング

阪神大震災支援で動きの悪い体に気づいてトレーニングを始めいつのまにか、トライアスリートになってしまった私。

【小保方余話】難波先生より

2016-06-26 22:03:50 | 難波紘二先生
【小保方余話】
 新聞もネットニュースも報じなかったが、G-mailニュースで、小保方晴子が早稻田の大学院に在籍中の2011年1月に「ネイチャー・プロトコル」誌に発表した、「マウスの口腔粘膜上皮細胞シートをマウスの背中の皮下に自家移植する実験に繰り返し成功した」という論文
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/21720318
が、 共著者の大和雅之(東京女子医大、TWINs所長・教授)、常田聡(早稻田理工学部教授,小保方の学位論文審査の主査)、岡野光夫(元東京女子医大副学長、元TWINs所長)の連名により2016年3月に密かに撤回されていた。小保方の名前はない。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26914318
 撤回理由として「科学者コミュニティから多くの疑惑が提示されたため」としている。
 あの「毎日」科学部がこれを報じなかったのは、とても残念に思う。
 これで小保方は理研での論文、早稻田の学位論文だけでなく、東京女子医大TWINSでの論文にも不正があったことが発覚したわけだ。

奇妙なことに小保方手記「あの日」(2016/1)では、この実験が行われたのは早稻田大の理工学部を卒業して、女子医大のTWINsの大和雅之研究室に大学院生として移った2006/4から8ヶ月間で、「あの日」には「ラットを使った実験」と書いてある。(pp.17-24)
 「ネイチャー・プロトコル」に2011/1に掲載された問題の小保方論文は、「マウスを使った」ところだけが違う。
 問題のNat Protoc. 2011 Jun 30;6(7):1053-9. 論文のタイトル原文は、
<Reproducible subcutaneous transplantation of cell sheets into recipient mice.>
(細胞シートのマウス皮下への移植には再現性がある)
Obokata H(1), Yamato M, Tsuneda S, Okano T.
Author information(著者情報)
1.Graduate School of Advanced Science and Engineering, Waseda University, Tokyo, Japan.
では小保方の所属が早稻田大学大学院となっている。

 2011/1/4は小保方が博士論文を早稻田の審査委員会に提出する締め切り日であった。従って通常の感覚なら、「ネイチャー・プロトコル」に細胞シート移植実験の論文など投稿する暇はなく、「スフェア細胞」の研究で書くと決めた博士論文に専念するはずだ。
 推測になるが、「あの日」が大ベストセラーになったせいで、早稻田の指導教授常田聡氏、学位論文審査副主査の武岡真司教授、TWINsの大和雅之所長、岡野光夫前所長などが「ネイチャー・プロトコル」の疑惑を強く指摘され、当時の指導者という立場から論文を撤回したのではなかろうか、と思う。

 この事件では「旧石器遺跡」捏造の藤村新一と同様に、不正はずっと過去まで遡るに違いないという予測を述べたが、これで大学院生時代にまで遡ることが判明した。やはり西川伸一氏のいうように「神経多様性」という概念で理解すべきであろうと思う。「演技性人格障害」というのも、「神経多様性」に含まれる。
 娘に米コロンビア大学医学部神経内科・精神医学教授オリヴァー・サックスの自叙伝「道程(On the Move: A Life)」(早川書房)に「神経ダーウィニズム(Neural Darwinism)」のことが書いてあり、ニューロン・ネットワーク自体が脳内で自然選択され、神経多様性が生まれると話したら、「ぜひ読みたい」というので、貸してやったら縦書きの本で、翻訳文は硬くて読めないといった。ハワイ大学のハワイ島分校で生物学と解剖生理学を教えているので、後者には邦訳もあるエレイン N. マリブ(E.N.Marieb)「人体の構造と機能(Essentials of Human Anatomy & Physiology)」(医学書院、Longman)をテキストに使っているそうだ(ネットで利用)。何しろ18の歳に渡米して以後日本国籍は維持したままずっと滞米し、結婚して子供二人を産んでいるので、もう縦書きの日本の本は読みづらいそうだ。
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289 コメント

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Unknown (Unknown)
2016-06-27 00:53:09
>推測になるが、「あの日」が大ベストセラーになったせいで、早稻田の指導教授常田聡氏、学位論文審査副主査の武岡真司教授、TWINsの大和雅之所長、岡野光夫前所長などが「ネイチャー・プロトコル」の疑惑を強く指摘され、当時の指導者という立場から論文を撤回したのではなかろうか

論文の取り下げは2016年1月13日付けです。http://scienceandtechnology.jp/archives/8757

あまり推測や勘繰りでものを言わないほうがいいのではないかと思いますが。
Unknown (花土子)
2016-06-27 01:45:56
推測が当たっているか外れているか不明ですよ。小保方が内緒で「あの日」を執筆していたとは思えないから。
Unknown (Unknown)
2016-06-27 05:56:29
ネイチャアプロトコルは、利益相反がないって宣言してるけど、実際には著者がセルシードの役員。
ネイチャアの捏造が話題になって、利益相反を問題視する声も出たから、どうせグラフが適当にプロットしてあってデータも信用できない事だし、話題が下火になった隙にこっそり撤回したんだろう。
Unknown (Unknown)
2016-06-27 07:34:48
小保方氏のこれまでの論文には全て捏造、研究不正があることになりますね。

笹井氏が最後に家族に「小保方氏は科学者として向いていない」と話されたとのことですが、笹井氏は小保方氏のこれまで論文を調べた結果のコメントだったと感じました。
Unknown (Unknown)
2016-06-27 08:03:01
「あの日」の出版は1月末、論文の取り下げは2016年1月13日。

難波先生、ちゃんと調べて記事書いたら?
そうやって小保方氏のこともずっと推測で中傷してきたんだね。
日本の大学教授のレベルが知れるねww
Unknown (花土子)
2016-06-27 11:15:27
16/06/27 08:03のUnknown(ES)さん、
小保方の捏造の証拠が増えたということが趣旨なのですよ。

それにセルシードの役員には小保方本の出版日前に情報が入っていますからね。難波先生の推測が不適切だと決めつけているUnknownさん達も控えたほうがよろしい。
Unknown (ttyama)
2016-06-27 15:19:28

1/13にはもう輪転機で製本されてます。初版10万部ですよ。
逆算すれば、前年12月中旬脱稿。
著作に出てくる実在人物や法人にも仁義をきる連絡をしてるでしょう。

STAP騒動から2年。沈黙で逃げ切ったと安心していたのに、
出版にあわてて、小保方との縁を切る作業が年末年始に行なわれた証拠です。

どれだけの人間がエセ再生医療に関わっているのでしょう。
Unknown (Unknown)
2016-06-27 17:26:05
>著作に出てくる実在人物や法人にも仁義をきる連絡をしてるでしょう。


笹井夫人には何の連絡もなかったそうですね。
Unknown (Unknown)
2016-06-27 18:21:30

笹井夫人は、「あの日」には登場してないですよ。 笑

Unknown (Unknown)
2016-06-27 18:59:05
若山氏に責任をなすり付ける人に伺いたい。

若山氏のこれまで数々の論文には不正は全く確認されていない。論文の中には一流誌も複数あり。
小保方氏のこれまでの論文には全て捏造が含まれている。

捏造する機会は、若山氏にはわずかしか無い(テラトーマは触る機会も無い)

小保方氏には、捏造する機会は全てある。

如何でしょうか

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