【チェルノブイリ原発事故30周年】
4/26はロシアの「チェルノブイリ原発事故」の30周年に当たるのに、メディアはほとんどまったく報じなかった。いわゆる「自己検閲」だろう。
AFPがチェルノブイリの近くにある、廃墟のプリピャチの町の住宅跡の写真を報じていた。(写真1)
(写真1)
これを見ると、この高層アパートは「鉄筋コンクリート」作りではなく、レンガや石を積み重ね、その上に「化粧コンクリ . . . 本文を読む
【真実は】
「2001年宇宙の旅」におけるA.C.クラークの序文末尾は前に紹介した。
5/3「報道ステーション」の「日本国憲法のルーツ」に関する報道を見て驚いた。「憲法九条」は実は日本の幣原喜重郎首相が、1946年1月24日にGHQのマッカーサー総司令官に提案し、受け入れられた、というものだったからだ。事実なら、クラークの言葉を繰り返すしかない。
<The truth, as always, . . . 本文を読む
【胃酸とピロリ菌】
5/5「毎日」が「科学」欄に「ピロリ菌原因、胃がん以外も」という記事を載せていて、のけぞった。この人は小保方晴子と同じ「早稲田理工学部」卒だが、医学に対する基本知識がまったくない。そもそも胃酸は、pH1~2の強酸で、小保方がSTAP細胞の誘導に必要としたpH5.5のレモンジュース程度の弱酸とは全く異なる。小保方の主張が事実なら、胃粘膜からは「奇形腫が多発する」はず。私はこの点 . . . 本文を読む
【フジ見物マップ】
5/7(土)、今年はもうフジが満開で薄紫の花穂を垂れている。豊栄の芝ザクラはすっかり散ってしまった。昼過ぎに思い立って、野生のフジ見物に出かけた。
ダム湖のシャクナゲ大橋の手前の道の駅は、観光客で駐車場が満杯だが、不思議なことに野生のフジを見物しようという人がいない。豊栄の芝ザクラは田のあぜに人間が植えたもので、どうも最近はそういう人工的なものが、手っ取り早く好まれるようだ . . . 本文を読む
【書評など】
1) エフロブ「買いたい新書」の書評No.320に高木仁三「原子力神話からの解放」(講談社+α文庫,2011/5)を取り上げました。
副題が「日本を滅ぼす九つの呪縛」となっている。高木仁三(1938-2000)は東京大学理学部化学科を卒業後,核物理学を専攻し東京都立大助教授となったが,宮沢賢治「羅須地人協会」に共鳴して1975年,職を辞し原発問題を考える「原子力資料情報室」を設 . . . 本文を読む