1990年から2010年は機能的矯正法の実験

2017-02-20 | Weblog


GP(一般歯科医)の矯正への進出の激しいアメリカにおいて、矯正専門医は活路として機能的矯正法の実験と子どもの矯正へと向かいました。
そこで使用したのが100年も前の機能的矯正装置でした。
ハーブストからジャスパジャンパーを生み出し、エクスパンジョンスクリューを組み込んだ床装置などにより側方拡大をしたのです。
リップバンパーからビムラーの装置や機能的なファンクショナルなものを使用しました。
1925年のルンドストロームの歯槽基底論のとおり、1990年からの20年間の実験は見事に失敗に終わりました。
治らないか、リラップスするということに。
そこで分かったのは、ルンドストロームの理論のように、それ以上拡大しても、それは歯槽骨のことであり、基底部の顎骨に関係しないから、後戻りするということです。
以上の流れから、機能的矯正法という考え方は衰退し、現在はストレートワイヤー法の全盛の時をむかえています。
これらの教訓に立ち、非抜歯矯正というフィロソフィーに立ち、ストレートワイヤー法の時代へとともに軟組織パラダイムの時に入ってきているのです。
総合美容の考え方が21世紀のテーマとなってきています。

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