歯並びをなおす矯正治療にはいくつもの手法があります。その中には害の多いバッド矯正があり、これから矯正を考えている方はよくよく注意する必要があります。バッド矯正を羅列してみました。
① 歯を抜く
犬歯の奥の小臼歯を4本抜く(ヨンヨン抜歯といいます)のが今の日本の矯正の主流です。しかしヨンヨン抜歯をすると奥歯で噛めなくなる、残った歯の悪化、顎関節の障害、舌の障害、激しい後戻り、不定愁訴、いびき、睡眠の質低下などさまざまな弊害が起こります。
アメリカでは抜歯矯正の弊害が問題になり、現在は非抜歯矯正が主流になっています。
抜いた歯は元に戻らないわけです。抜く前に本当に必要かセカンドオピニオンを求めたほうがいいでしょう。「本物」でなければセカンドオピニオンには耐えられないはずです。
② 「顎を拡大」する
あごを拡げると称して床装置や拡大装置を長期間使っていることが多く見られます。その結果上下の臼歯が噛み合わなくなっている例が多くあります。
顎は人為的に広がらないわけでそもそも無理があります。これもセカンドオピニオンを求めるべきです。
抜歯も拡大も前歯の歯並び治療のために臼歯が犠牲になっているということです。
③ チンキャップやヘッドギアを使用する
頭部を固定源にあごを1日14時間以上引っ張り続けるものです。実際にしてみればわかりますが顎がおかしくなるまで2分とかかりません。正に「顎を壊す装置」です。してはいけません。児童心理学から言っても大きな問題があります。フランスやアメリカではヘッドギアの先端が目に入り失明する事故も起きています。つまり危険も大きいということです。
④ 舌の動きを制限するタングクリブをはめる
舌が前に出るのが悪いとばかりに針で舌をつついて前に出ないようにするタングクリブも未だに見かけます。どこから見ても虐待です。
⑤ 顎間ゴムをする
上の歯と下の歯をゴムで引っ張るもので歯は傾斜します。成人の方に顎間ゴムを用いれば歯は抜ける方に引っ張られ歯周病が進行し歯がグラグラになることがあります。歯並びをなおすどころか歯を失いかねません。
これらのバッド矯正はすべて有害ですが巷に氾濫しています。患者さん自身が知識を身につけNoといえるようになるべきです。
もとし歯科クリニックでは矯正のセカンドオピニオンを大歓迎で承ります。勿論無料ですのでお気軽にお申し付けください。
医療法人社団 もとし歯科クリニック
神戸市須磨区北落合1-1-4 白川コーポレーションビル2F
TEL&FAX 078-794-4182
Eメール NQG33903@nifty.com
もとし歯科クリニックHP
ブログ2
院長ブログ
自由診療費一覧
トピックス
ブログ6
ブログ7
トップに戻る