歯を抜かない矯正 もとし歯科クリニック

2019-12-12 | Weblog


今の日本の歯列矯正はほとんど矯正専門医によって行われており、犬歯の奥の小臼歯を4本も抜歯(ヨンヨン抜歯といいます)して歯並びを治すのが通常です。
しかし、抜歯をすると、残った歯の負担増、奥歯で噛めなくなる、顎関節の障害、舌の障害、老け顔になる、不定愁訴になる、睡眠の質低下などの弊害が多く、安易に抜歯をするものではありません。噛む力は50%に半減するともいわれます。抜歯による生体ネットワークに及ぼす悪影響は計り知れないものがあります。小臼歯はとても大切な歯です。ヨンヨン抜歯は根本的に間違っています。
ヨンヨン抜歯に飽き足らず、親知らずを含めて8本も抜くケースも多くありますが、そんなに歯を抜いていいのでしょうか?

もともと矯正治療の目標が「歯並びを良くして歯を健康に長持ちさせること」にあることに誰も異論はないでしょう。しかし「歯を健康に長持ちさせること」と「健康な歯をいっぱい抜くこと」は明らかに矛盾します。

「歯を健康に長持ちさせること」を達成しようと思えば「健康な歯を抜くこと」は真っ先に除外されなければならないはずです。この考えのどこに間違いがあるのでしょうか?

今や、4人に3人が矯正している矯正先進国のアメリカでは抜歯矯正の弊害が問題になり、非抜歯矯正(歯を抜かない矯正)が主流になっています。ヨンヨン抜歯は野蛮なものとして過去のものになっています。こういうアメリカの現状を日本の皆様はもっと知っておいていいでしょう。
日本でも最新の技術で歯を抜かない矯正が一部の医院でできるようになりました。

もとし歯科クリニックではアメリカの最新の矯正技術を導入し抜歯しない、拡大装置を使用しない安心の矯正治療を実践しています。日進月歩の進歩にリアルタイムに追いつくようにアメリカの最新情報を文献やインターネットでチェックしています。

歯を抜かなくてもできる、というより抜いてはいけないという観点に立つ必要があります。

ヨンヨン抜歯をした人の行く末(噛めない、残った歯の悪化、激しい後戻り、特有の不自然なアピアランスなど)をゴマンと見ています。ヨンヨン抜歯は絶対に避けなければなりません。後戻りの問題は抜歯矯正にとって非常に大きく、後戻りによって歯並びはまた悪くなり、抜いた歯は戻らないわけですから事態は深刻です。

乳歯も非常に大切ですから抜いてはいけません。乳歯を抜くことが不正咬合につながるということを肝に銘じておく必要があります。乳歯を抜いて、永久歯も抜いてという悪循環は避けるべきです。乳歯を大切にするということは永久歯を大切にすることに他なりません。たとえば第二乳臼歯(一番奥の乳歯)を早期抜歯すると必ず六歳臼歯(第一大臼歯)が前に倒れてきます。すると小臼歯が生えるスペースがなくなるだけでなく、上下の六歳臼歯が噛み合わなくなります。こういう例を多く見かけます。

もとし歯科クリニックでは、抜歯しない、顎の拡大をしない、奥歯の噛み合わせを重視した矯正治療を行っています。幼稚園のお子様でも無理なくでき、安心して治療を受けることができます。

歯を抜いてまで矯正はしたくないけれども抜かないのなら矯正したいという方も大勢おられます。
歯を抜かない矯正は歯を抜く矯正より高度なテクニックを要しますが、すこぶるよく噛めます。また驚くほど早くなおるのも特徴のひとつです。そして後戻りが少ないのも大事な点です。
歯を抜かない矯正は何も特別なものではなく、歯を大切に考えるならば必然のものです。歯を抜かないということは何にもまして大切なことです。

後々後悔しないためにも歯を抜かない矯正をおすすめします。
もとし歯科クリニックでは非抜歯短期矯正を実践しています。
非抜歯矯正のニーズは高く、当クリニックでは年間200名以上の矯正の新患様を迎えており、ますます増加傾向です。



参考までにもとし歯科クリニックHPをご覧ください。
歯列矯正
歯を抜かないことの重要性
ブログ2
ブログ5
ブログ6
治療費一覧
矯正治療を必要とするお子様の保護者様へ


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