この懐かしき本たちよ!

まだ私の手元に残っている懐かしい本とそれにまつわるいろいろな思い出、その他、とりとめのない思いを書き綴りたい。

#109 トルストイ著「戦争と平和」Ⅰ

2005年06月04日 | ロシア文学
私が行っている地元葉山の一葉会英文学読書会の若手の女性会員のNさんは、ロシア語がよくお出来になるようだ。大学で勉強したのではなく、大学を卒業してからロシア語を勉強を始められたのだそうだ。そして今では、ロシア語の本を翻訳されたり、ロシアからの演劇団体の受け入れの世話をしたりされているようだ。

先日もインターネットで見たら、日本トルストイ協会でロシアのオペラ「戦争と平和」について講演をしておられる写真が載っていた。大学を卒業したあとではじめてロシア語をマスターするなんてすごい。尊敬してしまう。何故ロシア語をやりたいと思われたのか、どのように勉強されたのかは、まだお聞きする機会がない。お聞きしたいと思う。

私は、いつかは自分でもロシア語を少しは読めるようになりたいと思っていた。1956年には、大学の第3外国語で初歩のロシア語をとったのだが、長く続かなかった。期末の試験は受けなかった。先生は中村融先生だった。そのころロシアに行ったことのある人は少なかったが、中村先生がスライドでロシアに行ったときのことを見せて下さった。トルストイの旧家やお墓なども見せて頂いたような気がする。

トルストイやツルゲーネフの作品を、ほんのちょっとでよいからロシア語の原文で読んで見たいというのが念願だった。今でもそう思っているのだが。

一昨年のNHKのラジオのロシア語講座の金曜と土曜の番組で、トルストイの「戦争の平和」の講読があった。テキストを買って来て、放送も聞いたり一生懸命にテープに入れたのだがこれも残念ながら続かなかった。

画像はトルストイの英訳本である。1980年代の末ごろ、シカゴの書店で買ったものだ。暇を見て少しづつでも読もうと思っているのだが、まだまだツン読の状態だ。いつか、ロシア語の原書をこの英訳本と見比べながら読みたいと夢想している。

今、ページをちょっと開いて、主人公ピエールの友人のアンドレイ公爵のピエールへのつぶやきを読んでいる。女性についての自分の考えをピエールに話している。
以下は次回にしよう。

*画像:Leo Tolstoy著「WAR AND PEACE」Constance Garnett訳 
 ニューヨーク The Modern Library社刊 全1136ページ



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