理事長ブログ 心と体を癒やす

健康とは「健体康心」の略語です。体が健やかで心が康らかな状態を指します。心身の健康をセルフケアする方法を紹介しています。

円心五法の真髄414 本当の予防医学とは

2013年10月21日 | Weblog
かなり強烈な話題の本をご存知ですか?「医者に殺されない47の心得」という本です。100万部を突破したそうです。

著者である近藤誠氏は慶應義塾大学医学部を主席で卒業した優秀な医師ですが、1988年に慶應義塾大学専任講師の肩書きを持ち、論文「乳ガンは切らずに治る」を『文藝春秋』で発表して以降、昇格を絶たれたそうです。ガンの治療を根本的に批判し、医師仲間からは異端児扱いをされています。

まだ、半分ほどしか読んでいませんが、本の内容は、ガンを対象にしたものばかりで、少し重い感じはしますが、興味を引くものばかりです。現代医療は「予防医学」をうたい文句に「早期発見」「早期治療」、早く見つけて早く治療すれば治ります、といって定期的な健診や人間ドックを勧めていますが、近藤氏は、これがガンを引き起こしたり、早く死に至らしめているというのです。

医師の立場でこのようなことを言っていいのだろうかと、こちらが心配になるくらいです。この著書以外にも現代のガン治療を批判した本を多く出版されています。「予防医学」を皮肉って「病院に患者を呼ぼう医学だ」と病院経営に有利な仕組みになっているというのです。

本の内容を知って頂くために目次からいくつかの「心得」をピックアップして紹介しましょう。

心得3「医者によく行く人ほど、早死にする」
心得7「がんほど誤診の多い病気はない」
心得13「軽い風邪で抗生物質を出す医者を信用するな」
心得15「がんの9割は、治療するほど命を縮める。放置がいちばん」
心得20「がん検診は、やればやるほど死者を増やす」

など、タイトルを見ただけで強烈だと思いませんか。現在の医療の在り方を患者の立場から、医療現場の内情を厳しく批判されているものだと思いながら読んでいます。

別の視点から、医療機関の言う「予防医学」には私も以前から、疑問に思っていました。「早期発見」「早期治療」といことは、本当の予防といっていいのだろうか。予防ということは病気にならない体づくりをしていくことであり、この予防医学は早く病気を見つけて、早く治療をしましょうということです。

しかし、この考えでは、すでに病気が発症しているのです。私たちが考えている予防医学(東洋的な未病の考え方)とは次元の違うものです。私たちは医療従事者ではありませんので、治療などについては一切、関わってはいけません。

だからこそ、私たちのたずさわっていることが今後は重要になりますし、大切な役割を担ってきます。本当の予防医学の時代を迎えています。「自分の健康は自分で守る」時代です。「医者に頼らない」「薬に頼らない」私たち自身が賢くならなければいけないと思っています。

しかし、難しいことでは長続きしません。「いつでも」「どこでも」「手軽にできる」方法でなければなりません。

そこで「一家に一人のフットセラピスト」を育てながら、「円心五法」の実践法である、きれいな血液を作る方法やその血液を全身に巡らす方法、ストレスを溜めず、心を安定させる方法や深いくつろぎを得られる方法などを通して、健康貯蓄の輪を広げたいと思っています。

健康で明るく楽しい家庭を築くことができれば、社会自体が健康であり、経済の健康も取り戻すことができるのではないでしょうか。

自分でできる健康法の実践として、今回は食事そのものではなく食事の取り方として、噛むことのメリットをご紹介します。テレビなどでも多く紹介されているのでご存知の方も多いと思いますが、見たり聞いたりしただけでは結果は出てきません。全て実践し続けることです。

口の中に食べ物を入れたら箸を置き、30回噛みます。すると唾液が充分に出てきます。消化酵素をたくさん含んでいますので、この時点で消化が進みます。同時に噛むことであごの筋肉だけでいなく首から胸にかけての筋肉を使うことになり、女性にとってはバストアップにもつながるのです。

胸から首、あごの筋肉を使えば脳に血液を送りこむことができます。エネルギーを一番消費するのは脳ですから、充分にきれいな血液を脳に送りこむ必要があるのです。その結果、集中力が増してくるという利点もあります。できることから実践して参りましょう。

それでは、本日はこの辺で。

NPO法人日本フットセラピスト協会
理事長 本山 硯士

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