理事長ブログ 心と体を癒やす

健康とは「健体康心」の略語です。体が健やかで心が康らかな状態を指します。心身の健康をセルフケアする方法を紹介しています。

円心五法の真髄767 冬の冷え対策は今から行いましょう!

2020年10月28日 | Weblog
もうすぐ「立冬」です。二十四節氣ではもう冬に
なります。冬といえば冷えが気になりますね。

冷え対策は本格的な寒さが始まる前に行いましょう。

冬は五行では「水」に当たり、水のエネルギーが
落ちてくると「耳」や「髪の毛」などに影響します。

耳鳴りがひどくなったり、子どもは中耳炎になったり
と耳のトラブルが増えてきます。

また、髪の毛が傷みやすくなり、枝毛や薄毛の
原因にもなります。

このような時の手軽な対処法が冷えの対策にも
つながるのです。

五行の「水」に関わる経絡は「腎経」と「膀胱経」です。
 

膀胱経は目の内側の窪みの横の「睛明」から眉の
始まりの「攅竹」を通り頭から首筋へ、背中は
二本に分かれ、一本は脊椎の横を通り、もう一本は
脊柱起立筋を通ります。

そして、お尻の殿筋を通り、膝裏「委中」で合流し、
ふくらはぎを通って第5趾の爪の外側の際の「至陰」
まで流れます。

ここから足裏の「湧泉」につながり、「腎経」が
始まります。ふくらはぎの内側を通り、胸まで流れ
ていきます。

普段から二つの経絡の流れを良くしておくことで、
冷えの予防対策につながります。

具体的な対策法は
① 「睛明」と「攅竹」のツボを呼吸に合わせて各々3回押します。
② 耳を人差し指と中指で挟み、ゴシゴシと擦ります。体が暖かくなるまで行います。
③ 両手で軽く拳を作り、背中に回して擦ります。
④ 膝裏の「委中」を揉み解します。(両脚とも)
⑤ 第5趾を付け根から回してグリグリと揉みます。
⑥ 「湧泉」を呼吸に合わせて3回押します。

②と③は寒さを感じたら何回でも行いましょう。
その他、体を温める食べ物や足湯や半身浴も冷え
対策には欠かせませんが、経絡を流す方法はとても
手軽にできるので、日々行いましょう。

それでは本日はこの辺で。

NPO法人日本フットセラピスト協会
理事長 本山 健治