理事長ブログ 心と体を癒やす

健康とは「健体康心」の略語です。体が健やかで心が康らかな状態を指します。心身の健康をセルフケアする方法を紹介しています。

円心五法の真髄493 子どもとの触れ合いタッチセラピー

2015年05月13日 | Weblog
今日は台風一過、素晴らしい青空が広がっています。しかし、地域によっては大雨による被害などが出ているようですが、皆さんの地区はお変わりありませんか。

明日、久々に赤ちゃんタッチセラピー講座を開催することになり、子どもとの触れ合いの大切さをお伝えしたくなりました。

母親は生まれたばかりの赤ちゃんに深い愛情が元々あるわけではありません。おっぱいをあげたり、オムツを替えたり、お風呂に入れたり、触れ合いを繰り返すことで、愛情ホルモンのオキシトシンが活発に分泌され、深い愛情が湧き上がってくるのです。

赤ちゃんも同様にお母さんに触れられていることでオキシトシンが活発に分泌され、愛され守られているという安心感を感じることができるのです。

子育てを放棄する母親のニュースを見るたびに生まれてすぐの触れ合いがなかったのではないかと感じています。生まれたばかりの赤ちゃんとの触れ合いを多く持つことで、愛情は湧き上がってくるものです。

赤ちゃんから幼児期の子どもへの触れ合いは形にはまった方法などありません。愛情を持って「生まれてくれてありがとう」と言葉に出しながら語り掛けましょう。

「かわいいね」と抱きしめたり、童謡などを歌いながら全身を擦ってあげるのもいいでしょう。オムツを交換するたびにお風呂上りに多くの触れ合いを持ちましょう。

こんな触れ合いを持っていると泣き声でお腹がすいたのか、オムツを替えて欲しいのか、訴えていることがわかってくるようです。男性の私にはさっぱり分かりませんでした。やはり母親の力は強いのですね。お産のできる母親にはかないません。

子どもが大きくなるにしたがって、フットセラピーやハンドセラピーを家族で行いましょう。夫婦で揉み合いっこをしていると、子どもは見よう見真似で揉んでない方の足や手を一生懸命揉んでくれます。

家族の団欒にいつでも触れ合えるのがフットセラピーやハンドセラピーの良さなのです。場所を選ばず、いつでもどこでも、すぐに行えるのがいいですね。

このような家族から育児放棄や虐待など起きるはずがありません。幼児期の触れ合い不足が子どもの潜在意識に深い影を落とし、トラウマとして残ってしまいます。

社会生活をうまく送ることができなくなってしまうことも起きてくるでしょう。幼児期にどれだけ多く触れ合ってきたかが、とても大切なのです。

小学校の低学年頃まではベタベタとした触れ合いを子どもも喜んでくれますが、少年期に入るに従い徐々にベタベタとした触れ合いを好まなくなってきます。触れ合いの方法を変えていく必要があります。

私自身中学生の頃は反抗期で母と一緒に出かけたりするのが、とても嫌でした。母が嫌いなわけではないのですが、人に見られるのが恥ずかしく嫌だったのです。

顕在意識のタテマエでは母と関わることは恥ずかしくてできないと思いながら、潜在意識では母の愛情を求めているものです。このような時に母親がフットセラピーのできる人だったら、足を揉んでもらいながら母の愛情を独り占めにできる喜びを感じることができたでしょう。

私たちは「一家に一人のフットセラピスト」を目指して活動しています。全世界の家庭にフットセラピーが入っていったら、明るい家族が誕生し、明るい地域社会が誕生して来ることでしょう。明るい地域社会の波動は全国に波及し、幸せな世界が誕生するのではないでしょうか。

そう信じて、フットセラピーの普及に力を注いでまいります。

それでは本日はこの辺で。

NPO法人日本フットセラピスト協会
理事長 本山 硯士