理事長ブログ 心と体を癒やす

健康とは「健体康心」の略語です。体が健やかで心が康らかな状態を指します。心身の健康をセルフケアする方法を紹介しています。

円心五法の真髄318 柏レイソルの頑張り

2011年12月12日 | Weblog
スポーツ好きの私にとっては世界の名門クラブが日本に来てサッカーをしてくれるなんて本当に素晴らしいことです。その中にJ2からJ1に昇進して1年目と言うのにJ1で優勝を勝ち取り、今回の大会に出場を果たした柏レイソルの働きは本当に感動モノでした。

私の故郷の福岡には野球では「福岡ソフトバンク」が本拠地を構え、今季日本一を勝ち取ってくれましたが、サッカーの「アビスパ福岡」は昨年やっとJ1に復帰したばかりなのに、残念ながら再びJ2に降格です。柏とは全く同じ条件でJ1昇格したばかりでしたが、各選手たちは天国と地獄の差を味わっていることでしょう。

なぜ、この様な結果になったのでしょうか。ソフトバンクの話に戻りますが、本拠地の福岡ヤフードームで2連敗した時は「今年もダメかな」と一瞬、私の頭をよぎりましたが、選手たちからは全くそのような雰囲気を感じませんでした。

リーグ優勝をしながら日本シリーズを逃した過去の辛い経験が「今年こそは絶対に日本一になるんだ」という強い選手たちの思いが一つになり、目標に向かって突き進んでいった結果ではないでしょうか。選手たちをその気にさせた秋山監督のリーダーシップも素晴らしいですね。

柏レイソルの話に戻りますが、昨日の北中米カリブ海代表のモンテレイとの試合をご覧になりましたか。柏が1点を先取しましたが、すぐにモンテレイに同点を許し、そのまま決着が付かず、延長戦に突入しました。それでも決着が付かず、PK戦です。

なでしこジャパンのアメリカ戦でのPK戦を思い出しました。最初に蹴るのはモンテレイ、GKの菅野がコースをズバリ読み、一人目を止めます。これで調子に乗った柏は次々と決めますが、4人目の両者が失敗します。しかし、5人目の林が決めて、準決勝に進出しました。

ネルシーニョ監督は「PK戦での勝利だが、勝利に値する試合をした」と選手たちの働きを讃えていました。選手たちも連戦での疲れはあるが「疲れはある中での連戦は、チームとしてタフになるチャンス」と前向きに捉えているのは素晴らしいです。

今大会の目標としていた準決勝ではブラジルの名門サントスと対戦することになりました。ここでも、工藤選手は「この勢いを大事にして、サプライズを起こしたい」と力強く宣言していました。サントスとの試合がとても楽しみです。

しかし、柏はなぜ、こんなに強くなったのでしょうか。チームを率いる監督のリーダーシップも大きいでしょうが、選手一人ひとりがその気にならなければこのような結果は付いてきません。リーグ戦での自信がこのクラブW杯での2勝につながっています。

「円心五法」の中でも成功体験(これを白丸と呼ぶ)を多く持つことで潜在意識に白丸がドンドン入っていくことで、無意識のうちに「できる」という思いが強くなり自信につながってきます。その自信がまた、成功につながっていくのです。

J1に昇進したばかりの柏レイソルの選手たちも勝利を掴むたびに白丸を潜在意識にインプットして、ますます自信を付けていったのでしょう。今回の勝利も大きな白丸となり潜在意識にインプットされました。

準決勝のサントス戦でもこの成功体験が最大限に発揮され、素晴らしい試合をしてくれるのではないでしょうか。

私たちも白丸を多く、潜在意識にインプットできるようにプラスの前向きな発想をして行きたいものです。

それでは、本日は、この辺で。

NPO法人 日本フットセラピスト協会
理事長 本山 硯士