これまで何度か紹介しております「月刊致知」の3月号の特集が「運とツキの法則」です。
今日は、この「運」と「ツキ」について、致知の記事から抜粋してご紹介したいと思います。
「あなたは運がいい」とか「今日はツイている」という表現をすることがありますが、この「運」と「ツキ」の違いはお分かりですか。
私もよく理解していませんでした。
致知の記事に「クレディセゾン林野社長」と「サンリ西田会長」の対談で、西田会長が「運」と「ツキ」の違いを分かりやすく説明されています。
---以下、記事より抜粋-------------------------------------
西田:「ツキ」というのは、チャンスを掴む能力ではないかなと。思いがけないラッキーが訪れて、それを活かした時に「ツイていた」という言葉を使うと思います。
しかし、例えば一代で会社を起こし、成功された方などは「自分がここまでこられたのは、ツイていたからだ」とは言いませんよね。
「自分には運があったからだ」と言うと思うんです。
それはなぜか。
これは若い頃に人生の師から教わったことなのですが、「苦しみを克服した人にしか“運”はないんだ」と。
一代で大きなことを成し遂げた人は、自分の努力ではどうしようもない様々な逆境、ピンチを潜り抜けてきています。その時、初めて「運」というものを体感するのだと思うんです。
だから会社を急成長させた若い経営者の方などを見ていて、「この人はツイているかもしれないけれど、運はないかもしれない」と感じたりすることもあるんです。
---以上---------------------------------------------------
いかがですか、なるほど「運」と「ツキ」の違いが良く分かりました。
もう一つ「致知」の記事から紹介しましょう。
アサヒビール社長、会長を歴任され、NHKの会長を今年退任された福地茂雄氏が運やツキをつかむポイントをお話しされています。
---以下、記事より抜粋-------------------------------------
福地:運やツキについて思うところを少しお話しますと、NHKの中でも、あいつはよくスクープをとってくる、運がいいなとといった言葉が交わされます。
しかし、運とツキというものは、神様が誰に対しても公平に与えているものなのです。問題は、その運やツキを掴むか逃すかなのです。
自分の持ち場で、自分のやるべきことを、やるべき時に、キッチリとやっていたら運は逃げません。それをやらないから運やツキが逃げるんです。
先ほどの話に戻ると、成功すると運を否定して、すべて自分の実力だと思いがちだけれども、それは傲慢です。
成功している経営者は、運を逃さなかった。
運を逃さないために、自分のやるべきことをキッチリとやったのだと理解したら納得できると思います。
ここで付け加えておきたいのが、人は過去の成功体験に依存してしまいがちだということです。
私はスーパードライの爆発的ヒットに関わることができましたが、それから十数年経っても、「スパードライの成功物語を講演してください」というご依頼をいただくことがありましてね。
私は全部お断りしました。
つまり、当時の経済環境や消費者の嗜好の変化など、いろいろな条件が重なった中で、スーパードライという一つの狙いが当たったのであって、同じ環境は二度とない。
だからそれをいま話しても意味がないわけです。
一つだけ言うとすれば、アサヒビールがどん底の中でもう一度顧客目線に立ち返り、他社と差のなかった味というものに挑戦した。これが成功に結び付いたのだろうと。
ただ、それでは一分で話が終わってしまうから講演にならないわけです(笑)。
要するに、一度成功を果たすと、その成功体験に酔いしれて同じ夢を追いがちなんです。
---以上---------------------------------------------------
いくつもの成功体験を持っている方の言葉は重いですね。自分のやるべきことをキッチリとやることが運やツキを逃さないコツなのですね。
今日は、少々、フットセラピーや健康に関するお話から離れてしまったように思われるかもしれませんが、こうした心の持ちようも、人としての成長、幸せに必要な要素です。
バランスよく身につけることで、よりよい人生を歩むことができると思います。
ということで、本日は、この辺で。
NPO法人 日本フットセラピスト協会
理事長 本山 硯士
今日は、この「運」と「ツキ」について、致知の記事から抜粋してご紹介したいと思います。
「あなたは運がいい」とか「今日はツイている」という表現をすることがありますが、この「運」と「ツキ」の違いはお分かりですか。
私もよく理解していませんでした。
致知の記事に「クレディセゾン林野社長」と「サンリ西田会長」の対談で、西田会長が「運」と「ツキ」の違いを分かりやすく説明されています。
---以下、記事より抜粋-------------------------------------
西田:「ツキ」というのは、チャンスを掴む能力ではないかなと。思いがけないラッキーが訪れて、それを活かした時に「ツイていた」という言葉を使うと思います。
しかし、例えば一代で会社を起こし、成功された方などは「自分がここまでこられたのは、ツイていたからだ」とは言いませんよね。
「自分には運があったからだ」と言うと思うんです。
それはなぜか。
これは若い頃に人生の師から教わったことなのですが、「苦しみを克服した人にしか“運”はないんだ」と。
一代で大きなことを成し遂げた人は、自分の努力ではどうしようもない様々な逆境、ピンチを潜り抜けてきています。その時、初めて「運」というものを体感するのだと思うんです。
だから会社を急成長させた若い経営者の方などを見ていて、「この人はツイているかもしれないけれど、運はないかもしれない」と感じたりすることもあるんです。
---以上---------------------------------------------------
いかがですか、なるほど「運」と「ツキ」の違いが良く分かりました。
もう一つ「致知」の記事から紹介しましょう。
アサヒビール社長、会長を歴任され、NHKの会長を今年退任された福地茂雄氏が運やツキをつかむポイントをお話しされています。
---以下、記事より抜粋-------------------------------------
福地:運やツキについて思うところを少しお話しますと、NHKの中でも、あいつはよくスクープをとってくる、運がいいなとといった言葉が交わされます。
しかし、運とツキというものは、神様が誰に対しても公平に与えているものなのです。問題は、その運やツキを掴むか逃すかなのです。
自分の持ち場で、自分のやるべきことを、やるべき時に、キッチリとやっていたら運は逃げません。それをやらないから運やツキが逃げるんです。
先ほどの話に戻ると、成功すると運を否定して、すべて自分の実力だと思いがちだけれども、それは傲慢です。
成功している経営者は、運を逃さなかった。
運を逃さないために、自分のやるべきことをキッチリとやったのだと理解したら納得できると思います。
ここで付け加えておきたいのが、人は過去の成功体験に依存してしまいがちだということです。
私はスーパードライの爆発的ヒットに関わることができましたが、それから十数年経っても、「スパードライの成功物語を講演してください」というご依頼をいただくことがありましてね。
私は全部お断りしました。
つまり、当時の経済環境や消費者の嗜好の変化など、いろいろな条件が重なった中で、スーパードライという一つの狙いが当たったのであって、同じ環境は二度とない。
だからそれをいま話しても意味がないわけです。
一つだけ言うとすれば、アサヒビールがどん底の中でもう一度顧客目線に立ち返り、他社と差のなかった味というものに挑戦した。これが成功に結び付いたのだろうと。
ただ、それでは一分で話が終わってしまうから講演にならないわけです(笑)。
要するに、一度成功を果たすと、その成功体験に酔いしれて同じ夢を追いがちなんです。
---以上---------------------------------------------------
いくつもの成功体験を持っている方の言葉は重いですね。自分のやるべきことをキッチリとやることが運やツキを逃さないコツなのですね。
今日は、少々、フットセラピーや健康に関するお話から離れてしまったように思われるかもしれませんが、こうした心の持ちようも、人としての成長、幸せに必要な要素です。
バランスよく身につけることで、よりよい人生を歩むことができると思います。
ということで、本日は、この辺で。
NPO法人 日本フットセラピスト協会
理事長 本山 硯士