近年、当地域でも猪や鹿による鳥獣害が深刻化している。
県営新城総合公園の芝生広場もこんな被害に。
まるで前夜に、猪のライブでも開催されたかのようなありさまだ。
そのため農家さん達は、自らの田畑を守るために、フェンスをぐるりと張り巡らして防御している。
ただ、防御するだけでは頭数は減らないため、猪たちが食料を求め、より里に近づいてくることが心配される。
ドイツなら森林官など林業関係者達が、狩猟によって頭数制限をするのだが、日本では銃の免許を取得することが難しい。
※ドイツの山の中で必ず見かける狩猟小屋。
ドイツでは大学の林学部のカリキュラムに、必ず「狩猟」が含まれており、林業と狩猟はセットで考えられてる。
そこで日本では、集落の方たちが協力し合って、檻や罠で捕まえることとなる。
そして、ただ捕まえるだけでは楽しくないので、その獲れた猪肉や鹿肉でなんかできないかと考えるのは自然の流れだ。
当社の相談役の集落では、それらを使ってソーセージやミンチを作っており、時折、そのおすそ分けをいただく。
今回いただいたのは、鹿肉のミンチ。
早速それを使ってミートソースをつくってみた。
もちろん私ではなく、妻がだが……
これが結構イケた。
赤ワインで煮込むため臭みもなく、鹿肉のしっかりとした食感も楽しめる。
昨今、ジビエ料理がブームとなりつつあるが、ソーセージにするよりも、ミンチの方が料理には使えそうな感じだ。
まだ少し鹿肉が残っているので、次は焼きカレーをつくってみるつもり。
もちろん私ではなく、妻がだが……