平成30年度が始まりました。
約半年にわたりブログがとまっておりましたが、
新たな年度の始まりを機会に、ブログを再開したいと思います。
今年は桜が例年よりも早く開花し、新城の名所「桜渕公園」も連日多くの人で賑わっている。
また、SNSでは桜渕公園のシンボルである、この橋の写った画像が数多く投稿されている。
この橋、「笠岩橋」は、昭和47年に当社で施工させていただいたものだ。
当時は、光で距離を測る光波測距機もなければ、PCはおろか電卓すらない時代。
現場監督は、ピアノ線とソロバンで距離と高さを計算し、この橋を架けた。
昨今、建設業界では、ドローンや無人重機を用いた「ICT施工」や「AI」の活用など、
技術革新が急速に進んでいるが、しかしそれらはあくまで道具のひとつ。
現場監督の技術力とは「正確な位置に正確にものを創る」ことであり、
それは今も昔も変わらない。
平成30年度、新たに3名の現場監督が加わった。
46年前にこの橋を架けた田村組の技術力を、これから彼らが継承してくれることを期待したい。