本日、第7回地方自治体議員「男女共同参画サミットinながの」に参加。テーマは、「安心して子育てと仕事ができる社会を目指して」。
基調講演は、前少子化・男女共同参画担当大臣の猪口邦子衆議院議員。猪口さんは、長らく国際政治学者として、上智大学で教授をされていたが、内閣府「男女共同参画会議」のメンバーとしてもご活躍であった。そのため、昨年、郵政民営化が問われた総選挙において初当選直後、少子化・男女共同参画担当大臣として大抜擢されたのであろう。本日の基調講演からも、猪口さんの少子化対策に対する並々ならぬ決意が感じられた。
猪口さんは、研究者のご出身ということもあり、客観的なデータから、大変論理的に持論を展開された。その中で大変興味深かったのは、「少子化対策と男女共同参画の推進はセットで考えるべき」という点を強調されていたこと。女性有業率と出生数は、比例の関係にあるという。にもかかわらず、子どもができると7割の女性が仕事を辞めてしまっているそうだ。まさに、少子化対策として、本日のテーマの「安心して子育てと仕事ができる社会」の1日も早い確立が重要となる。
また、そのための具体的課題として、①男性配偶者の育児・家事時間増(※先進国の中では圧倒的に少ないらしい)、②長時間労働の是正等、大変示唆に富む基調講演であった。
本日の内容を参考にして、“安心して子育てと仕事ができる群馬”を目指して取り組んで行きたい。