(第三弾の記事「転職しました その3」はこちら)
今回が初めての転職となり、少しでも気になる求人にはアプローチすればよかったことなど、反省点や改善点がいくつかありました。第四弾は、反省点に基づく転職活動のポイントについて紹介いたします。
1.会社説明会
選考要素を含まない「会社説明会」や「カジュアル面談」の機会を設けている企業もあります。勤務条件や業務内容は、求人票や企業ホームページからある程度把握することができますが、より詳細に確認したい場合は、このような機会を活用するとよいです。企業担当者の人物像や社内の雰囲気も事前に知ることができるため、これらの印象を鑑みた上で求人に応募することができます。企業の実情をより把握してから求人に応募することにより、内定を得て入社することとなった場合に、ミスマッチな採用になる可能性を低めることができます。
2.求人の応募について
応募するかどうか迷っている気になる求人があるときは、その求人にも応募する方がよいと思います。求人企業が、前述した会社説明会やカジュアル面談の機会を設けていないために、その企業の実情をあまり把握できない場合があります。採用面接にて面接官から説明を聞くことができた場合に、当初の予想よりも業務内容に魅力に思うことがあります。逆に、業務内容に魅力に思わないこともあります。
求職者が内定を得ると、基本的にその企業から内定通知書が送付され、月給などの勤務条件もそれに提示されています。求職者には、内定を承諾するか辞退するかの選択権があるため、提示された勤務条件を鑑みてどちらにするのかを決定することができます。指定された期限までに、その企業に内定承諾(承諾または辞退)を返答する必要があります。複数の求人に応募して、そのうちのいくつかから内定を得た場合は、それぞれの勤務条件を吟味して、より自身の希望に近いものを選ぶことができます。
また、本命ではない求人の面接を受けることにより、それが本命の求人の面接練習にもなります。本命の求人の採用面接を受ける前に、本命ではない求人から内定を得たときに、内定を承諾するかどうかは悩ましいですが、気になる企業と繋がることにより、その企業の実情を知ることができるメリットは大きいと思います。企業次第ですが、内定承諾の返答期限を最大1週間程度延期するように交渉することも可能です。
3.面接の準備について
マイナビ転職のサイトには、面接でよくある質問が掲載されています。求人の業種により問われやすい質問の傾向に相違があると思われますが、問われることが多い主な質問としては以下のものがあります。
- 自己紹介
- 転職理由
- 志望動機
- これまでの仕事の業務内容(履歴書や職務経歴書の内容に沿った質問,日常業務,リーダー経験,若手の育成)
- これまでの仕事で頑張ったこと
- これまでの仕事で上手くいかなかったこと、どのように乗り越えたか
- 得意な作業,苦手な作業
- 長所,短所
- 求職者を採用することによる、求人企業側のメリットについて
- 年下の上司には抵抗がないか
- 求人企業には○○の業務があり大変かもしれないが、問題ないか
- リモート勤務の経験について(リモートで勤務する求人の場合)
- 転職を期に叶えたいこと(5年後や10年後はどのようになりたいのか)
- 現在の年収,希望年収
- 他の求人の応募状況
- 入社可能時期
- 企業への逆質問 など
- 履歴書の書き方(字が汚くなっていないか など)
- 身だしなみ
- ビジネスマナー(挨拶など)
- 面接時の話し方(声が小さくなっていないか など)
- 求人企業の事業内容をできる限りの範囲で把握しているか
- スキルが合わない
- 会社の社風や方向性が合わない
- 熱意が感じられない(求職者にとって、この求人の仕事は、心から取り組んでみたいものとは相違がある。) など