先月、近所の道路に自転車レーンができた。
片側1車線の10m幅員の車道のうち、
両側1.5mが自転車専用レーンとなった。
総延長1.2km。
写真のように、青いマーキングされている。
3月末から始まったこの自転車レーン、
いつ通っても、路上駐車がたくさんあって、
自転車通行空間が確保されているとは思いがたい。
路上駐車を取り締まりをやっている様子もなく、
意味ないじゃん、と思っていた。
色々調べてみると、事業主体は区ではなく、
国交省のようだ。
都内の国道では初の試みとのこと。
国交省のお知らせによると、
"現状の広い路肩に自転車専用通行帯の
交通規制を実施し、着色することにより、
自転車の通行空間の明確化を図る"
とある。
そして、そのあとには、
"自転車レーン整備後も、現状と変わらず
車輌の停車は可能です
(但し、現状と同様に駐車禁止区域となります)"
と続く。
なるほど。。。
今回の自転車レーンは、
"自転車が通行しやすくする"
というよりは、
"歩道の幅員が狭くて危ないから、
自転車は車道を走るようにして、
歩行者の安全を確保する"
ことが、主眼にあるようだ。
自転車が、路上駐車をいちいちよけて通ると、
危ないような気がするけど、実際、
車の交通量は大したことないので、
確かに、路上駐車を排除する必要はないかも。
"自転車レーン"というと、
"自転車の利用促進"や、
"自転車の走行環境の向上"、
ということをイメージしがちだけど、
"自転車を歩道から排除することで、
歩行環境を向上する"
という目的もあるんだな。
今回の対象道路は、国道でありながらも、
交通量が比較的少ない道路。
利用者側の反対もそれほどなかっただろうから、
第一号としては選ばれたのかな。
最近、区内でも、自転車と歩行者の
接触事故が増えていると聞く。
実際、事故が多いのは、もっと
交通量が多い道路だろう。
車の交通量が多い道路では、自転車が
路上駐車車両をよけながら、車道を走ると、
今度は、自転車と車の接触が多くなる
危険性がある。
でも、朝のラッシュ時間に、バス専用レーンが
設置されている道路ならば、路上駐車・停車が
もともと禁止なのだから、時間指定付きで、
自転車レーンが導入できる。
そうやって、少しづつ自転車レーンが増えていけば、
幹線道路への導入にも道が開けるのではないか。
道路空間の再配分。
歩行者、二輪車、そして、公共交通利用者に
優しい道路空間を確保していくためには、
抜本的な政策の導入が必要なのだと思う。
普段、仕事で、色んな都市の事例を
調べる機会が多いのだけど、
こうやって、自分の住む町に置き換えて
考えてみると、具体的に考えることができる。
と同時に、利用者側の立場に立って、
その実施の難しさも感じることができるんだ。
ちょっといい勉強になった。
ちなみに、写真は雨の日に撮ったので、
朝の8時ごろなのに自転車が通っていませんでした。
片側1車線の10m幅員の車道のうち、
両側1.5mが自転車専用レーンとなった。
総延長1.2km。
写真のように、青いマーキングされている。
3月末から始まったこの自転車レーン、
いつ通っても、路上駐車がたくさんあって、
自転車通行空間が確保されているとは思いがたい。
路上駐車を取り締まりをやっている様子もなく、
意味ないじゃん、と思っていた。
色々調べてみると、事業主体は区ではなく、
国交省のようだ。
都内の国道では初の試みとのこと。
国交省のお知らせによると、
"現状の広い路肩に自転車専用通行帯の
交通規制を実施し、着色することにより、
自転車の通行空間の明確化を図る"
とある。
そして、そのあとには、
"自転車レーン整備後も、現状と変わらず
車輌の停車は可能です
(但し、現状と同様に駐車禁止区域となります)"
と続く。
なるほど。。。
今回の自転車レーンは、
"自転車が通行しやすくする"
というよりは、
"歩道の幅員が狭くて危ないから、
自転車は車道を走るようにして、
歩行者の安全を確保する"
ことが、主眼にあるようだ。
自転車が、路上駐車をいちいちよけて通ると、
危ないような気がするけど、実際、
車の交通量は大したことないので、
確かに、路上駐車を排除する必要はないかも。
"自転車レーン"というと、
"自転車の利用促進"や、
"自転車の走行環境の向上"、
ということをイメージしがちだけど、
"自転車を歩道から排除することで、
歩行環境を向上する"
という目的もあるんだな。
今回の対象道路は、国道でありながらも、
交通量が比較的少ない道路。
利用者側の反対もそれほどなかっただろうから、
第一号としては選ばれたのかな。
最近、区内でも、自転車と歩行者の
接触事故が増えていると聞く。
実際、事故が多いのは、もっと
交通量が多い道路だろう。
車の交通量が多い道路では、自転車が
路上駐車車両をよけながら、車道を走ると、
今度は、自転車と車の接触が多くなる
危険性がある。
でも、朝のラッシュ時間に、バス専用レーンが
設置されている道路ならば、路上駐車・停車が
もともと禁止なのだから、時間指定付きで、
自転車レーンが導入できる。
そうやって、少しづつ自転車レーンが増えていけば、
幹線道路への導入にも道が開けるのではないか。
道路空間の再配分。
歩行者、二輪車、そして、公共交通利用者に
優しい道路空間を確保していくためには、
抜本的な政策の導入が必要なのだと思う。
普段、仕事で、色んな都市の事例を
調べる機会が多いのだけど、
こうやって、自分の住む町に置き換えて
考えてみると、具体的に考えることができる。
と同時に、利用者側の立場に立って、
その実施の難しさも感じることができるんだ。
ちょっといい勉強になった。
ちなみに、写真は雨の日に撮ったので、
朝の8時ごろなのに自転車が通っていませんでした。
あたりです。
この写真、雨の日のものだから、
ちゃんと晴れた日に撮って送りますね。