ぼくは行かない どこへも
ボヘミアンのようには…
気仙沼在住の千田基嗣の詩とエッセイ、読書の記録を随時掲載します。

戴冠式   

2020-09-29 15:45:41 | 月刊ココア共和国 投稿詩
太陽の
王冠を外して
仮面舞踏会のマスクを脱ぎ捨てて
真実を撒き散らし
生身の人間として中央に屹立つ
言葉には依らず
一度咳払いをして
意図の存在を知らしめ
影響はその都度3メートル四方に及び
ステップを踏みジャンプを跳ぶたびに
移動し進行し
痕跡を残し
影響を拡げ
流行を支配する

しかし
マスクの下には白塗りの顔真っ赤なまん丸い華
笑われて笑われて笑われて
素顔はどこにもない
涙が一粒描かれて
流れない涙乾いた涙乾涸びた涙固定された涙
カンカン照りの乾涸びた皮膚の裏側の湿り気

太陽のコロナを戴冠し
仮面を装着けて
ステップを踏み跳躍を跳び
乾いた涙を流す

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