ぼくは行かない どこへも
ボヘミアンのようには…
気仙沼在住の千田基嗣の詩とエッセイ、読書の記録を随時掲載します。

若葉 霧笛第126号から

2018-08-04 10:25:06 | 2015年4月以降の詩
  若葉色の若葉 針葉樹の暗い緑のなかに ようやく一~二本だけ   ソメイヨシノは 花の時季が過ぎ ほんのりとさくら色を残しながら 葉桜に移りかわる   その他の桜はそれぞれ さくら色の花 濃い色の花 うす色の花   庭の黄色い水仙のそばに チューリップが 似た色合いの黄色い花を咲かせ そこらには タンポポが とげとげ . . . 本文を読む

星 霧笛第126号から

2018-08-04 10:21:19 | 2015年4月以降の詩
流れていく 星が 蒼昏い天空の中枢を 一筋の光明として 月のない漆黒の天蓋の下   きらきらと瞬く恒星と 燃え尽きるまで燃え続ける流星 ひとのいのちを中点において ほとんど永遠のそのさきまでながらえるものと あまりにもはかなく数秒で消え去るものの対比   いずれにしろ 太陽の下 ほとんど白い青天の 明晰判明な知に曝された隠れ場のない世界とは対極の . . . 本文を読む

霧笛第126号〈編集後記〉

2018-08-04 10:07:31 | 霧笛編集後記
◆6月9日、内輪の朗読会を行った。前回同様古町のシ―キャンドル・コーヒーにて。前回の昨年7月22日は、私は参加できなかったが、一昨年から同じ会場で行っている。タイミングの問題もあってか、編集後記では触れずじまいであった。一般の来客は求めない、あくまで内輪の会ではある。鈴木東吉、藤村洋介、西城健一、千田、小野寺正典、小野寺せつえの6名参加。東吉先生は、男女共同参画宣言や、市の花鳥木魚の名前に自ら作曲 . . . 本文を読む