ぼくは行かない どこへも
ボヘミアンのようには…
気仙沼在住の千田基嗣の詩とエッセイ、読書の記録を随時掲載します。

いとうせいこう 佐々木中 BACK 2 BACK 河出書房新社

2014-07-04 23:49:58 | エッセイ
 いとうせいこうと佐々木中の本を読むなどということは、何か、まっとうなことではない、というふうにも思える。ふつうのひとは、まず手に取らない、みたいな。伊達や酔狂のたぐいだ。  いや、いとうせいこうについては、言い過ぎか。  いや、伊達や酔狂であることに違いはない。  ただ、ひとに伝わりやすいかどうか、この点では、ふたりに明確な違いがある。いとうせいこうは、分かりやすい。登場人物や会話が明確だ . . . 本文を読む