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精神科における抗パーキンソン薬の使い方がおかしい

2010年05月14日 | 看護論的経営論


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抗パーキンソン薬の使い方というと、従来、定型抗精神病薬に対して錐体外路症状があった患者に対して使用していたが(こういう処方も今では避けたいところ)、最近はどうもおかしな処方が目につく(医療相談の中からの感想)。


抗パーキンソン薬は、パーキンソン病の人に使うにしても副作用が少なくないため慎重に増減・変更をするものだが、精神科領域では未だに軽く扱われてるように思う。


向精神薬により生じてしまった錐体外路症状を軽減させたいのはわかるが、それはあくまでも一時的な使用にとどめることを目標としなければならない。



どうも最近は、特異な考え方が目立つようで、
例えばエビリファイ

16㎎で錐体外路症状がでた(多くはないが)場合、
対応策として、ますますエビリファイを増量するといったケースが流行っているように思う。そこに更に抗パ剤をあてがって、処方完成といったところだろうか。


エビリファイは、パーシャルアゴニストであることはよくわかるが、理論通りにならない事が多いのがこれら向精神薬である。

だから、エビリファイを16mgで錐体外路症状が出たならば、まずは少し減量し、患者の幻覚・妄想の変化を慎重にみて、さらに錐体外路症状も見る。これが筋だろう。次にようやく、エビリファイを増量という選択肢もあり得るかもしれないが、そのうえでも、12㎎や16㎎と比べて30㎎の処方で幻覚・妄想が変わらないとするなら、少量でとどめておくべきだ。

そこに、抗パ剤をそえても抗精神病薬の邪魔をするだけで(あ、あと診療報酬か)患者にはなんら利益をうまない。


このような発想で抗パ剤がいつも選択肢にある以上、まともな治療とは言えないだろう。


抗パ剤は、長期使用で幻覚などを出現させ、興奮・混乱などを招きやすい。そして、精神症状に悪影響を与えるだけでなく、抗コリン作用を強くもつものもあることから様々な身体症状を出現させやすくなる。結果、内科的な薬も多剤処方となり、実はこれが精神症状を悪化させる副作用をもつものであったりして、さらに抗精神病薬等が追加になり・・・と、気がつけば、パフパフと粉に粒が入り混じり飴食い競争のような処方ができあがる。


これでは、患者は良くなるわけもなく、むしろ悪化の一途を辿るしかない。



抗パ剤を使用しなければならないような処方になれば、減薬かスイッチングを試みるべきが基本である。その際、気分安定薬や抗不安薬を上手に使えば大抵の問題はクリアできる。


ちなみに、患者独断で抗パーキンソン薬の調整(他の薬も)を行うことは、悪性症候群など出現のリスクが高いため絶対にやってはならないことをここで付け加えておく。



















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