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卑劣! 卑怯極まりない言論封殺!

2015-10-03 20:56:46 | 戦争法案
もう数日前のことだが、SEALDsの奥田愛基氏に、彼の大学を通じて彼自身と家族に対する殺害予告の書面が届いていたことが明らかになった。


奥田愛基氏

その文面は公表されてはいないが、こうした脅迫は実に卑劣極まりない。


「SEALDsの奥田さんに殺害予告届く 大学に書面」(朝日新聞 9月28日)

>安全保障関連法案への反対運動をしてきた学生団体「SEALDs(シールズ)」の中心メンバー、奥田愛基さん(23)が28日、自身と家族に対する殺害予告の書面が届いていたことをツイッターで明らかにした。奥田さんは、神奈川県警港北署に被害届を提出したという。

>奥田さんによると、「奥田愛基とその家族を殺害する」という趣旨の手書きの書面1枚が入った封書が24日、奥田さんが在籍する明治学院大に届いたという。同大広報課は「調査中」とし、詳細を明らかにしていない。



この「殺害予告」は、当初「明治大学」宛に送られ、その後「明治学院大学」に転送されたものだという。「明治大学」と奥田愛基氏が在籍する「明治学院大学」は全く別の大学である。


ついては、「まさにその通り!」という内容で日刊ゲンダイが記事を上げている。

「SEALDs奥田さんに“殺害予告” 今こそ問われる警察の存在意義」(日刊ゲンダイ 9月30日)

>これは民主主義に対する挑戦じゃないか。安保法案の反対運動を展開してきた学生団体「SEALDs(シールズ)」の奥田愛基さん(23)が28日、自身と家族に対する殺害予告が届いたことを明らかにした。

<学校の方に、僕と家族に対する殺害予告が来ました。なんか、僕だけならまだしも、なんで家族に対してもそうなるのか…。何か意見を言うだけで、殺されたりするのは嫌なので、一応身の回りに用心して、学校行ったりしてます。被害届等、適切に対応してます>

>ツイッターにこう書き込んだ奥田さんは、呆れた様子で日刊ゲンダイにこう言った。

>「安保法案に反対運動しているだけで『殺害予告を出す』という空気感が残念です。法案に賛成、反対以前の問題です。学生が活動することが、生意気で許さないという雰囲気が許せません。屈せず、思いを伝えたいと思っています」

■メンツをかけて予告犯を逮捕すべき

>憲法で保障されたデモ活動をしただけで「殺害予告」が届くなんて、どこかの将軍様の国家顔負けだ。それなのに安倍政権を礼賛するネット右翼の仲間たちは大ハシャギ。

><表だって政治活動をするなら、それくらいの覚悟があって当たり前だろ><そこまで想定して覚悟できてないんなら、デモもテレビ露出もするな>なんて書き込んでいる。安倍政権と同様、憲法も民主主義も理解していない者たちばかりだ。歴史をマトモに勉強せず、一日中、家に閉じこもってネットの中で、「中韓が悪い」「アベサイコー」とか言い続けているから、こういう思考になるのだ。

>ネトウヨの書き込みは論外として、こういう時こそ警察の出番だろう。国会前の安保反対デモに装甲車を出して過剰警備し、参加者を軽微な罪でパクってダラダラと勾留し続けたり、駅の便所のドアに「安倍はA級戦犯」と落書きした犯人捜しに躍起になったりしている場合じゃない。それこそ警察のメンツをかけて、都道府県警の全捜査員を総動員してでも殺害予告犯を逮捕するべきだ。



奥田愛基氏は、活動するに当たり、予めある程度のバッシングを想定し、その覚悟の上で実際に誹謗中傷を浴びながら実名において行動している。例えば匿名ブログで単に“遠吠え”をしているだけの私のようなヘタレとはワケが違うのだ。
こうした彼の勇気を讃え、ただただ頭が下がるばかりだが、一方、政府が「国民を守る」と言っている限りにおいてこの場合、徹底的に捜査して警察は犯人を挙げるべきである。そしてどうか、奥田氏はこのような弾圧には決して屈しないで欲しいと願う。


また、愛基氏のみならず何故彼の家族までもがターゲットにされたのか、その点で「リテラ」が記事を上げている。

「卑劣! SEALDs奥田愛基氏への殺害予告、家族にも! テロを煽ったのは「週刊新潮」の父親バッシングか」(リテラ 9月29日)

>しかし、なぜ奥田氏の家族までもが狙われたのだろうか。たしかにこの間、ネット右翼や右派メディアはSEALDsバッシングに熱を上げていたが、じつは、ここのところ奥田氏の父親を叩く動きが表面化していた。奥田氏の父親は、ホームレス支援や貧困者支援を行なっているキリスト教の牧師で、2009年にはNHK『プロフェッショナル 仕事の流儀』に出演経験もある人物だ。ネット右翼はもちろん、最近、「週刊新潮」(新潮社)10月1日号が、こんな見出しをうって奥田氏の父親のバッシング報道を行なっていたのである。

>〈「SEALDs」奥田君の父は「ホームレス支援」の反天皇主義者〉

>「週刊新潮」は、奥田氏の父親が小泉純一郎首相(当時)による靖国神社参拝に反対していたことなどに触れ、「反天皇主義者なのである」と一方的に断定。さらにホームレス支援に関しても、「近所で迷惑だと思っている人は少なくありません」などという「実家近くの住民」なる人物の証言を恣意的に選択・掲載し、記事の最後では「親の背中を見て子は育つ」とまとめた。

>実際、「週刊新潮」には、これまでも右翼による襲撃を煽る記事を乱発してきた歴史がある。

>今回の奥田氏とその家族への「殺害予告」もまた、こうしたネガキャン報道の延長上にあるとみて間違いない。だが、連中はなんの痛痒も感じず、反省もしないだろう。それはネット右翼も同じだ。



また更に「リテラ」は奥田愛基氏の父親、奥田知志氏のインタビュー記事を書いている。

「殺害予告を受けたSEALDs奥田愛基氏の父親が語った!「僕は黙らない」「親の影響だと語るのは愛基に失礼だ」」(リテラ 9月30日)
以下抜粋。

>「黙ってはいかん。殺されてもいけないけど、でも、黙らない」

>奥田知志さんは、怯むことなく、きっぱりと、そして明るく言い切った。

>ハッキリ言って怖いですよ。殺すって言われると。
>息子は、一層つらいと思いますよ。自分だけではなく、「家族も」ということを言われている。彼にとって、いちばんイヤなことだと思います。電話したときも、第一声は『申し訳ない』でした。おとといも会って話しましたけど。

>でも、「怖い」の中身は何かというと、もちろん「殺す」ということの怖さがあります。でも、もうひとつ別の怖さもあります。
>送られてきた殺害予告の手紙には、なぜ殺されるのか何も書いてないんですよ。言葉がない。なんのために我々が殺されなければならないのか、という理由がないんです。つまり、問答無用ってことでしょ。そこには、一切の対話や言葉を介さないという。
>手紙っていうのは言葉のやり取りなんだから、ふつうはもうちょっと書くでしょ。これこれこういう「理由」でと。例えば安保法制に反対しているから、というなら、理解できるし、対話もできる。しかし、それがまったくないのが、すごく怖い。

>この怖さは、憲法がないがしろにされている今の状況を象徴していると思います。
>つまり、言葉がない。議論がない。反対意見は封殺される。

>大学から殺害予告がFAXで送られてきたとき、その理由は書かれていませんでした。僕が深読みしすぎなのかもしれないけど。ああこれが「特定秘密保護法」の時代なのかとも思いました。
>なぜ戦争をするのか? なぜ自分は戦争に行かなければいけないのか? そんな肝心なことが「特定秘密」だと言われて教えてもらえない。言葉がない時代になっていく。理由を問うてはいけない時代。ハイとしか言ってはいけない時代――。
>あの手紙は、そういう時代を先取りしています。
>だから、黙っちゃいけない。



そして昨日の記事。

「奥田さん脅迫「許されない」=学者の会が抗議声明」(時事通信 10月2日)

>安全保障関連法に反対する学生団体「SEALDs(シールズ)」中心メンバーの奥田愛基さんの殺害を予告する脅迫文書が在籍する大学に送付されたことを受け、「安全保障関連法に反対する学者の会」の佐藤学学習院大教授らが2日、「脅迫と暴力は断じて許されない」とする抗議声明を発表した。
 
>声明は「言論・表現の自由を脅迫と暴力で封じ込めようとすることは、民主主義社会に対する重大な挑戦で断じて許されない」としている。同会には、9月28日時点で1万4268人の学者らが賛意を表明している。



これが単なる「腹いせ」や「嫌がらせ」なのかどうか、今のところ犯人像も動機も不明だ。こうした“暴力”はただ「悪質」ということだけで片付けられる問題でもない。


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