王様の耳はロバの耳

たったひとりの叫びでも、そのうち風にのって広がれば・・・

広告

※このエリアは、60日間投稿が無い場合に表示されます。記事を投稿すると、表示されなくなります。

社会派アイドルと呼ばないで!

2015-07-29 15:07:16 | 政治
※動画数の影響でTOPページからのエントリーが重くなっています。ご了承ください。



「社会派アイドル」。そう言った途端、何だか薄っぺらい響きに聞こえる。

「アイドルが安保法案批判 「制服向上委員会」特派員協会で」(共同通信 7月28日)

>原発再稼働反対など政治的なメッセージを発信することで知られる少女アイドルグループ「制服向上委員会」が28日、東京都内の日本外国特派員協会で会見した。メンバーの斎藤優里彩さん(18)は、安全保障関連法案をめぐり「他人のけんかに首を突っ込むことを美しいと思っている人が、政治を動かしている」と批判し「悪いことを悪いと言うのに大人も子どももアイドルも関係ない」と訴えた。

おそらく、1ヶ月前の6月23日、神奈川県大和市で行なわれたイヴェントで、「制服向上委員会」が自民党を批判する歌を唄ったことにより、大和市から後援を取り消された、というニュースで彼女らの存在をご存知の方も多いのではないかと思う。

さて、誰が仕掛け人かはわからないが、そのアイドルグループ「制服向上委員会」が日本外国特派員協会で記者会見を行なった。

出席したメンバーは5人。
記者団に挨拶した後、まずメンバー4人で『ダッ!ダッ!脱・原発の歌』を唄い、次いで元メンバーで「名誉会長」の橋本美香さんがギターを抱えてソロの弾き語りを披露した。
その後、各メンバーがそれぞれスピーチを行ない、記者の質問に答えた。

アイドルといえば普通、何をしても何を言っても、やらされている感、言わされている感が拭えない。
だが、「制服向上委員会」の彼女達は、少なくとも“コンセプト”を踏襲した上で、それぞれの自分の思いを自分の言葉で語っていた。

そもそも、「制服向上委員会」って何?
詳しくはこちら
「制服向上委員会」(Wikipedia)

「制服向上委員会オフィシャルサイト」

テレビには、出ない。アイドルフェスティバルにも、出ない。出るのは、所属会社主催のイベントか、もしくは反原発系や反安保法案などのイベントに限られている。
だが、むしろその特異性から、「3.11」以降は各方面での稼働率はかなり高いという。

「反安倍陣営がもてはやす「制服向上委員会」って結局なに?」(Asagei(朝日芸能) 7月28日)

>「アイドル業界ではもはや、制服向上委員会をアイドルとして捉えている人はいないでしょうね。むしろ、同じ“アイドル”という括りで語られるのは迷惑だと感じている人も少なくないはずです」(アイドル誌ライター)

>「結局、アイドルだと思って見るから異様に感じるだけで、似たような活動をしているバンドや劇団は珍しくありません。市民活動家が運営する“歌う女の子劇団”だと思えばシックリくるんじゃないでしょうか」(前出・アイドル誌ライター)


いわゆる「アイドル枠」に納まらない「アイドル」ということか。


そこでやはり気になるのは、このアイドルグループのプロデューサー。

つんく♂ではない、秋元康ではない、市民活動家?
それは、高橋廣行さんという方。「制服向上委員会」所属のアイドルジャパンレコード社長である。
この高橋廣行氏、そのプロフィールは
《不登校、中卒(高校2カ所退学)後、コルトレーンとディランに出会いグレイトフル・デッドに学びイベント・プロデューサーとなる。 数々のロック・コンサートや日本初のPA使用の音楽映画の配給・上映、ライブハウス DOORSの開設、ロック・アーカイブスのレーベルマネジメント他を手掛ける。》
知る人ぞ知る音楽・イヴェントプロデューサー。御歳63である。

一時は会社も閉じて店(ライブハウス)も売り払おうと考えていた時期もあったというが、社会に向けてのメッセージをアイドルに託して、という思い入れゆえに継続の決断をしたということらしい。

ま、ともかく、つべこべ言ってないで(笑)、記者会見の動画を。ご興味があればぜひどうぞ。

制服向上委員会(橋本美香、齋藤優里彩、齋藤乃愛、木梨夏菜、西野莉奈)


ご覧のように、メンバーは歯に衣着せず、ズバズバ発言しているところがまた痛快である。コアなファンはけっこう多いのではないだろうか。

「制服向上委員会が安保法案批判「平和の持続を」」(日刊スポーツ 7月28日)

>「他人のけんかに首を突っ込むことを美しいと思う人が、国を動かしている」斎藤優里彩(18)
>「日本政府は、原発を再稼働しようとしている。戦争法案も(衆院で)強行採決された。平和な日本を持続させるため、アクティブに行動したい」斎藤優里彩(18)
>「よく『子どものくせに』と批判を受けるが、何も言わないことは賛成意見と同じ。戦争経験のない私たちでも、意見は言える。積極的に意見を言っていきたい」斎藤乃愛(15)
>「日本のアイドルといえば、かわいい歌を歌って、皆にあこがれられる存在。でも、私たちはいろんなことを発信することの大切さを感じながら、アイドルをしている」橋本美香(35)


また、先に「安倍政権NO! 実行委員会」に、以下のメッセージを寄稿している。

作った当の本人、 吉國長官が「憲法9条で他国の防衛までをするということは、いくら読んでも読みきれない」と言っているにもかかわらず昭和47年政府見解に解釈変更の余地 があると言い出す安倍政権。異常なことを笑顔で発言する安倍さん、ある意味、尊敬致します。(笑)売られてもいない他人の喧嘩に、こちらから飛び込んでいく。これが安倍さんの考える「日本を取り戻す」ですか? これをできる国は「美しい国」ですか? 憲法9条があるから70年間戦争が無かった。これは他には変 えられない大切な事実。「日本を取り戻す」、この言葉、そっくりそのまま安倍さんにお返し致します。私達が民主主義とは何か、平和とは何かを考え安倍さん から「日本を取り戻す」。きっと安倍さんは歴史に名を残したいのだろうなぁと思います。平和をぶち壊した人として。もう他人事とは言っていられません。歴史に名を残すのは私達です。安倍政権の暴走を止めた素敵な国民だと!
制服向上委員会 齋藤優里彩(アイドルグループ)


上の動画では、4人で唄った『ダッ!ダッ!脱・原発の歌』が、マイク音源しか拾っておらず、なかなか滑稽な状態になっているので、その部分のみこちら。↓

「ダッ!ダッ!脱・原発の歌」(制服向上委員会)


既に動画中で語られているが、インターネット放送局「ニコニコ生放送」の公式中継では、楽曲の部分だけ音声がカットされ、「諸事情により、パフォーマンス中は音声を切っております」とのテロップが表示されていた。

「制服向上委員会の脱原発ソング、ニコニコ生放送は音声流さず」(ハフィントンポスト 7月28日)

>メッセージ性の強い歌詞のため「自主規制か?」との観測も流れたが、ニコニコ生放送の中継担当者は「今回の会見で、歌を披露するという情報が入ったのが直前だった。そのため、生放送で音声を流すことが著作権的にOKかどうかの確認ができなかった」と説明している。

アイドルのイメージは大概中身のない操り人形だが、「制服向上委員会」の彼女等は自ら考えて行動する「アーティスト」に近いのかもしれない。
確かに頼もしく、たくましく、彼女達を単に「社会派アイドル」と呼ぶのもまた相応しくない、一味も二味も違う唯一無二の「制服向上委員会」というところだろうか。ここに来て、更に彼女達の活躍の場は広がりそうだ。

なお、ちなみに、名誉会長の橋本美香さんは高橋廣行社長の奥さんである。2013年12月に結婚の発表をし、既にお子さんも儲けている。

 * * * * *

さて、参議院で実質審議が始まった「戦争法案」であるが、おバカな自民党はのっけからグダグダである。
礒崎陽輔首相補佐官が「法的安定性は関係ない」と言い物議を醸し、とうとう「中国」は名指しだ。彼らは自らの墓穴を掘り、どんどん“本音”が暴露されていく。

そんな自民党のPR動画、今話題の「あかりちゃん」“ご本家”第二弾、『教えて!ヒゲの隊長 Part2』がYouTubeにUPされた。こちらも相変わらずグダグダ。ww

教えて!ヒゲの隊長 Part2(2015.07.28)


私は今から『ヒゲの隊長に教えてあげてみた! Part2』が楽しみであるけれど(笑)。
UP主の「Akari chan」さん、プレッシャーすごいだろうな~。ww
でも、みんなの期待に応えて、頑張ってくれることだろう。(←無責任、笑)


※記事内でリンクしたサイト、貼り付けた動画は時間経過と共に削除、更新される場合があります。ご了承ください。

コメント (1)   この記事についてブログを書く
« 安保法案:反対運動の落とし穴 | トップ | 東京五輪:今度はエンブレム »

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Unknown)
2015-07-29 19:00:08
憲法9条があるから70年間戦争がなかったという事実誤認。憲法9条という戦争を起こそうと言う相手国を利する条文にもかかわらず、日米安保とそれに伴う在日米軍の存在、米軍の核戦力、日本の自衛隊の存在によって、そして中国の軍事力の近代化の遅れによって、なんとか70年間は戦争がなかったのである。沖縄戦が大変だったのは、防衛の厚い台湾でなく薄い沖縄を当時の米軍が狙って攻めたためである。

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

政治」カテゴリの最新記事